【プロ監修】毛穴対策におすすめのピーリング15選！毛穴タイプ別の使い方もレクチャー

ピーリングのうれしい効果

では、ピーリングを行うとどのようなうれしい効果が得られるのでしょうか？
以下の効果6つをご紹介します。

1. 肌のターンオーバーを正常化
2. 毛穴の黒ずみを予防・改善
3. 肌がワントーン明るくなる
4. 小じわ・たるみを改善
5. ニキビを予防
6. 化粧ノリが良くなる

効果①：肌のターンオーバーを正常化

＼毛穴悩みやシミ・小じわも改善！／

ピーリングを行うと、古い角質が除去されて肌のターンオーバーを正常に戻す効果が期待できます。
ターンオーバーとは肌の新陳代謝とも呼ばれ、肌が生まれ変わる状態のこと。

肌は外側から順番に表皮・真皮・皮下組織の3層からなっていて、表皮の一番奥にある基底層（きていそう）で新しい細胞が生まれます。
新しい細胞は形を変えながら表面に押し上げられ、表皮の最も外側にある角質層（かくしつそう）で角質に変わり、自然に剥がれ落ちる構造になっているのです。

この一連のサイクルをターンオーバーと言い、標準的な周期は28〜56日程度と考えられています。
何らかの理由で角質が剥がれ落ちずに肌に留まってしまうと、ターンオーバーの周期が乱れて様々な肌トラブルを引き起こしますから、角質除去は毛穴対策の基本と言えるのです。

効果②：毛穴の黒ずみ予防・改善

毛穴の黒ずみの正体は、皮脂や古い角質などからなる角栓です。
角栓は一般的な洗顔では落とせないため、気付かずに放置すると表面が酸化して黒く見えるようになり、黒ずみとなります。

そんなときにピーリングを行うと角栓を除去してくれるので、既にできてしまった毛穴の黒ずみを改善したり、今後黒ずみができるのを予防したりといった効果に繋がるのです。

効果③：肌がワントーン明るくなる

シミやくすみの元となるメラニン色素は、本来古い角質と一緒に排出される仕組みになっています。
ところが古い角質が肌表面に居座ってしまうと、ターンオーバーが乱れてメラニン色素をスムーズに排出できなくなるのです。

そこでピーリングを行うと古い角質と共にメラニン色素が外へ出されますから、肌に透明感が戻って肌がワントーン明るくなったと感じやすくなります。

効果④：小じわを改善

小じわに繋がる原因の一つに乾燥が挙げられます。
肌が乾燥し、バリア機能が弱まると水分や栄養分を取り込んだり維持したりする力が弱くなり、ハリや弾力が失われて小じわに繋がることがあります。

ピーリングを行うと古い角質が除去されるため、下から新しい皮膚がきちんと生まれ小じわも改善されますよ。

効果⑤：ニキビを予防

ターンオーバーの乱れによって古い角質が溜まっていくと、毛穴が詰まってニキビができやすくなります。
そのためピーリングによって古い角質を取り除けば、毛穴が詰まりにくくなってニキビを予防できるのです。

ただし、普段から洗顔しすぎなどの過剰なスキンケアを続けている人は要注意。
ターンオーバーが通常よりも急ピッチで進められ、細胞が未熟なまま肌表面に押し上げられている可能性があります。

この状態でピーリングを行うと、ますます肌がボロボロになってニキビが増えることもあるため使用は控えた方がいいでしょう。

効果⑥：化粧ノリが良くなる

古い角質が蓄積されると硬い壁のようになるため、いくらスキンケアを頑張っても化粧水や美容液が浸透しにくくなります。
そこで固まった古い角質をピーリングで取り除いてあげると、肌が柔らかくなってスキンケア成分の浸透力がUP。

肌表面の凸凹が改善され、化粧ノリが良くなるのです。

ピーリングの種類と選び方

では、ピーリングにはどのような種類があってどのような肌質の人に向いているのでしょうか？
以下の種類3つをご紹介します。

種類①：洗顔石鹸タイプ

洗顔石鹸タイプは優しく洗顔するだけで古い角質が落ちるので、刺激が気になる人やピーリングが初めてで「何を使ったらいいかわからない」という人にもぴったりです。
ピーリング成分には、天然由来のフルーツ酸の一種であるAHA（アルファヒドロキシ酸）と、油溶性のBHA（ベータヒドロキシ酸）と呼ばれるサリチル酸の二種類があります。

市販されている洗顔石鹸の多くは、肌への負担が少ないAHAが配合されているので気軽に使うことができるでしょう。

種類②：塗って洗い流すタイプ

塗って洗い流すタイプは、クリニックで使用するのと同じようなピーリング成分を配合しています。
少し手間はかかりますが短時間で効果を得やすいので、普通肌で即効性を求める人におすすめ。

ただ、刺激が強めでピリピリと感じることが多いため肌への負担が心配な人は避けた方がいいでしょう。

種類③：洗い流さないタイプ

洗い流さないタイプは、スキンケアの一つに取り入れることで角質を柔らかく・剥がれ落ちやすくしてくれます。
刺激がとても弱いので即効性は感じにくいですが、敏感肌の人でも安心して使うことができるはず。

毛穴の目立たない肌に近づけてくれるでしょう。

Q.ピーリングの選び方のポイントは？

A.肌の状態に合わせたアイテムを選ぶこと

毛穴対策におすすめ！人気のプチプラピーリング15選

では、毛穴対策にはどのようなプチプラピーリングが効果的なのでしょうか？
以下の商品15個をご紹介します。

スキンケアアドバイザー・ちゃりこさんおすすめ

CNP Laboratory／ インビジブル ピーリングブースター

提供：charico2019
こちらは1本で角質・肌荒れ・肌のキメ・油分をケアし、透明感・保湿・トーンアップなどを改善する効果があるアイテムなんです。
スキンケアの前に使用することでほかのスキンケアアイテムのなじみをよくすることができますよ。

＼おすすめポイント／

編集部おすすめ

商品①：ロゼット／こするジェル

ソフトなジェルタイプで、肌に優しいゴマージュです。
ゴマージュとは塗ってなでるように擦り、洗い流すだけの簡単美容法のこと。

顔以外にも全身に使えば整肌成分が肌のキメを整えてくれます。
洗い上がりがさっぱりしてベタつかないので、オイリー肌の人も安心して使えそうです。

商品②：クレンジングリサーチ／AHAクレンジング

クレンジング・洗顔・酵素マッサージ・ピーリングと、これ1つで4役の機能を持つ優れものです。
クレンジングからピーリングまでのケアが1回で済むため肌への負担を最小限に抑えられますし、手間も時間もかからないので毎日忙しい女性にとっては手放せない1本になるでしょう。

商品③：明色化粧品／フルーツジェリー

老廃物がポロポロ落ちると評判のフルーツ酸（AHA）パックです。
使いやすいジェリータイプなので、小鼻の黒ずみやくすみが気になるところなど、部分用のケアにも便利。

合成着色料・鉱物油・アルコール無配合なので肌に優しいのはもちろん、ぬれた手や顔でも使えるのも嬉しいですね。

商品④：エテュセ／弱酸性＆ノンアルコールミルク

弱酸性・ノンアルコールで、敏感肌の人でも気軽に使うことができるピーリングミルクです。
毛穴の汚れをきれいにするのはもちろん、皮脂や肌のざらつきも抑えてくれるので綺麗なタマゴ肌に仕上がるでしょう。

さらにメラニンを含む角質まで落とせるため、美白効果も期待できるとあって人気を集めています。

商品⑤：ラッシュ／ブラック洗顔料

合成保存料を使用せず、肌に優しい成分だけで作られているので敏感肌の人をはじめ、加齢による肌トラブルで悩んでいる人にもぴったりです。
使用期限が製造日から4ヶ月と短いのは、それだけ自然に近い状態で新鮮だから。

乾燥の気になる季節は、全身に使えばハチミツなどの保湿成分がきちんとケアしてくれます。

商品⑥：skinvill／ホワイトピーリングジェル

美容成分が96％も配合されているため、パック後のような潤いを保ちながらケアできるジェルです。
炎症を抑える有効成分はニキビや肌荒れを予防し、美白有効成分はメラニンの生成を抑えてシミ・そばかすを予防。

敏感肌やオイリー肌など、どの肌質にも対応しているのでピーリング初心者にも向いています。

商品⑦：シンエイ／ハトムギエキス配合 ピーリングジェル

保湿効果や炎症を抑える効果に優れているハトムギエキスを3種類配合しているため、しっかりと潤いを与えてくれるジェル です。
とにかくお得感にこだわりたいなら、業務用の500mlボトルを要チェック！

「リーズナブルに自分磨きをしたい」という主婦の強い味方です。

商品⑧：ポアトル／ピーリングジェル

スクワランカプセルと5つの美容成分が配合されているジェルです。
スクワランは保湿力に優れていて、皮脂膜の代わりとなって肌バリアをサポート。

またスクワランの原料であるスクワレンは人間の体内に存在しているため、有効成分をしっかり浸透させることができます。

商品⑨：毛穴撫子／しっとりピーリングジェル

肌のキメを整えると言われるカワラナデシコ種子成分を配合した、ソフトゴマージュタイプのジェルです。
重曹によって柔らかくなった古い角質は、ナデシコエキスがきれいに取り除いてくれます。

しっかり角質ケアをしてくれ、それでいて使い終わった後は肌がしっとりするところが魅力です。

商品⑩：カントリー&ストリーム／ハニーピーリングジェル

愛らしいクマさんが目を引くピーリングジェルですが、ハチミツ・ローヤルゼリーエキス・シアバターなどの潤い成分が7種類も配合されています。
シアバターは保湿力がとても高く、角質を柔らかくしたりシワ対策にも効果的。

健康的な肌を保つために必要な潤いをしっかり守りながら、毛穴ケアができます。

商品⑪：THURURI／ ガスール配合ピーリングペースト

汚れ吸着成分としてモロッコ産ガスールを配合した、洗い流しタイプのペーストです。
ガスールとは、モロッコの山でしか採れない100%天然の粘土のこと。

角栓除去効果があるので気になる毛穴を目立たなくしてくれますし、高い吸着性は肌の美白効果を促してくれます。

商品⑫：ナチュレーヌ／モイスチャーピーリングジェル

デリケートな肌質の人でも、毎日繰り返し使えるジェルです。
表皮に付着している剥がれかけの角質だけに反応する仕組みになっているので、本来の皮膚の表皮には作用しません。

また皮脂や汗の成分など、肌に不要なたんぱく質を固めるジェルは皮膚に優しい成分を使用しているため、肌を傷める心配がないのです。

商品⑬：サンタマルシェ／ 美容液ピーリング

天然研磨成分である重曹を配合しました。
重曹は毛穴の黒ずみを除去するのと同時に、なめらかで透明な肌を維持するのに欠かせない皮膚のpH濃度を整えてくれるため、肌をワントーン明るくしてくれます。

角栓を素早く浮き上がらせ、たっぷりの美容成分が毛穴を集中ケアしてくれますよ。

商品⑭：半練りタイプ AHA石鹸

クリームよりも硬めで粘土より柔らかいテクスチャーの、半練りタイプのピーリング石鹸です。
一般的な固形石鹸とは違うのであまり泡立ちませんが、毛穴の角栓もキレイに落としてくれて洗い上がりは突っ張りません。

1回に使う量の目安はさくらんぼより少し少なめの量ですから、とても経済的です。

商品⑮：ユゼ／洗顔石けん

肌に負担をかけないので毎日使えるソフトピーリング石鹸です。
セイヨウナシとブドウ果汁には、メラニンを含んだ古い角質を取り除く効果があるため肌のザラつきやゴワつきを解消。

お手頃価格な上に低刺激ですので、「肌は弱いのに角質が溜まりやすい」「ピーリングは初めてだからちょっと不安」という人にもおすすめです。

タイプ別！毛穴レスになるピーリングの使い方

ジェルタイプ

①：洗顔後水分をしっかりふき取る

毛穴レスを手に入れるためには、ジェルの効果を最大限に引き出す必要があります。
そこで肝心なのが、ピーリングの前に洗顔をして汚れを落とし、その後顔と手の水分をしっかりふき取ることです。

ただし、商品によっては手や顔がぬれた状態で使えるものもあるのでよく確認しておきましょう。

②：顔全体に広げてマッサージ

ジェルを手の平に取り、おでこ・頬・鼻・あごに分けて乗せます。
ジェルの1回分の使用量は商品によって異なりますが、だいたいさくらんぼ2～3個分が目安です。

指先で優しくクルクルとなじませるようにマッサージしながら、顔全体に広げて浸透させていきましょう。
このとき、ゴシゴシと強くこするのはNG！

顔の皮膚は体に比べて薄いので少し力が入るだけでも負担になりやすく、毛穴レスどころか肌トラブルを招く事態にもなりかねません。
また、顔の中でも特に皮膚の薄い目の周りはあまりこすらないようにしましょう。

しばらくマッサージを続けていると、ポロポロとしたものが出てくるはず。
これが古い角質や溜まった老廃物です。

③：ぬるま湯で洗い流す

ジェルを洗い流すときは、ぬるま湯を使うのが鉄則です。
汚れを含んだジェルは水ではきれいに流れ落ちませんし、熱いお湯は肌への刺激が強すぎます。

ぬるま湯で十分に汚れを落とし、毛穴レスを目指しましょう。

④：保湿をする

毛穴レスになるために何よりも大事なのは、最後に保湿をすることです。
ピーリングの後は、それ以前よりも肌が薄くなっているので非常に敏感な状態。

きちんと保湿をしないと肌が荒れやすく、赤くなってただれるなどの新たなトラブルに悩まされることもあります。
ピーリング後数日間は、いつも以上に入念な保湿を心がけましょう。

乳液タイプ

①：洗顔後水分をしっかりふき取る

ジェルタイプと同じように、乳液タイプの場合もメイクや肌汚れをきれいに落とした状態で始めます。
水分と乳液が混ざると効果が減ってしまうので、毛穴レスを目指すならやはり洗顔後は水分をしっかりとふき取りましょう。

②：たっぷりの乳液を顔全体にのばす

手の平にたっぷりと乳液を取り、顔全体を真っ白なマスクで覆い隠すように塗ります。
乳液に肌をつけ込むようなイメージで行うといいですね。

日焼けを見落としがちな首筋にもたっぷりとのばしましょう。

③：蒸らしながらなじませる

洗面器にお湯を張る、もしくは湯船につかりながらなじませていきましょう。
蒸気で肌が蒸らされ古い角質がじんわりとほぐれるため、内側の肌を傷つけずに剥がれ落ちやすくなります。

また肌が温まって血の巡りも良くなりますから、毛穴レス効果が高まりますよ。

④：指でマッサージ

親指以外の4本の指を使い、クルクルと円を描くようにマッサージをします。
頬・あご・フェイスライン・おでこ・こめかみなど、顔全体にまんべんなくなじませましょう。

2～3分続けると乳液が浸透し、透明に変化。
肌がビニールを張ったようなピカッとした質感になったら終了です。

⑤：蒸しタオルを準備

毛穴レス効果を最大限に発揮させるために、さらに肌を蒸していくので蒸しタオルを準備しましょう。
タオルをお湯に浸して軽く絞るだけでOK。

固く絞りすぎるとタオルの繊維が肌に当たって負担になるため、やや水分が残るようにゆるめに絞るのがポイントです。

⑥：蒸しタオルで顔全体を包み込む

蒸しタオルで顔全体を包み込み、そのまま1～3分間ほど待ちましょう。
気持ちのいい温かさで心も身体もリラックス。

蒸気と水分で古い角質が十分にほぐれてふやけますから、毛穴の目立たない肌にどんどん近づきます。

⑦：乳液を優しく拭き取る

蒸しタオルで顔全体をそっと拭うように乳液を優しくオフしましょう。
古い角質はよくふやけているので、軽く拭うだけで十分に取り除かれます。

その際、髪の生え際をプッシュしながら拭うと血行が促進されて毛穴レス効果がUP！
首筋は上から下へ流すように拭いましょう。

⑧：保湿をする

最後もジェルタイプと同じように、きちんと保湿を行いましょう。
乳液タイプのピーリング後も、肌はとてもデリーケートな状態になっています。

数日間は、化粧水やクリームで入念に保湿をしながら肌をケアしていきたいですね。

Q.ピーリングを使うときのポイントは？

A.気になる箇所に部分使い&肌を蒸しタオル等で温めてから使うのが◎**

毛穴タイプ別！おすすめのピーリング方法

角栓毛穴

特徴

角栓とは、古い角質・皮脂・メイク汚れなどが毛穴の中で混ざり合ったものを指します。
角栓を作り上げているのは主に古い角質。

皮脂やメイク汚れはわずかなので、クレンジングオイルで肌をこすっても角栓を取り除くことができません。
すると角栓の成長によって毛穴が押し広げられるため目立つようになりますし、皮脂が毛穴の奥に留まって毛穴がポツンと盛り上がるニキビの原因にもなります。

原因

角栓毛穴の大きな原因は、ターンオーバーの乱れによって毛穴周囲の角質が上手く剥がれ落ちなくなり、毛穴をふさいでしまうことです。
ターンオーバーの乱れには、強い成分のスキンケア用品・紫外線・加齢・肌の栄養不足など様々な要因が影響しています。

やり方

角栓毛穴には、肌にかかる負担が少ない美顔器によるピーリングを行うといいでしょう。
超音波の振動で汚れを浮かし、化粧水や水と一緒に角栓や古い角質を除去することができます。

1回で驚くほど角栓が取れるわけではありませんが、肌を傷めにくいので顔全体に使えそうです。

黒ずみ毛穴

特徴

黒ずみ毛穴は、角栓が黒くなっている状態を指します。
皮脂は長時間空気にさらされ続けると酸化して黒ずみ、さらに酸化した皮脂は皮膚の刺激となって毛穴周りにあるメラニンを過剰に生成するため、黒ずんで見えることがあるのです。

原因

黒ずみ毛穴の原因は角栓の酸化です。
角栓を酸化させる要因としては、メイクを落とさずに寝ることはもちろんストレス・タバコ・過度の緊張・疲労・不眠などにより自律神経のバランスが崩れて皮脂分泌が高まることも考えられます。

やり方

黒ずみがメラニンによるものなら、メラニンの生成を抑える有効成分が含まれた美白化粧品でケアを行いましょう。
ただ、古い角質が蓄積された状態ではせっかくの美白成分が肌の奥まで浸透してくれないので効果は期待できません。

そのため、ピーリング石鹸・ピーリングジェルなどで古い角質を除去してから行います。
ターンオーバーが促され、メラニンを排出しやすくなるでしょう。

ゆるみ毛穴

特徴

ゆるみ毛穴はみかん毛穴、または涙形毛穴とも呼ばれています。
加齢により肌のハリと弾力が失われると、肌がたるんで毛穴の周りが三角錐のように凹み涙形に垂れ下がるのですが、それがぼこぼこした感じがしてミカンの表皮のように見えるのです。

頬や鼻の周辺から目立ち始めることが多く、一度ゆるんでしまった毛穴は残念ながら元に戻すことができません。
症状をこれ以上進行させないケアが重要となるでしょう。

原因

たるみ毛穴の原因は、肌の弾力を作っているコラーゲン・エラスチンといった成分の減少や老化です。
コラーゲン・エラスチンの減少や老化を引き起こすものには、加齢の他に紫外線・喫煙・ストレス・飲酒などによって過剰に発生される活性酸素が挙げられます。

やり方

たるみ毛穴の場合、活性酸素を抑える食生活を続けながら、古い角質を溜めにくい肌へと生まれ変わらせる効果のあるピーリング美容液を使っていきましょう。
使い方は、通常の美容液と同じように肌につけるだけ。

洗い流したり拭き取ったりしないので手間がかかりません。
ゆっくりと古い角質を柔らかくして自然に剥がれ落ちやすい状態にしてくれるので、ターンオーバーが正常に保たれ毛穴が目立ちにくくなります。

ピーリングするおすすめのタイミングは？

ピーリングするのに適したタイミングは2つあります。

1つめは毛穴の開きが気になったとき。
毛穴の開きが気になるということは、既に毛穴に角栓や汚れなどが溜まっている証拠ですので、ニキビができる前に改善しましょう。

2つめは「肌がざらざらしている」「化粧ノリが良くない」と感じたとき。
古い角質の蓄積、あるいは肌のたるみによって毛穴周りが凹むと肌が凸凹した状態になり、肌がざらざらしたり化粧ノリが悪くなったりします。

ファンデーションの厚塗りは逆効果なので、ピーリングでケアするのが理想的です。
ただし、女性は生理期間になるとホルモンバランスの変化によって肌が敏感になることもあるため、生理前後は避けた方がいいでしょう。

ピーリングを行うときの注意点

では、ピーリングを行うときは何に気をつけたらいいのでしょうか？
以下の注意点3つをご紹介します。

1. 頻回に行わない
2. 他の施術と併用しない
3. 長時間肌にのせない

注意点①：頻回に行わない

＼使用頻度を守る＆こすらないように！／

いくら毛穴が目立つ状態であっても、ピーリングは頻回に行うものではありません。
頻回に行うと肌がボロボロに傷つくこともあるので、目安を知っておきましょう。

目安はそれぞれの商品に記載されていますが、実際はその人の肌質やそのときの肌のコンディションなどによっても変わります。
そこで、毎日使える低刺激なピーリング石鹸（ジェル）を毎日使ってみましょう。

今ある古い角質がある程度落ちたら使用を控え、肌がゴワゴワするまでの日数を把握。
その日数を目安にするのがベストです。

注意点②：他の施術と併用しない

早く毛穴レスになりたい気持ちはわかりますが、自宅でのピーリングは皮膚科・エステなど、他の施術との併用は避けた方がいいでしょう。
他の施術とは、皮膚科・エステでのピーリング、顔の産毛の定期的な処理・アカスリ・スクラブ洗顔の使用など。

刺激が強すぎて思わぬ肌トラブルを招くこともあるので、焦らず肌をいたわりながら行いたいですね。

注意点③：長時間肌にのせない

ピーリング剤は、必要以上に長時間肌にのせないようにしましょう。
長く置いても効果が高まるわけではありません。

それどころか、肌へ与えられる刺激が強くなりすぎて肌が乾燥しやすくなったり赤みやかぶれの原因になったりします。

ピーリングと合わせてがんばりたい毛穴対策

ピーリング後は肌のバリア機能である角質が少なくなっている上に、油分や水分も少なくなっています。
そこで、セラミド配合の化粧品を使った保湿ケアにも力を入れていきましょう。

セラミドは最強の保湿成分とも言われているので、肌の乾燥が激しいピーリング後にぜひ取り入れたい成分です。
保湿ケアをするときに気をつけたいのは、低刺激であっても化粧水は指定された分量を守って使うこと。

肌が吸収できる水分量には限界があり、限界を超えると肌がふやけて肌表面がますます弱くなります。
また肌本来の保湿成分が溶け出したり、水分の蒸発と一緒に必要な保湿成分も肌から奪われる可能性があるのです。

そして最後は、低刺激の保湿クリームを塗って肌に蓋をするのも忘れないようにしましょう。

自分に合ったピーリングで毛穴の悩みを解消！

ピーリングは、肌のターンオーバーを正常に戻す働きをするため毛穴対策に効果的です。
ただし、人によっては刺激が強すぎる場合もあるので商品の特徴や使い方をしっかり確認しておく必要があります。

「結局どれを使えばいいの？」と迷っている人は、毎日使える低刺激タイプから始めてみて。
徐々に自分に合ったピーリング剤を見つけていけば、毛穴の悩みを解消できるはずです。
提供：charico2019