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「浪費癖」とは?

浪費癖のせいでたまったレシートの山
食品や衣類、日用雑貨など、日々の暮らしに必要な物を購入することは当たり前のことです。
しかし、それが適当量をはるかに超える量の購入だったり、そもそも本来は必要のない物ばかり購入するようであれば、それを普通の経済活動の一環とは、言えません。

こうした、常軌を逸した大量の無駄買いを繰り返すような行為を、一般に浪費と呼びます。
さらに、そうした浪費を常習的に繰り返すことを、称して浪費癖と見なすのです。

浪費癖がある人の特徴・心理

浪費癖のため買い物しまくった女性
では、浪費癖がある人の特徴とはどんな特徴があるのでしょうか?
以下の浪費癖がある人の特徴や心理をご紹介します。

  1. 欲しいという衝動が止められない
  2. 計画性がない
  3. 見栄っ張りである
  4. 人の持ち物が気になって仕方ない
  5. 少々のトラブルは甘くみてしまう
  6. お金を借りることにためらいがない

①:欲しいという衝動が止められない

浪費癖がある人の特徴として、まず挙げられるのは、欲しいものがあるとすぐ、飛びついて買ってしまうということです。
何か欲しいものがあっても、普通であれば、自分の手取り給料や、貯金額と照らし合わせて、購入を考えるもの。

しかし、浪費癖のある人は、欲しいとなったら、後先考えずに買ってしまうことがたびたびとなってしまいます。

②: 計画性がない

日常の買い物ならともかく、車や、海外旅行、大型家電といった大きな出費の場合、それに備えて、計画をたてるのが普通です。
しかし、浪費癖のある人は、手持ちのお金と照らし合わせて、明らかに無理な出費であっても「何とかなるだろう」と安易に考えてしまうケースが多く見られます。

③:見栄っ張りである

自分のことを少しでも良く見せたい、というのは誰にでも多少はある、心理です。
しかし、無理に無理を重ねても、人に対して良い格好をしたい、見栄を張りたいというのであれば、問題大有りと言わざるを得ません。

特に、星の付くような有名店で、明らかに自分のキャパシティを超える、大盤振る舞いをするような、虚栄心に満ちた行動が多く見られる場合は、病的な浪費癖の持ち主と言えるでしょう。

④:人の持ち物が気になって仕方ない

浪費癖のある人には、友人や同僚はもちろん、街を行き交う人の持ち物まで気になってしまうという人も、少なくありません。
中には、TVドラマを見ていても、肝心のストーリーそっちのけで、出演者の着ている衣装や、バッグ、アクセサリーばかりをチェックしているという浪費癖がある人も。

その場合は、自分の普段のコーデや、手持ちの洋服との相性、さらには自分の雰囲気や体型に似合う、似合わないといった全てを棚に上げて、とにかく買いまくることでさしか満足できないというケースも多いようです。

⑤:少々のトラブルは甘くみてしまう

例え同年輩の人よりも、良い給料をもらっているような人であっても、浪費癖のある場合は、常に金欠気味で、お金の貸し借りが日常茶飯事化していることが多く見られます。
期日通りに返金していれば良いのですが、次から次へと借金を繰り返すことで、自分が誰にどれだけのお金を借りているのか、きちんと把握できなくなっているといったケースも。

さらに、そうした借金トラブルがあっても、あまり深刻に捉えず、また、誰かに借りて返せばいいや、といったその場しのぎの対策しかとらないこともしばしばです。

⑥:お金を借りることにためらいがない

無い袖は振れないのは、当たり前のことですが、浪費癖の強い人は、無いからといって、買い物衝動が収まらない人が大半です。
そのため、返済計画も考えず、クレジットカードの借り入れ限界額までショッピングをしたり、次々カードを新規で作ったりすることを繰り返します。

親や祖父母などに泣きついて、借金を清算してもらった経験がある、という人も多く、さらに1度の失敗で懲りずに、何度も同じような借金やカード破綻を繰り返すことも、よく見られる特徴です。

【診断】あなたの浪費家度をチェック

衝動買いは浪費癖のせい
では、あなたの浪費家度を知るにはどうしたらいいのでしょうか?
以下の浪費家度チェックをご紹介します。

①:コンビニを見かけるととりあえず入る

仕事の行き帰りなど、特に用事がないにも関わらず、コンビニを見かけると、とりあえず入ってしまうという場合は、浪費癖がある疑いが濃厚です。
コンビニで売られている商品1つ1つの単価は、そう高くないものの、積もり積もれば結構な金額になる場合がほとんど。

仮に、毎日500円ずつ、コンビニで消費していたら、月に20日立ち寄るだけで1万円の出費になってしまいます。

②:スーパーでは必ずカートを押してしまう

スーパーで買い物をする際は、必ずショッピングカートを押してしまうという人も、浪費家の傾向があります。
かごを手に持っていれば、無計画に次から次へと商品を放り込んでいたのでは、たちまち、重さで持てなくなってしまいます。

しかし、カートを使用していると、ついつい気が大きくなってあれもこれもと買いこんでしまうことが多くなってしまいます。
レジ精算の時に、思いがけない金額でぎょっとしたという経験がよくある、という人は、1度家計簿を見直してみる必要ありです。

③:いいなと思ったらすぐポチッとしてしまう

ネットショッピングが趣味、あるいは、セールの文字でついついサイトを覗いてしまい、いいなと思った商品についついポチッとしてしまうという人も、浪費家度が高いと言わざるを得ません。
特に、注文したことをたちまち忘れてしまい、宅配便が届いてから、自分が購入した商品のことを思い出すような人は、危険度がさらに高いと言えるでしょう。

④:似たような服がたくさんある

クローゼットをのぞいて見ると、色や形、素材などが似通った服がたくさんハンガーにかけられているという人も、浪費家度が高い傾向にあります。
いくら好みのデザイン、素材であっても、パッと見た目にほぼ差のないようなものばかりワードローブに増やしていたのでは、コーデの幅が広がるはずがありません。

無駄にしかならないものばかり、購入しているようでは、大量買いではなくても結局は浪費に他ならないのです。

⑤:在庫が部屋のあちこちで山となっている

買い置きしてある食品や、洗剤、トイレットペーパーなどの日用雑貨はもとより、洋服や靴、バッグといったファッションアイテムの在庫が、押入れやクローゼットに納まりきれず、部屋のあちこちで山積みになっているという人は浪費家の危険性があります。
特に、賞味期限どころか、消費期限もとっくにすぎたような食品が、たくさんあるといった場合などは、自分の消費行動を1度よく考えてみる必要があります。

⑥:カード明細がすごく長い

郵便という形であっても、ウェブ明細であっても、自分の1ヶ月ごとのクレジットカードの明細が、何行にも渡って非常に長いものとなっている場合も、浪費家度が高いと言えるでしょう。
中でも、その明細の商品1つ1つをどこでいつ購入して、今は家のどこに置いてあるか、すぐに思い浮かばないという場合は、浪費家度が深刻と言っても、過言ではありません。

⑦:使いきれずに捨ててしまうものがある

家の中に、物が山積みになっているわけでもないし、私は浪費家とは無縁だと考えている人にも、隠れ浪費家がいる場合があります。
こうした隠れ浪費家には、使いきれないものをどんどん処分してしまう一方で、同じようなものを、また購入するという傾向があります。

家の中の物の総量に変化はないものの、なぜか毎月の支出金額が多い、あるいは断捨離しているはずなのに、片付かないという疑問がある人は、この隠れ浪費家ではないかどうか、自分の消費動向をきちんとチェックする必要があるでしょう。

⑧:包装をあけていない物がある

浪費家の中には、購入することが醍醐味で、買ったものは二の次という人が少なくありません。
購入することで満足してしまい、届いたり、家に持ち帰った後は振り返りもしないということも多いようです。

家の中をよく見回してみると、包装を紐解いてもいない箱などが、たくさんあるという場合は、自分が浪費家なのではないか、真剣に考えてみた方が良いでしょう。

浪費癖がつく原因

ブランド店から離れない浪費癖のある女性
では、浪費癖がつく原因とは何なのでしょうか?
以下の4つの浪費癖がつく原因をご紹介します。

  1. 本業以外に臨時収入がある
  2. お金を使うとすっきりする
  3. 他のストレスを抱えている
  4. 節約好きを自認している

原因①:本業以外に臨時収入がある

副業していたり、株や仮想通貨などの投資益があったり、といった本業以外の臨時収入があることが、浪費癖の原因となっているケースもよくあります。
特にその収入が不定期であればあるほど、思いがけないボーナス気分で、後先考えず消費してしまう傾向が強く、それが浪費癖へと発展してしまうことが多いのです。

原因②: お金を使うとすっきりする

何か欲しいものがあって、それを手に入れたいという気持ちが我慢できないという人以外にも、とにかくお金を消費するという行為が好きという人もいます。
高級店の店員やホテルの従業員などに、上得意客向けの接客をしてもらったり、ちやほやしてもらうことの快感が忘れられない、という心理が、浪費の原因となっているのです。

原因③:他のストレスを抱えている

浪費癖のある人には、家族関係や、職場の人間関係、彼氏との交際など、さまざまな理由からなんらかのストレスを抱えている人も多く見られます。
そうしたストレスからくる苛立ちの払拭や、憂さ晴らしの解消が原因で、消費行動をすることを繰り返すうちに浪費癖がついてしまうのです。

原因④:節約好きを自認している

お得だから、底値だから、と言いながら大量買いを繰り返したり、○万円以上買うと値引き率が高くなるから、と必要のないものまで買い込むような浪費癖のある人も、少なくありません。
こういった人は、自分では、賢く節約しているつもりでいる人が多く、大量買いした商品を腐らせたり、無駄にしたことを見なかったことにしてしまうこともよくあります。

意味のない消費を繰り返すことは、エコの観点からも、本当の意味での節約からも程遠いのだ、という自覚がないことがこうした浪費癖の原因となっているのです。

浪費癖を治す方法

浪費癖を治すために家計を見直す
では、浪費癖を治すにはどんな方法があるのでしょうか?
以下の浪費癖を治す方法をご紹介します。

  1. お金の流れを書き出してみる
  2. カード残債を計算する
  3. カードを1枚に絞り込む
  4. 天引き預金する
  5. チープな趣味を見つける
  6. ネットに触れる時間を制限する
  7. 断捨離してみる
  8. リサイクル店に持ち込んでみる
  9. 毎日買い物に行かない
  10. 身近に見本を見つける

方法①:お金の流れを書き出してみる

浪費癖を治すには、まず自分のお金の流れを書き出してみることが大切です。
1ヶ月単位で良いので、自分にどれだけの総収入があり、家賃や光熱費などの固定支出費がどれくらいあるのか、さらに、何にどれだけのお金を費やしているのかを知ることが、治療のための第一歩です。

方法②:カード残債を計算する

浪費癖を治す方法としては、自分のショッピングカードや、クレジットカードでの今現在のローン残高が総額いくらあるのかを知ることが大切です。
ポイント目当てに、複数枚のカードを使い分けている場合や、リボ払いを併用している場合などは、自分がいったいいくら借金しているのか、自分でも自覚がない場合が多くあります。

方法③:カードを1枚に絞り込む

複数枚のカードを駆使して、買い物三昧にふける浪費癖のある人には、使えるカードを1枚に絞り込むのも、有効な治療法です。
付き合いなどで、最低限必要なカードを残したら、あとは全て解約するのがベスト。

残したカードも、事情が許せば、なるべくプリペイド機能などのついた、デビッドカードにして、使いすぎを防止しましょう。

方法④:天引き預金する

手元に余剰金があれば、使いたくなるのが人情です。
毎月の収入に余裕があるようであれば、会社の天引き預金制度や、金融機関の定期貯金を申し込んで、半ば強制的に貯蓄に回してしまうのも1つの手です。

方法⑤:チープな趣味を見つける

浪費癖のある人の中には、楽しいことは、お金をかけないと実現しないと信じ込んでいる人も少なくありません。
しかし、実際には、コストをかけなくても楽しめる趣味は、たくさんあります。

例えば、豪華なパック旅行でなくても、知恵やアイデアを絞って、青春18きっぷを駆使した旅行を楽しむのも、おすすめ。
自分で、創意工夫する喜びを知れば、違う世界も広がります。

方法⑥:ネットに触れる時間を制限する

浪費癖のある人の中には、その消費のほとんどをネット上で行っているという人もいます。
ゲームの課金や、ネットショッピングなど、自分がネット上で費やしているお金を無駄かも知れない、と思うのであれば、そもそもの元凶であるネットに触れる時間を、少なくするのが早道です。

方法⑦:断捨離してみる

浪費癖のある人には、山のような物に取り囲まれて、暮らしているという人も大勢います。
ともすれば、汚部屋と化した部屋に住み続けていると、買ったものをきちんと活用することはおろか、どこに何があるかもわからなくなって、必要となるたびに買いなおす羽目になることもあります。

浪費癖を治すためには、まず自分の部屋をきちんと、断捨離してみることもおすすめです。

方法⑧:リサイクル店に持ち込んでみる

確かに大量に物は買ったかも知れないけど、無価値なものは買っていない、という自負がある浪費癖のある人には、自慢の品をリサイクル店に持ち込んでみる、という荒療治が効果がある場合もあります。
買った時には非常に高価だったブランド品や、全く未使用品であっても、いったん人の手に渡れば全て古品扱いされるのが、市場の原理。

自分がいかにお金を無駄にしてしまったか、を目の当たりにすることで、目からうろこが落ちることもあるようです。

方法⑨:毎日買い物に行かない

仕事帰りに、駅近のショッピングモールをぶらつくのが習慣、といったような人は、用事が無い限り、まっすぐ帰宅するようにしましょう。
その気はなくても、商品があふれた店内を見て回るのは、まさに猫に鰹節。

誘惑から、自分を遠ざける精神力を身につけることこそが浪費癖を治す近道です。

方法⑩:身近に見本を見つける

浪費癖を治す、といっても、それまでの自分の行動パターンを180度変えるのは、至難の技です。
そんな時は、家族や友人など、自分の身近に自分が見習いたいような、経済観念のしっかりした人を見つけて、ロールモデルとするのがおすすめ。

つい、安易に消費衝動にかられても見本が側にあると、ハッと気付ける可能性も高くなります。

浪費癖がある人との接し方

浪費癖のあるカップル
では、浪費癖がある人とにはどう接したらいいのでしょうか?
以下の浪費癖がある人との接し方をご紹介します。

  1. お金の話はしないと決める
  2. 買い物や旅行には付き合わない
  3. 一線を引いて付き合う
  4. 癖ではなく病気だと考える
  5. 縁を切る

接し方①:お金の話はしないと決める

浪費癖がある人は、多かれ少なかれ金銭の貸し借りにルーズな人が多いのが、実情です。
そんな人と、お金の話をすることは、お金の融通を頼まれたり、怪しげな儲け話をもちかけられたりと、非常にリスキーな行為。

どんなに親しい間柄だとしても、会話中にお金の話題が増える、借金を申し込まれるといったことが増えてきたら、「今後、お金の話を持ち出すようなら、付き合いをやめる」と言い渡すぐらいの覚悟が必要です。

接し方②: 買い物や旅行には付き合わない

気が置けない友人との、ショッピングや旅行は楽しいものです。
しかし、その友人に浪費癖があるようであれば、ショッピングや旅行に一緒に出かけるのは、考えもの。

特に、海外旅行先など、ついつい気が大きくなりがちで、しかも何日間もべったり一緒の時などに、「手持ちのお金が底をついたから、貸して」と言われると、断りにくいので要注意です。

接し方③:一線を引いて付き合う

浪費癖のある人が、自分にとって同僚や、親族といった、簡単に付き合いをやめたり、疎遠になることが難しい間柄の場合は、少なくとも、一線を引いて付き合うことが大切になってきます。
例えば、職場のメンバー全員参加の飲み会や、冠婚葬祭の場などでの同席はともかくとしても、一対一のような個人的な付き合いは避けるといったマイルールを決めるのが肝心です。

接し方④:癖ではなく病気だと考える

浪費癖といっても、周囲の目も気にせず、お金を工面したり、のべつまくなし買い物をするようになれば、もはや癖というよりも、メンタル面での病気であると考えた方が良い場合もあります。
もちろん、伝染病というわけではありませんが、本人に病気の自覚がなかったり、治す気がないようであれば、周囲にかける迷惑も、伝染病ばりに相当なものになってしまいます。

病的な浪費癖だと思えるようなら、極力近付かないのが賢明です。

接し方⑤:縁を切る

浪費癖も末期になると、自分のお金だけでは到底まかなうことができず、あちらこちらで借金を繰り返すことに、なってしまうケースがほとんどです。
そうなった時、お金を無心されるのも困りものですが、もっと厄介なのが保証人になってくれと、泣きつかれることです。

保証人になるということは、親兄弟であっても、うかつに保証人の判子は押すな、と言われるほど、相手の借金が全て自分に回ってくることも充分ありえる、リスクの高い行為。
そんなリスクの高い行為を、安易に頼んでくるような浪費癖の相手とは、非情なようでも、きっぱり縁を切るのも、正しい接し方の1つです。

浪費癖が治らない人の末路

浪費癖のせいで孤独になった女性
では、浪費癖が治らない人の末路とはどんなもなのでしょうか?
以下の浪費癖が治らない人の末路をご紹介します。

  1. 自己破産する羽目になる
  2. 周囲からの信用を失くす
  3. 親しい人がいなくなる
  4. ブラックリスト入りしてしまう

末路①:自己破産する羽目になる

浪費癖を治そうとしない、あるいは浪費癖をそのままにしていると、遅かれ早かれ、自己破産する羽目になってしまったという人も少なくありません。
一口に自己破産と言っても、借入金の返済義務がなくなってラッキー、と思うのは大変危険な考えです。

まず、いったん自己破産してしまうと、ブラックリスト入りするだけでなく、家族からの信頼を失うことになります。
住所、氏名などが官報に記載されることで、噂になったりするリスクも、背負わなくてはいけません。

末路②:厳しい取立てに遭う

浪費癖がある人は、自己破産しないまでも、多くの借入金を作ってしまうケースがほとんどです。
もちろん、返済が滞ったからといって、業者に嫌がらせの張り紙をされたり、近所をうろつかれるといったような、かつてのような行為は減ったといわれています。

しかし、大手の業者から借り尽くしてしまい、闇金と呼ばれるようなところに、手を出すようにまでなってしまうと、まだまだ犯罪行為すれすれの取立て行為が、まかり通っているというケースもあるようです。

末路③:親しい人がいなくなる

浪費癖のせいで、莫大な借金を作ってしまうのは、よくある末路の1つです。
しかし、その先にもさらなる地獄が待っているのが、浪費癖の恐ろしいところ。

仮に自己破産してしまったら、本人は借入金の返済義務から免れることはできますが、親兄弟や親類、友人などが保証人になっている場合は、その保証人に借入金の返済請求がいくことに、なってしまいます。
自分たちの責任ではない、借金に苦しむことになる保証人はもちろんのこと、周囲の人間からの信頼を一気に失うことになってしまいます。

末路④:ブラックリスト入りしてしまう

自己破産してしまったり、たびたび返済が遅れる、延滞金を支払うといった金融事故を起こしてしまったりした人は、いわゆるブラックリスト入りしてしまいます。
このブラックリストにいったん掲載されてしまうと、その先の借入が難しくなるのは当然のこと。

最近では、交通費精算などの際に、Suicaなどの交通系ICカードの履歴などから、精算するシステムを採用している会社も増えてきています。
また、出張旅費や宿泊代なども、いったん社員個人のカードで支払う形をとった後、その明細や領収書で精算するといったケースも多く見られます。

そういった精算システムを採用している会社の場合、自己破産や多重債務のせいで、新たにクレジットカードが持てないということを知られるリスクが、非常に高くなってしまいます。

浪費癖は人間関係のトラブルの元

浪費癖のせいで一人ぼっちの女性
浪費癖のある人は、その金銭関係のトラブルから職場や友達、また、彼氏やパートナーとの間に、隙間風が吹くことが多くなる傾向があります。
さらに、その浪費癖によるトラブルが、より深刻化するに連れて、周囲の人間に背を向けられるなど、私生活全てに影響が出てしまうこともたびたびです。

自分の将来だけでなく、身近な人にも迷惑をかけてしまうことの多い、浪費癖のせいで、いったん人間関係全てを台無しにしてしまうと、信用回復は至難の技。
自分自身に浪費癖がある場合はもちろん、親しい人に浪費癖がある場合も、少しでも早く根本から浪費癖を治すようにしたいですね。

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ライター
noel編集部

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