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主婦が資格をとるきっかけは?

資格取得を考えている主婦

多くの主婦が資格をとるきっかけは、子育てが落ち着いて「社会復帰したい」「持て余した時間を有効に使いたい」と考えるようになることです。
子供の成長と共に自分の時間が少しずつ持てるようになりますが、子供が小さいうちは外で働くことができません。

そしてブランクが長いほど「ちゃんと働けるかな」「再就職先見つかるかな」という不安が大きくなるもの。
一方で、仕事は考えていなくても「空いた時間を何もしないでただ過ごすのはもったいない」と思う主婦もいます。

このような状況になると、主婦は「貴重な時間を無駄にしないためにも勉強をして資格をとりたい」と思う傾向にあるのです。

主婦が資格を選ぶ時はここに注意!

資格を選ぶ主婦

では、主婦が資格を選ぶ時にはどのようなことに気をつけたらいいのでしょうか?
以下の注意したいポイント6つをご紹介します。

  1. 資格取得を目標にしない
  2. 必要なお金を確認しておく
  3. 時間を考慮する
  4. モチベーションを保つ工夫をする
  5. 「資格があれば仕事ができる」と考えるのはNG!
  6. 意味のある自己投資にする

ポイント①:資格取得を目標にしない

主婦が資格を選ぶ時に注意したいのは、資格取得を目標にしないことです。
自動車の運転免許を取る目的は車を運転することであるように、資格というのはただ持っているだけでは意味がありません。

忙しい主婦にとって本当に貴重な時間とお金を使って取得したものの、資格を活かす場がなければ「何のために頑張ったんだろう」と後悔することもあります。
最初に目標を決め、その目標を達成するための手段として資格取得を目指すようにしましょう。

ポイント②:必要なお金を確認しておく

資格の種類や勉強方法によっては、教材・スクール・受験料などと取得するまでに多くのお金が必要になります。
家計を管理する主婦としてはトータルでどのくらいかかるのか、またその費用はどこから捻出するのか前もって確認しておきたいところです。

ポイント③:時間を考慮する

主婦が資格を選ぶ時には、取得するまでにどのくらいの時間がかかるのかも考慮する必要があります。
通信講座やスクールなら効率よく計画的に進められそうですが、独学の場合は余計に時間がかかることもあるでしょう。

お金をかけて短期間で取りたいのか、それともお金をかけずに長期間で取るのか、両方の面から資格を決めると安心です。

ポイント④:モチベーションを保つ工夫をする

主婦には子育て・家事という大きな仕事がありますし、既にパートなどで働いている人もいるでしょう。
その中で慣れない勉強に取り組むわけですから、「やるぞ!」と決意しても途中でやる気がなくなったり集中力が切れたりすることもあります。

そこで大切になるのがモチベーションの維持
いくつか気になる資格をピックアップしたら、「これなら最後まで頑張れそう」と思えるものを選びましょう。

そして勉強ノートの表紙の裏に「合格してこんな自分になる」という目標を書いておきます。
勉強する度にその文字が目に入るので、不思議と「私ならできるはず」とやる気が出るのです。

ポイント⑤:「資格があれば仕事ができる」と考えるのはNG!

資格があるということは、その道の専門的な知識を理解していることの証であって、その仕事をこなすだけの能力があるという証明にはなりません。
そのため、資格を取ったらすぐに仕事につけるとは考えない方がいいでしょう。

仕事に活かしたい場合はその仕事に直接関わる資格を取得し、現場で実践しながら経験を積んでいくことになります。

ポイント⑥:意味のある自己投資にする

資格は自分がスキルアップして成長するための自己投資ですから、「大切な時間とお金を支払って良かった」と思えるようなメリットがあるものにしましょう。
収入が増える・生活に役立つ・人脈が広がるなど。

「自己投資をしてるんだ」と思えば、忙しい主婦でも資格勉強のモチベーションに繋がりそうです。

主婦が資格をとる前に知っておきたい種類

資格の種類を知りたい主婦

では、主婦が資格をとる前にはどのような種類があることを知っておいた方がいいのでしょうか?
以下の種類3つをご紹介します。

  1. 国家
  2. 民間
  3. 公的

種類①:国家

国家資格は国の法律に基づいて個人の能力や知識が判定されるため、「その職業につくことを許す」という証明になります。
合格率が低く取得するのは困難なものも多いですが、法律によって一定の社会的地位が保証されることになるので社会の中で高い信頼性を得ることができるのです。

種類②:民間

民間資格は、民間団体や企業などが独自の基準を設けて認定しています。
全般的に難易度は高くはありませんし、実にバラエティ豊かな種類が存在しています。

例えば国家資格と同じくらいの知名度・信用度を持つものや、資格がないとその業界では働けないもの。
また未経験の主婦が独学でチャレンジできるものも多数あります。

種類③:公的

公的資格は国家資格と民間資格の中間に位置付けられています。
具体的には民間団体や公益法人が主催し、文部科学省や経済産業省などの官庁・大臣が認定するもの。

国家資格のように能力が一定の水準を満たしていることを保証するので、知名度や信用度が高い資格も多く主婦の再就職では有利に働くでしょう。

主婦が資格をとるメリット

資格がとれて嬉しい主婦

では、主婦が資格をとるとどのような良い点があるのでしょうか?
以下のメリット5つをご紹介します。

  1. 社会復帰しやすくなる
  2. 自分に自信が持てる
  3. 普段の生活に活かすことができる
  4. 学ぶ喜びを味わえる
  5. 自立できる

メリット①:社会復帰しやすくなる

資格があれば働き口が広がり優先的に採用される可能性が上がりますから、主婦は社会復帰しやすくなるでしょう。
「私はどこでなら働けるのかな」という不安が「資格を活かしてここで働きたい」という意欲に変わり、社会に戻ることへの抵抗が小さくなるのです。

メリット②:自分に自信が持てる

特技や人に自慢できることがコレと言ってない主婦は「私には何の取り柄もない」と自己評価を低くしすぎるあまり、社会に戻りずらくなることがあります。
ところが資格を持つことで「私はこの分野なら他の人に勝てる」と自分に自信が持てるようになり、社会復帰の後押しになるのです。

メリット③:普段の生活に活かすことができる

衣食住や健康・お金など、一生の暮らしに関わるような資格を取得すると、自分や家族の日常生活に活かすことができます。
本来なら専門家に聞かなければわからないようなことも当然知っていますから、何か困ったことがあればすぐに対処したり賢い知恵で家族の生活に潤いを与えられる主婦になるのです。

メリット④:学ぶ喜びを味わえる

自分で目標を掲げ、それに向けて勉強をすると学生時代の「やりたくないけどやらなければいけない」という感覚とは違って「問題を解くのが楽しい」「知識がどんどん増えて嬉しい」と感じる主婦もいます。
もちろん誘惑に負けることもありますが、一生懸命勉強した末に資格を取得できた時の達成感は最高に気持ちがいいもの。

今まで勉強が嫌いだった主婦でも、大人になって初めて学ぶ喜びを味わえることがあるのです。

メリット⑤:自立できる

資格によっては自分で開業できるものもありますし、専門職の手当がついてそれなりに高い収入を得ることができるものもあります。
夫に頼らなくても生計を立てていけるようになれば人生が豊かになるでしょう。

また万が一夫が働けなくなったり夫と離婚したりといった場合でも、経済的な心配がないというのは主婦の大きな強みになるのです。

主婦が資格を取るための勉強法

資格の勉強をする主婦

では、主婦が資格を取るためにはどのように勉強したらいいのでしょうか?
以下の勉強法3つをご紹介します。

  1. 通信講座を受ける
  2. 独学で学ぶ
  3. スクールなどを利用する

勉強法①:通信講座を受ける

通信講座の費用は2万円~10万円程度、期間は6ヶ月程度が目安です。
主婦の日常生活は仕事・家事・子育てと忙しく、まとまった時間が取りにくいため通信講座なら自分のペースで効率的に進められるでしょう。

費用は安くはありませんが、覚えておきたいポイントやノウハウがわかりやすく解説されているテキストを使って自宅で勉強できるというのは、主婦にとって魅力的な方法と言えます。

勉強法②:独学で学ぶ

独学で学ぶ場合の費用は3千円~1万円程度、期間は6ヶ月~1年程度が目安です。
難易度の低いものであれば独学のみで取得できる場合もありますが、毎日忙しい主婦なら相当な意志の固さと自分への厳しさが求められるでしょう。

通信講座を受けながら独学でも学び、最短で確実に仕上げるという方法もあります。

勉強法③:スクールなどを利用する

資格取得スクール・養成施設・専門学校を利用する場合の費用は5万円~100万円以上、期間は3ヶ月~3年程度が目安です。
資格の種類や各施設によってかなりの幅がありますが、通学の場合は基本的に1年以上かかるため費用も高額になると考えた方がいいでしょう。

主婦が資格を取るための時間の作り方

資格取得のために勉強時間を作りたい主婦

では、主婦が資格を取るためにはどのように時間を作ったらいいのでしょうか?
以下の時間の作り方3つをご紹介します。

  1. ルールを決める
  2. 家事の時短テクを活用する
  3. わざと待ち時間を作る

時間の作り方①:ルールを決める

主婦が資格勉強のための時間を作るには、ルールを決めることが基本になります。
スクールに通わない限り時間の使い方は自由なのでいつ勉強してもいいですし、逆に怠けて一日が終わることもあるのです。

そこで、生活の中で日課になっていることに関連づけて時間を確保してみましょう。
例えば食器洗いが終わったら30分勉強するなど。

慣れると自然に勉強モードにスイッチが切り替わり、勉強することも日課の一つになるはずです。

時間の作り方②:家事の時短テクを活用する

家事には主婦に嬉しい時短テクが数多くありますから、自分に合ったものを見つけて活用すると浮いた時間を勉強に回すことができます。
また受験が終わるまでは、家族に協力してもらえないかお願いするのもいいでしょう。

時間の作り方③:わざと待ち時間を作る

主婦が資格勉強をするためには、わざと待ち時間を作るという方法もあります。
例えば電車の発車時刻よりも早めに駅に到着するなど。

また家事の合間など、たった5分の隙間時間だとしても過去問題なら1問解けますし、単語カードは10枚覚えられます。
1時間机に向かって勉強するよりも、このような隙間時間を積み重ねた方が結果的に記憶に残りやすいという主婦もいるのです。

主婦におすすめの資格34選

主婦におすすめの資格を調べる女性

では、主婦にはどのような資格がおすすめなのでしょうか?
以下の資格34個をご紹介します。

資格①:日商簿記3級

  • 種別:公的
  • 受験資格:なし
  • 難易度:中
  • 試験日程:2月・6月・11月(年3回)
  • 受験料:2,800円

日商簿記3級は経理の基礎を学ぶのにぴったりで、難易度もそれほど高くはないので資格初心者の主婦に向いているでしょう。
2019年度に一部改訂があり、出題の前提が個人商店から小規模の株式会社に改められています。

これによって検定試験は実際の企業活動や会計実務に適応できる、より実践に役立つ内容となりました。
経理事務を目指したい主婦は2級が必須ですが、まずは3級から始めるといいでしょう。

資格②:金融窓口サービス技能士3級

  • 種別:国家
  • 受験資格:金融機関に勤務している、又は勤務しようとしている人
  • 難易度:中
  • 試験日程:1月・5月・9月(年3回)
  • 受験料:学科(3,800円)、実技(4,000円)

金融窓口サービス技能士は金融サービスのスペシャリスト
金融機関における事務処理や金融商品の販売など、窓口業務に必要な知識と実践能力を審査します。

試験は金融商品コンサルティング業務と、預金窓口業務に関する内容のテラー業務に分かれていてどちらかを選択して受験します。
銀行・証券会社・生命保険の相談窓口などで活躍できるため、金融サービス業界で働きたい主婦は3級を取得しておくと面接でアピールできるでしょう。

資格③:医療事務検定

  • 種別:民間
  • 受験資格:なし
  • 難易度:低
  • 試験日程:毎月第4日曜日(年12回)
  • 受験料:7,000円

医療事務は、医療機関において医療費の計算をしたり保険者に診療報酬を請求したりするだけではなく、患者様に適切に応対できる接遇スキルも求められます。
受験生を落とすためではなく、内容が身についているかを問う試験なので教材の持ち込みOK。

合格率は9割近くと高いですし、医療事務は時間に融通が利きやすく長く働けるので主婦に人気の高い仕事です。

資格④:医療事務管理士(歯科)

歯科助手の資格をとった主婦が働く歯医者

  • 種別:民間
  • 受験資格:なし
  • 難易度:低
  • 試験日程:奇数月の第4土曜日(年6回)
  • 受験料:6,700円

医療事務管理士は医療保険制度や診療報酬の仕組みを理解して正確に診療報酬を算定できる、医療事務の専門家です。
合わせて歯科助手の資格を取ると、事務仕事と歯科医師・歯科衛生士のサポートの両方ができる主婦として重宝されるでしょう。

歯科助手の資格は、日本歯科医師会の承認を得た機関で指定の講習を修了することで取得できます。

資格⑤:調剤事務管理士

  • 種別:民間
  • 受験資格:なし
  • 難易度:低
  • 試験日程:奇数月の第4土曜日(年6回)
  • 受験料:5,700円

調剤事務管理士は保険調剤薬局において医師が交付した処方箋の受付や会計をしたり、月初めに医療報酬の明細書を作成したりする仕事です。
処方箋に記載されている内容を理解し、調剤報酬についての知識があることの証明になるため薬剤師をサポートする存在として高い需要があります。

資格を持っている主婦は、優先的に採用されやすいでしょう。

資格⑥:介護事務管理士

  • 種別:民間
  • 受験資格:なし
  • 難易度:中
  • 試験日程:奇数月の第4土曜日 (年6回)
  • 受験料:6,500円

介護事務管理士は、介護サービスを扱う事業所において受付・会計・介護給付費明細書業務を行うのに必要なスキルを身につけていることの証明になります。
同時に介護サービス利用者のケアプラン内容をしっかり理解し、介護報酬を正確に計算する技能も求められる資格。

介護の仕事に全く携わったことのない主婦でも、専門用語を覚えると勉強を進めやすいでしょう。

資格⑦:登録販売者

  • 種別:国家
  • 受験資格:なし
  • 難易度:中
  • 試験日程:各都道府県により異なる
  • 受験料:各都道府県により異なる(東京都は13,600円)

登録販売者とは、医薬品販売の専門者のこと。
主にドラッグストアや薬局で風邪薬などの一般用医薬品の大部分を販売することができるため、不足している薬剤師をカバーする人材としてニーズが高まっています。

専門用語が多く出てくるので医療に携わった経験のない主婦には難しく感じるかもしれませんが、対策を立てて計画的に勉強していけば1年で合格できるケースもあるようです。

資格⑧:ファイナンシャル・プランニング(FP)技能士3級

FPの資格を持つ主婦

  • 種別:国家
  • 受験資格:FP業務に従事している、または従事しようとしている人
  • 難易度:低
  • 試験日程:1月・5月・9月(年3回)
  • 受験料:筆記試験(3,000円)、実技試験(3,000円)

ファイナンシャルプランニング技能士は、顧客の資産や投資経験に合わせて「どのように貯蓄や投資を行えばいいのか」といったプランを提案したり相談に乗ったりする仕事です。
金融に関する知識がなくても独学で取得可能なレベルなので、これから保険・ローンなどと大きなお金に関わることが増える30代の主婦にとって、非常に役立つ資格と言えるでしょう。

資格⑨:キャリアコンサルタント

  • 種別:国家
  • 受験資格:厚生労働大臣認定の講習課程を修了した人など
  • 難易度:中
  • 試験日程:6月・12月(年2回)
  • 受験料:学科試験(8,900円)、実技試験(29,900円)

キャリアコンサルタントは働くことを望んでいる人に対し、一人ひとりの適性や職務経験に合った職業が選択できるように助言・指導などができる専門家です。
実際には就職活動中の学生、またハローワークなどに訪れる一般の求職者が就職や再就職できるために、効果的な自己分析方法を助言したりエントリーシートの作成を支援・指導したりします。

独立して働くこともできて就業条件が良いため、しっかり働いて高い収入を得たい主婦に適しているでしょう。

資格⑩:メンタルヘルスマネジメントⅢ種

  • 種別:民間
  • 受験資格:なし
  • 難易度:中
  • 試験日程:11月・3月(年2回)
  • 受験料:4,320円

メンタルヘルスマネジメントは、働く人の不安や悩みといったストレスを和らげて心の健康を回復させ、快適な職場環境を作るためのノウハウを持っているという証明になります。
ストレス社会と言われる現代だけに、メンタルヘルスケア対策に取り組む企業が増えているのでニーズの高い分野。

Ⅲ種のセルフケアコースは、実務経験のない主婦でも十分取得できるでしょう。

資格⑪:行政書士

  • 種別:国家
  • 受験資格:なし
  • 難易度:高
  • 試験日程:11月(年1回)
  • 受験料:7,000円

行政書士は、法律に関する書類作成の専門家です。
例えば省庁・都道府県・警察署などの役所に提出するもの、あるいは会社の設立に必要なものや離婚協議書など実に様々。

合格率は10%前後と低いですが、誰でも受験できて独立開業が可能なことから法律系資格の中で最も人気があります。
意志が強く努力家の主婦なら、挑戦してみる価値はあるでしょう。

資格⑫:宅地建物取引士(宅建士)

  • 種別:国家
  • 受験資格:なし
  • 難易度:高
  • 試験日程:10月第3日曜日(年1回)
  • 受験料:7,560円

宅建士は不動産の売買や賃貸の際にお客様が不当な契約を結んでしまわないように、事前に知っておくべき重要事項を説明する仕事です。
不動産の仲介業務には必ず配置するように法律で定められていますが、合格率が毎年15~17%と低いため宅建士の数は不足しています。

そのため、子育てが一段落した40代の主婦なら勉強に集中することができて、有利に再就職できる資格と言えるでしょう。

資格⑬:中小企業診断士

中小企業診断士の資格を持つ主婦

  • 種別:国家
  • 受験資格:1次試験(なし)、2次試験(1次試験合格者)
  • 難易度:高
  • 試験日程:1次試験(8月)、2次試験(10月・筆記)(12月・口述)
  • 受験料:1次試験(13,000円)、2次試験(17,200円)

中小企業診断士は、企業の経営に関わる人・物・金・情報など幅広い知識とスキルを持って経営全般のアドバイスを行う経営コンサルタントです。
合格率は20%前後と低いですが、経営に熟知している中小企業診断士はどの分野の企業でも必要としますから、再就職先を探すアラフォー主婦に適した資格と言えるでしょう。

資格⑭:秘書技能検定2級

  • 種別:公的
  • 受験資格:なし
  • 難易度:低
  • 試験日程:2月・6月・11月(年3回)
  • 受験料:4,100円

秘書検定は、一般常識やマナー・礼儀・文書作成などの事務処理における技能を問う試験です。
業種に関わらず、上手に人間関係を築くための武器になるのでブランクの長い主婦にとっては社会復帰の安心材料となるでしょう。

面接でアピールできるのは2級以上ですが、2級までは独学でも取得できるので「特技も資格もない…」という専業主婦にもぴったりと言えます。

資格⑮:通訳案内士

  • 種別:国家
  • 受験資格:なし
  • 難易度:高
  • 試験日程:一次試験(8月)、二次試験(12月)
  • 受験料:11,700円

通訳案内士は通訳ガイドとも呼ばれ、日本を訪れる外国人に対して観光案内をしながら日本の文化や伝統を伝える仕事です。
英語に限らず指定された外国語をある程度身につけていて、かつ旅行好きな主婦には最適な資格と言えるでしょう。

資格⑯:リテールマーケティング(販売士)2級

  • 種別:公的
  • 受験資格:なし
  • 難易度:中
  • 試験日程:2月・7月・10月(年3回)
  • 受験料:5,660円

販売士は販売のスペシャリスト
消費者のニーズを的確に捉え、より高いサービスを提供して満足度を上げるための能力があるとして、百貨店・小売店などの小売業や流通業で即戦力となるでしょう。

販売業で有利に再就職したい主婦は、企業の認知度が高い2級以上にチャレンジすると良さそうです。

資格⑰:福祉住環境コーディネーター3級

  • 種別:民間
  • 受験資格:なし
  • 難易度:低
  • 試験日程:7月・11月(年2回)
  • 受験料:4,400円

福祉住環境コーディネーターは、高齢者や身体の不自由な方が安全・安心・快適に過ごせるように住まいの提案をしたりアドバイスを行ったりします。
介護施設・病院・建築事務所・工務店・リフォーム会社など幅広い分野で活躍できますし、いずれは両親や自分たちにも関わってくることですから主婦が取得するメリットは大きいと言えます。

資格⑱:インテリアコーディネーター

インテリアコーディネーターの資格を持つ主婦が作った部屋

  • 種別:民間
  • 受験資格:なし
  • 難易度:高
  • 試験日程:一次試験(10月)、二次試験(12月)
  • 受験料:14,400円

インテリアコーディネーターは依頼主の「こんな空間を作りたい」という要望を形にするため、専門的な知識を駆使してインテリアの提案やアドバイスを行う専門家です。
合格率は20~30%と難易度は高いですが、独立して自分で仕事を受注したり企業に属して専属コーディネーターになったりと、主婦の生活に合わせて働き方を選べます。

インテリアに強い興味関心があって「しっかり学びたい」という意欲がある主婦なら、長期的な学習計画を立てて試験に臨むことができるでしょう。

資格⑳:ネイリスト3級

  • 種別:民間
  • 受験資格:義務教育を修了
  • 難易度:低
  • 試験日程:4月・7月・10月・1月(年4回)
  • 受験料:6,600円

ネイリストは、爪を美しく仕上げるプロフェッショナル
3級はネイルアートの基礎やネイルケアに関する専門的な知識があることの証明になりますが、サロンで通用するだけの技術を身につけたい主婦は2級を取得しましょう。

テーブルと椅子が置ける小さなスペースがあれば作業できるため、主婦でも開業しやすい資格の1つです。

資格⑲:エステティシャン

  • 種別:民間
  • 受験資格:日本エステティック協会認定校で1,000時間以上のコースを受講など
  • 難易度:低
  • 試験日程:認定校により異なる
  • 受験料:認定校により異なる

エステティシャンとは全身美容を施す美容師を指し、エステティックに関する理論や技術の修得を認める資格になります。
自分磨きにも大いに役立てることができますから、いくつになっても美しさを追い求めたい主婦に向いているでしょう。

資格㉑:パーソナルカラリスト検定3級

  • 種別:民間
  • 受験資格:なし
  • 難易度:低
  • 試験日程:7月・11月(年2回)
  • 受験料:17,280円

パーソナルカラリストは、その人が本来持つ肌・瞳・髪・頬・唇などの色にはどのような色が似合うかを提案することができます。
アパレル・ファッション・メイク・ブライダルなど、美容に興味のある主婦なら趣味の延長線上として楽しみながら取得できそうです。

資格㉒:カラーコーディネイター3級

  • 種別:公的
  • 受験資格:なし
  • 難易度:低
  • 試験日程:6月、12月(年2回)
  • 受験料:5,250円

カラーコーディネーター検定は、色彩に関する正しい知識を身につけているかどうかを問う試験です。
色の性質・色と心理・色が見える仕組みなど色の基礎を学ぶことによって、ブライダル企業・アパレル会社・建築会社といった幅広い業種で必要とされる主婦になるでしょう。

資格㉓:介護職員初任者研修資格

介護職員初任者研修資格を持つ主婦

  • 種別:民間
  • 受験資格:なし
  • 難易度:低
  • 試験日程:ー
  • 受験料:10万円前後 (各実施事業者により異なる)

介護職員初任者研修では、介護実務に必要な知識を修得することができます。
通常の試験ではなく、各都道府県が指定する研修を130時間受講した後に行われる簡単な筆記テストにクリアすることで修得可能。

ハローワークの求職者支援制度を使える主婦は、3万円程で受講できます。

資格㉔:サービス介助士

  • 種別:民間
  • 受験資格:なし
  • 難易度:低
  • 試験日程:随時
  • 受験料:41,040円(受講料込)

サービス介助士は、車椅子を使用していたり視覚に障がいがあったりといった体の不自由な人に対して適切な介助をすることができます。
活躍の場は空港・駅構内・商業施設・飲食店・宿泊施設・銀行などと多岐にわたりますし、実生活に活かすことができるのも魅力。

実技試験では車椅子操作や移乗・高齢者類似体験・視覚障害者手引きをはじめ、実践に即した内容になっているので未経験の主婦でも受講しやすいでしょう。

資格㉕:調理師

  • 種別:国家
  • 受験資格:中学校卒業、かつ学校・病院・飲食店などで2年以上調理業務を経験済み
  • 難易度:中
  • 試験日程:都道府県により異なる
  • 受験料:都道府県により異なる(およそ7,000円)

調理師は料理を作るプロで、飲食店・ホテル・病院など幅広い分野でニーズがあります。
「調理の職につきたい」「趣味の料理を極めて自宅で教室を開きたい」など、食事を作ることが好きな主婦はぜひ取得しておきたい資格です。

資格㉖:調味料検定

  • 種別:民間
  • 受験資格:なし
  • 難易度:低
  • 試験日程:9月(年1回)
  • 受験料:中上級(5,700円)、初級(4,600円)、併願(9,000円)

調味料検定は、美味しい料理を作るための調味料の使いこなし方やテクニックを問う試験です。
調味料の文化や歴史など、基礎から学ぶことができて料理の腕前もUP!

2016年にできた新しい資格なので、飲食に関わる仕事を希望している主婦は取得しておくと注目度が高まるでしょう。

資格㉗:食生活アドバイザー3級

  • 種別:民間
  • 受験資格:なし
  • 難易度:低
  • 試験日程:7月・11月(年2回)
  • 受験料:4,700円

食生活アドバイザーは、一人ひとりが健康・安全・豊かな食生活が送れるように適切な指導や助言を行い、食生活の改善を手助けできるだけの知識を身につけていることの証明になります。
就職で有利になることは少ないかもしれませんが、夫や子供の食生活を支える主婦にとっては役立つ資格と言えるでしょう。

資格㉘:MOS検定

MOS検定資格を持つ主婦のパソコン

  • 種別:民間
  • 受験資格:なし
  • 難易度:低
  • 試験日程:毎月1~2回(いずれかの日曜日)、各試験会場が設定した日程
  • 受験料:10,584円~12,744円

MOSとはマイクロソフト・オフィススペシャリストとのことで、ワード・エクセル・パワーポイントなどのオフィスソフトに関する知識や技術があることの証明になります。
会社のジャンルを問わず、PC作業が必須の仕事につく予定の主婦は再就職の武器になるはずです。

資格㉙:ITパスポート

  • 種別:国家
  • 受験資格:なし
  • 難易度:低
  • 試験日程:試験実施場所により異なる
  • 受験料:5,700円

ITパスポートは、情報処理に関する基礎的な知識を持っていることを証明できます。
企業認知度が高い国家試験ですが、他のIT資格に比べると難易度は低いためITに携わりたいと考えている主婦は要チェックです。

資格㉚:Webデザイナー(ベーシック)

  • 種別:民間
  • 受験資格:なし
  • 難易度:低
  • 試験日程:7月・11月(年2回)
  • 受験料:5,500円

Webデザイナー検定は、ホームページやネット広告などのWebデザインを制作するにあたり、コンセプト・日程・予算などを考慮した上で運用するための知識やスキルを問う試験になります。
実務経験を積み、ベーシックよりも専門性の高いエキスパートを取得することで、フリーランスや個人事業者として働く主婦もいるようです。

資格㉛:SEO検定4級

  • 種別:民間
  • 受験資格:なし
  • 難易度:低
  • 試験日程:試験会場により異なる(年数回)
  • 受験料:5,000円

SEOとは「Search Engine Optimization」の略で、検索した時に、より高い確率で自分のサイトを見てもらえる取り組みのことを指します。
広告費をかけずに多くの人のアクセスを獲得できますから、サイト運営には欠かせない技術。

知識がない主婦は、初心者向けで合格しやすい4級からチャレンジしてみましょう。
公式テキストを使えば、忙しい主婦でも自分のペースで学んでいくことができますよ。

資格㉜:保育士

保育士資格を持つ主婦

  • 種別:国家
  • 受験資格:学部・学科に関係なく大学に2年以上在学かつ62単位以上修得済、あるいは高校卒業後に児童福祉施設で2年以上の勤務歴など
  • 難易度:中
  • 試験日程:筆記(4月・10月)、実技(7月・12月)
  • 受験料:12,950円

保育士は求人数が多く資格を取得すると働ける可能性が高いですし、自分の子育てにも活かせるので小さい子供を持つ主婦にとっては魅力的な仕事です。
受験資格には上記以外にも多くの条件がありますが、条件に該当しない主婦でも1日6時間以上かつ1ヵ月に20日以上の実務経験を2年間重ねることで、試験を受けることができます。

資格㉝:ベビーシッター資格認定

  • 種別:民間
  • 受験資格:満18歳以上、かつ研修I・Ⅱを受講し修了済み、かつベビーシッターの実務経験有
  • 難易度:低
  • 試験日程:6月(年1回)
  • 受験料:11,330円

ベビーシッター資格認定は、在宅保育のプロとしての証明になります。
保育に関する知識や技術の他に、ベビーシッターならではの専門性も問われる試験。

ベビーシッターの仕事自体は誰でも行うことができますが、資格のある主婦の方が採用されやすく手当がつくケースもあるようです。

資格㉞:チャイルドマインダー

  • 種別:民間
  • 受験資格:なし
  • 難易度:低
  • 試験日程:毎月
  • 受験料:199,800円~

チャイルドマインダーは子供を預かる保育のスペシャリスト
託児所や企業の保育施設に勤務したり、自宅訪問をして保育サービスを提供したりする他、開業して4人までの子供を自宅で預かることもできます。

保育士は難しくても、受験資格のないチャイルドマインダーならチャレンジしやすいという主婦もいるようです。

主婦の資格取得は目標が大事!

資格取得の目標を決める主婦

主婦が資格を取る時の最大のポイントは、「何をするために資格を取得したいのか」という目標を決めることです。
目標がないと、毎日忙しい主婦が支払った貴重な時間やお金が無駄になる場合もあります。

主婦ならではの隙間時間を利用し、メリットのある資格をゲットしましょう。

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ライター
noel編集部

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