自己開示とは？自己開示のコツ＆自分を知ってもらえるおすすめの話題10選

自己開示の意味とは？

自分自身のことを相手に伝えることを「自己開示」と言い、自身の性格や仕事、恋愛、出身地など自分に関する情報を隠さずに話すことを言います。
自分のことを話すことで相手も心を開き会話が広がりますし、親しみが湧きますが、自分を隠してしまうと会話の共通点が見つからず話が続かないので、仲良くなれません。

自己開示の返報性とは？

自己開示は素の自分を出すことで、速報性は自己開示してくれた相手に対して自分も同じように表すことを言います。
自分を出すことで相手も自分のことを話すようになるのが、自己開示の速報性です。

自己開示は恋愛面において効果があり、自分の話をすると相手も同じような話をするので、お互いを知るきっかけになり親近感が湧いてきます。
気になる相手に対して、「あなたにだけ話す」「相談がある」という気持ちで話しかけると成功率が高まります。

更に、好意を伝えることで、相手で意識するので両想いになりやすいといえます。

自己開示が上手いことのメリット

自己開示をすると、どのような良い面があるのか見ていきます。

1. 人間関係が円滑になる
2. 仕事面で注目される
3. 自信が持てる
4. 恋愛成就しやすい

続いて、自己開示によって得られる良い点を、詳しく説明します。

メリット①：良好な人間関係

自分自身の性格や考えなど話すことで、スムーズにコミュニケーションが取れるようになり、円滑な人間関係が築けます。
人にはそれぞれ個性がありますが、コンプレックスが強いと自分自身の性格を隠したり、本当の自分を見せるのに抵抗を感じるものです。

自分を見せなければ、相手も警戒して話すのをやめてしまいますが、心を許して気持ちをオープンにすれば、相手からの情報が入りやすく会話が繋がります。

メリット②：仕事面で注目される

仕事面において重要なポジションに就くチャンスが多く、大きな仕事を任されやすいと言えます。
大切な仕事をする時、見ず知らずの人に仕事は頼みたくないものです。

どんな人なのか知らずに頼むと、無責任な仕事で失敗する可能性が出てきます。
自己開示してくれる人なら、どのような人物なのか分かり「この人なら任せられる」と、信用して仕事を任せられますね。

メリット③：自信が持てる

上司から信頼された人は、責任のある仕事を得られ重要な仕事に就いて成功すると出世して自信に繋がります。
自信を得ることで、仕事やプライベートが充実して良い人生を歩むことができます。

また、「自分はこういう人間だ」と自分のことを話すことで自信がつきます。

メリット④：恋愛成就しやすい

自己開示は仕事だけでなく、恋にも効果的です。
好意があると恥ずかしさから本当の自分が出せず、言葉が少なくなってしまいますが、付き合おうとする相手がどんな人なのか知らないと交際するのも悩んでしまいますよね。

自己開示すれば自分を知ってもらえますし、相手も話してくるので両想いになる確率が高くなります。

自己開示しないことのデメリット

自己開示が上手くできないと、どのような悪い面が表れるのか見ていきます。

1. 仕事を割り振ってもらえない
2. 孤立しやすい
3. 印象が薄い
4. 情報を得にくい

続いて、自己開示が下手なことで、起こりうる不利な点を詳しく説明します。

デメリット①：仕事を割り振ってもらえない

自己開示をしないと大切な仕事を頼むのに不安があります。
自己開示ができる人は性格が分かっているので、任せても大丈夫と信用できますが、上手くできないと不安要素が大きいため、責任のある仕事を任せられません。

自己開示をしないと簡単な仕事や雑用処理など、ミスをしても大ごとにならない仕事しか与えられませんし、重要な仕事が回ってこないので、出世が遠くなるのも悪い点と言えます。

デメリット②：孤立しやすい

自分を出さないため、周囲から「何を考えているか分からない人」と解釈され、孤立しやすいのも悪い面です。
人と会話をするのが苦手で、心を開かないため人間関係の悩みが尽きません。

コミュニケーションは会社内のほか、取引先なども関係しますが、人物像が分からないので、相手も警戒して話をしようとしないでしょう。

デメリット③： 印象が薄い

自己開示をしないとその人の個性が分からず、根暗な印象を与えてしまい、周囲の人も話しかけないので交流が持てません。
会社にはいろいろな人が働いていますが、自己開示をする人は個性があり「○○課の△△さん」とその人の特徴が言えます。

存在感が薄いと誰にも顔を覚えてもらえず、社外の人からも不人気です。

デメリット④：情報を得にくい

人間関係が円滑でないため、周囲から入っている情報が少ないのが悪い点です。
大切な情報や他人のゴシップなど仕事上、知っておきたい事は同僚や友達を介して入ってくるもです。

人とコミュニケーションを取るのが苦手で、自己開示せずにいると情報が入らずチャンスを得にくくなります。

自己開示が苦手な人の特徴

自己開示が得意ではない人とは、どのような人を指すのか、早速見ていきます。

1. 自分の話をするのが苦手
2. 会話が成り立たない
3. 自信がない
4. 積極性にかける　

続いて、自己開示が苦手な人の人柄を詳しく説明します。

特徴①：自分の話をするのが苦手

人の反応に敏感で自分を出すことに抵抗を感じるため、上手く表現ができません。
相手と仲良くなりたい、距離を縮めたいと思うと、自然に自分の話をしますが、自分を出すのが苦手な人は、何を話して良いのか分からないのです。

意見や考えを述べることで、「自分はこういう人間」と主張しますが、自己主張がないので相手に警戒心を持たれる恐れがあります。
他人を気にする結果、何も言えずに会話が終わってしまうでしょう。

特徴②：会話が成り立たない

会話のキャッチボールができないのも、自己開示ができない人に見られる傾向です。
会話をしても相槌で終わったり、素っ気ない返し方で話に無関心と思われてしまいます。

相手が一方的に話すだけで、会話が続かないので「退屈な人」「何を考えているか分からない」と印象を与えてしまう人です。
話が盛り上がらないので、いつの間にか相手が立ち去ることもあるでしょう。

特徴③：自信がない

自己開示をしないのは、他人の評価を恐れているからです。
「これを言ったら人は、どう思うだろうか？」と、どう思われているのか気になり思ったことが話せません。

自信がなく嫌われるのを恐れているため、自分らしさが出せず、悩みを抱える人も少なくありません。
自信がないとおどおどして、本当の自分が表現できず怪しい行動になってしまいます。

特徴④：積極性にかける

自分から話をするのが苦手で、聞き役に回るタイプです。
人の話に耳を傾けるのはよいのですが、聞くだけでリアクションが薄いため会話が弾まず、会話をして楽しくないので相手は話をするのをやめてしまいます。

人と会話をするのが苦手で、自分から話かけられない消極的な性格と言えます。

自己開示を上手にするコツ

人間関係がスムーズに進むように、自己開示のテクニックを紹介します。

1. 話題を膨らませることを意識する
2. 身の回りの出来事から話す
3. 話題を考えておく
4. 失敗談を話す

続いて、良好な人間関係を築くための、自己開示のコツを詳しく説明します。

コツ①：話題を膨らませることを意識する

自己開示をすると、相手も自分について話してくるようになります。
年齢や出身地、趣味などの話題になったら、そこから話を膨らませると良いですね。

共通する話題が分かった時は、自分の考えや相手に教えてもらいたいことを話すようにします。
話の内容で自分の得意分野になった時いろいろ話したくなりますが、自慢してしまうと逆効果になるので注意が必要です。

自慢話は一方的に話しているだけで、自己開示とは言えません。

コツ②：身の回りの出来事から話す

自己開示が苦手な人にとって、自分のことを話すのって難しいですよね。
どんな仕事に就いているのか、趣味や食べ物の話題、飼っているペットなど身近な話しやすい題材を選ぶのがコツです。

自己開示すると決めたと言っても、自分の性格を説明する必要はありませんので、考えていることや相手に聞きたい事を交えながら話すと良いでしょう。

コツ③： 話題を考えておく

自己開示が上手くできないのは、話題に乏しいためと考えられます。
人前だと何を話せばよいのか焦ってしまうので、予め話題を決めておくと、初対面の人とも緊張せずスムーズにコミュニケーションが取れるでしょう。

好きな事や休日の過ごし方、美味しいお店の話など話やすい内容や、得意分野を決めておくと人と打ち解けることができます。

コツ④：失敗談を話す

自慢話は、近寄りにくい印象を与え逆効果です。
失敗談を話した方が、相手が安心して親しみを持ち距離が近くなります。

但し、失敗談は「過去にミスをした」というイメージを与え、ビジネスでは信用問題に繋がるので、仕事上は控えた方が良いと言えます。

自己開示が自然にできるおすすめの話題

自己開示には話題選びが大切ですが、ここではおすすめの話題を10つ取り挙げてみます。

話題①：自分の夢や目標

目指しているものや夢や希望を話題にするのもおすすめです。
資格取得の勉強をしているなら、「○○の資格を取ろうと思って勉強中なんですよ」と言うのも良いですね。

相手も何か目標を持っていれば「実は、私も」と、会話が続き話題が広がっていきます。
また、海外旅行に行きたい、購入したいものがあるなど夢を語るのも自分を表現するのに便利です。

話題②：趣味や特技

趣味や好きな事、何かにはまっている話も自己開示をするのに使える話題です。
身近な話題なので話しやすいですし、共通の趣味と分かれば盛り上がる確率が高いですね。

自分の趣味を話した後で、相手が同じように趣味について語ったり、あなたの趣味に対して深く掘り下げ聞いてくることもあるでしょう。
好きなことなら聞かれても答えやすいですし、距離が近くなるに違いありません。

特技を話す時に注意したいのが、自慢しないことです。
自分はこれができてすごいことをアピールしたくなっても、自慢話は聞いている方は退屈ですし、自己開示に最適とは言えません。

特技を話すときは、謙虚になり習得するまでの苦労話を交えて話すのがポイントです。

話題③：出身地や家族のこと

生まれ育った土地や家族構成も取り上げやすい話題です。
偶然にも同じ出身地っだたり、友達や知り合いが住んでいる、大学がその出身地にあったなど、共通点が出てくる可能性がありますよね。

土地勘があると話が通じやすいですし、親しみを持ちながら話ができるでしょう。
その他、出身地の観光名所や名物なども話題に適しています。

話題④：恋愛

恋の話が好きという女性は多いのではないでしょうか。
過去の恋愛経験や好きな人の話、夫婦の話なども距離が縮まりやすい話です。

恋愛の話は楽しいですし、恋愛には悩みがつきものです。
親しみが出たタイミングで、恋の悩みを話せば、自己開示に繋がり効果的です。

自分の恋愛体験談を話せば、相手も共感して盛り上がる話題のひとつです。
但し、男性から女性に恋愛の話を持ちかえる時は、セクハラと勘違いされトラブルを招きやすいので注意が必要です。

話題⑤：ファッションやグルメ

どんなファッションに興味があるのか、好きな食べ物やお酒の話なども話題に最適です。
相手を見てお洒落だなと思う人は、ファッションに敏感な人が多いものです。

自分がファッションに疎い場合は、最新のトレンドについて聞いたり、興味のあるブランドを聞くのも効果的です。
食べ物の話題は盛り上がりやすい話題で、好物や話題のカフェなど調べておくと話が続きます。

話題⑥：旅行の話

国内でも海外でも想い出に残った旅の話も自己開示に効果があります。
旅の話は楽しいですし、その当時の想い出が蘇り自分自身、ワクワクしながら話すことができます。

相手が同じ場所に行ったことがあれば、そこから話が広がり会話が広がっていきます。

話題⑦：恥ずかしい体験や失敗談

自己開示が上手くできない人のなかは、自信がないと言う人は多いはずです。
失敗談や恥ずかしい想い出は、自分の弱さを見せることになりマイナスのイメージですが、自己開示には大切な要素と言えます。

「人に聞かれたら恥ずかしいな」ということを積極的に話題にすることで人間味が表れ、相手も安心して自分の体験を語ってくれるでしょう。
人に好かれようとするとプラスになる話題しか話したくないですが、恥ずかしい想い出を話すことで相手が心を開き親密度が高まります。

話題⑧：怒りたくなること

非常識な人をみると腹が立つというように、何かに対してイライラしてしまうことがあれば、話題に取りあげるのも良いでしょう。
相手が共感して話に乗ってきたり、自分の考えを言うことができ自己開示に繋がります。

話題⑨：金銭や健康面について

日常生活のなかでお金や健康については、気になる話題ですね。
お金の使い方や効率的な貯蓄方法など知っておくと将来に役立ちます。

お金のニュースやネットビジネス、投資など調べて話題にするのも良いでしょう。
お金のことは皆、気になりますし知識があれば、相手に教えてあげることもできますね。

健康面においてもダイエットや、「会社で行った検診の結果でメタボ気味と言われて心配」など関心のある話題を考えておきましょう。

話題⑩：仕事の話

仕事の話は一般的なコミュニケーションの話題にも取り挙げられますが、職種や仕事の内容から共通点が見つかり、話が弾むことが期待できます。
また、悩みを話すのも効果があり、悩み事は信頼できる相手にしかできませんので、悩みを話すことで自己開示に繋がります。

その他、仕事の愚痴は共感を覚え話が盛り上がるでしょう。

「自己開示」と「自己顕示」の違い

自己開示は自分自身のことを他人に知ってもらうため、自分の性格や好きなことなど情報を伝えることです。
自信自信を知ってもらうことが目的で、どう思われているか、嫌われるのではないかといった心配がない状態です。

自己顕示は他人に認めてもらいたい欲求が強いので、自分自身を自慢したり誇張した物の言い方で好印象を与えようとします。
ありのままの自分を話すのが自己開示で、自慢するような言い方が自己顕示となります。

自己開示をして上手にコミュニケーションをはかろう！

自分を表現するのが苦手と言う人もいますが、少しずつ自己開示をすることで周囲と上手く付き合えるようになります。
難しく考えると何も話せなくなってしまうので、身近な話題から取り挙げ少しずつ距離を縮めると、良好な関係が築けるでしょう。

自己開示は人間関係だけなく、恋愛でも成功率が高まるので知っておきたい方法ですね。