モラハラ夫と離婚する方法!慰謝料や親権問題&スムーズに離婚するコツ
最近何かとよく耳にするモラハラについて考えてみましょう。 特にモラハラが出るのは夫婦の関係が多いです。 今の結婚生活はモラハラではないのかと感じ、離婚を考える人も少なくないでしょう。 今回は、モラハラ夫の特徴や行動から、離婚を考えるときにさえておきたいポイントをご紹介します。
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「モラハラ」とは?
モラハラという言葉に身を考えてみましょう。
この言葉は、「モラル」と「ハラスメント」という二つの言葉からできています。
モラル、つまり道徳や倫理に反した行動や態度、嫌がらせのことを指しています。
夫婦と言えども二人の他人で築く人間関係です。
相手の行動がモラルに反する場合、モラルハラスメントということもできるでしょう。
モラハラ夫の特徴
モラルハラスメントをする、モラハラ夫の特徴をご紹介します。
- 全部人のせいにする
- 束縛や異存が強い
- 否定的なことばかり言う
- 人の目を気にする
- 強く責め立て人格を否定する
- 態度をコロコロ変える
特徴①:全部人のせいにする
とにかく何でも人のせいにするところが特徴です。
モラハラ夫は、自分を守ろうとする気持ちが強く、自分の間違いを認めません。
そのため都合の悪いことや、不愉快なことはすべて人のせいに押し付けてしまうでしょう。
中でも、妻にその責任をなすりつける人が多く、夫と一緒にいることで自分を責めてしまう妻も少なくありません。
自分の責任以上の非を押しつけられ、自信を喪失したり、尊厳が傷つけられたと感じる妻もたくさんいるでしょう。
特徴②:束縛や依存が強い
束縛や異存が強いところも特徴です。
モラハラ夫は妻を責める場合が多い半面、離れようとすると束縛を強めます。
自分の都合の悪いことを押しつける相手がいなくなると、自分のプライドや立場が揺らいでしまうと感じるため、妻の存在を必要とする人も多いでしょう。
愛情から束縛するのではなく、自分の不始末を押しつける存在として、妻に依存し束縛するケースも珍しくありません。
特徴③:否定的なことばかり言う
とにかく否定的なことばかり言うのも特徴にあげられます。
口を開けば何らかの不平、不満、愚痴と言った人が多くネガティブ発言が目に余るという人が多いでしょう。
家庭生活においても、妻の行動のひとつひとつにケチをつけてくる人が多いところも特徴です。
料理に文句を言い、家事に不満を言い、自分からは助けないといった身勝手な面が目立ちます。
特徴④:人の目を気にする
外面を気にして、人の目を必要以上に気にする人が多いでしょう。
世間的にはよい夫を演じることにプライドをかけている場合が多く、周囲からは評判が良い人も少なくありません。
職場やご近所づきあいもうまくこなす、コミュニケーション能力が高い人も多くなります。
モラハラ夫と離婚を考えるときも、周囲の人になかなか信じてもらえないと感じる場合も多く、外面の良さと家庭内での態度に隔たりがあるところも特徴です。
特徴⑤:強く責め立て人格を否定する
ちょっとしたことでも強く責める態度も特徴です。
ほんの些細なやり取りでも、攻撃できるところを見つけたら、完膚なきまでに責めてくる場合も多いでしょう。
文句や嫌味といった形ではなく、相手の尊厳や人格を否定するまで責め立てるケースが多く、心身ともに大きな傷を負う人も少なくありません。
また、モラハラ夫は、疑問をもたず、どれほど相手が傷ついているかわかっていない場合が多いところも特徴です。
特徴⑥:態度をコロコロ変える
気分によって、態度をコロコロ変えるところも特徴にあげられます。
急に優しくなったり、機嫌を悪くしたりと態度が一定ではなく、夫の態度で振り回される妻も多いでしょう。
どんなことが引き金になって、不機嫌になるかがわからず、常に緊張状態を強いられるケースも少なくありません。
モラハラ夫の行動パターン
モラハラ夫によく見られる行動パターンをご紹介します。
- 暴力をせず言葉で人を傷つける
- 絶対に謝らない
- 分かったというまで責める
- 嘘が多い
- 家事にケチをつけてくる
- 自分が被害者だという発言が多い
- 平気で無視をする
- 共感してくれない
- 感情の起伏が激しい
- 人の見ていないところで態度を変える
パターン①:暴力をせず言葉で人を傷つける
モラハラ夫は、人に対して暴力をふるうことは少ないでしょう。
手をあげるのではなく、言葉で相手を追い詰め傷つける行動が目立ちます。
暴力は力で相手の尊厳を傷つける行為ですが、彼らは言葉で尊厳を傷つけ奪います。
夫婦げんかに見えても、相手の人格を否定し、徹底的に傷つけるケースが多く、相手の存在への尊重が感じられない態度が見られます。
パターン②:絶対に謝らない
絶対に謝らないところもよく見られる行動です。
自分の非を認めず、相手に責任を押しつける行動がよく見られるでしょう。
口もうまく、話を逸らしたり論点をずらして、うまく自分の非をごまかしてしまう場合があります。
相手が根負けするまで責めて、自分が謝らないようにする態度が目立ちます。
パターン③:分かったというまで責める
自分の非を認めないモラハラ夫は、相手がわかったというまで責めて攻撃することをやめません。
とにかく自分が正しかったという決着点に持っていくまでは、執拗に攻め続ける人が多いでしょう。
責める内容も、相手を追い詰め人格を否定してくる場合が多く、心身に大きな傷を持ってしまう人も少なくありません。
パターン④:嘘が多い
嘘が多いところも、よく見られる行動です。
自分に都合の悪いことは、忘れたふりをしたりごまかすことも多く、嘘をつくことも平気な人が多いでしょう。
中には、自分の立場を有利にするために、妻が家事をしないなどの嘘を言いふらしてしまう場合もあります。
パターン⑤:家事にケチをつけてくる
モラハラ夫によく見られる行動には、妻の家事にケチをつけてくるといったものもあげられます。
因縁をつけるのに近い方な理由で、妻を責めるケースも見られるでしょう。
とにかく、妻を悪者に仕立て上げることで、自分の立場を上にしようとしたり、自分を守ろうという意識が働きます。
言い返すと、よりひどい言葉を投げられるケースもあり、文句が言えない状況に陥ってしまう場合も……。
パターン⑥:自分が被害者だという発言が多い
モラハラ夫は、何を言うときでも自分の方が被害者だとする発言が目立ちます。
自分の方が被害者だから、相手が悪いという言い方で、相手を責めることが多いでしょう。
言いがかりや、無理やりな話の持っていき方でも、堂々と平気な顔で自分の方が被害を被っていると主張するところが特徴です。
自分の態度は棚に上げて、すべての責任を相手に押し付け被害者面をするのは、よく見られる行動と言えます。
パターン⑦:平気で無視をする
よく見られる行動には、平気で無視をすることもあげられます。
妻の言葉に耳を傾けることがなく、自分の気分次第で平気で無視をする場合が多いでしょう。
無視を強く攻めると、妻の言い方や声の大きさなどを責め立て、結局自分は悪くないと主張してきます。
パターン⑧:共感してくれない
妻の気持ちに共感してくれないことも、よく見られる行動です。
何を話しても、妻の気持ちによりそってくれることがなく、思いやりにかけた行動が目立ちます。
女性は共感をしてもらうことで、絆を深める傾向が強いです。
共感してくれないモラハラ夫とは、結婚生活が維持できないと離婚に踏み切るきっかけになるでしょう。
パターン⑨:感情の起伏が激しい
感情の起伏が激しく、自分でもうまくコントロールできないところも特徴です。
急に怒り出したら、自分でも怒りが鎮められるとどまることなく起こりだす人も珍しくありません。
喜怒哀楽が激しく、自分でコントロールできずに、相手に感情をぶつける行動が目立つでしょう。
パターン⑩:人の見ていないところで態度を変える
人の目を気にする人が多く、人前と家庭内とで態度を変えるのも、よく見られる行動です。
少しでも人の目がある場所では、穏やかな態度を取り、一歩家の中に入ると突然烈火のごとく怒りだす行動も珍しくありません。
大声で怒鳴ったりして、ご近所にばれることがないよう、静かに、周囲にばれないように言葉で攻めてくるケースもよく見られる行動です。
モラハラ夫と離婚することはできる?
結婚生活を続けるのは、難しいと感じるモラハラ夫と離婚したいと考える人は多いでしょう。
実際に離婚を決断した時、モラハラ夫とは離婚できるのでしょうか。
結婚が二人の合意で成り立つように、離婚も、二人の合意があれば可能です。
お互いに離婚に合意し、話し合いがうまくまとまればモラハラ夫とも離婚ができるでしょう。
しかし、モラハラ夫が離婚を拒否した場合は話が変わります。
モラハラが離婚の原因になるかは判断が難しく、ときには離婚ができない場合もあるので注意が必要です。
モラハラを理由に離婚することができるケース
モラハラ夫とは離婚して、自由の身になりたい!
そう感じたときに知っておきたい、モラハラ夫と離婚できるケースを押さえておきましょう。
- お互いに離婚に納得している
- 相手に重度の精神疾患がある
- モラハラのせいで精神疾患にかかったと証明できる
- 継続的に人格を否定されたことがわかる
- 生活費をくれない
ケース①:お互いに離婚に納得している
離婚を考えたときに、夫婦二人とも離婚に納得している場合は、離婚ができます。
話し合いの末、お互いに納得し離婚届を作成すれば、離婚が成立するでしょう。
この場合、夫婦それぞれに納得しているので、理由は問題になりません。
仮にモラハラでなくても、その程度が軽くても離婚ができる場合にあたります。
ケース②:相手に重度の精神疾患がある
モラハラ夫が離婚に応じてくれない場合は、離婚できないケースもあります。
基本的に、離婚ができると判断されるためにはいくつかの要件が定められています。
民法第770条第1項に定められた法定離婚事由の中には、配偶者の不貞などのほかに「配偶者が強度の精神病に罹り、回復の見込みがないとき」とあります。
つまり、夫の言動は、精神疾患によるもので、医師の診断も受けたうえで回復の見込みがないと判断される場合、離婚できる可能性が高くなります。
モラハラと一言で言っても、その原因はさまざまです。
残念なことですが、精神疾患が原因で人が変わったような言動がみられることも少なくありません。
これまでは優しかった夫が、病気のため妻に当たり散らすようになったといったケースであれば、離婚が認められる可能性が高くなります。
ケース③:モラハラのせいで精神疾患にかかったと証明できる
夫が精神疾患にかかっていた場合ではなく、自分が精神疾患にかかった場合でも、離婚できる可能性があります。
この場合、夫の言動が原因で、妻が病気になったことを証明する必要があります。
きちんとしかるべき病院に通院し、医師への相談物と離婚について話を進める必要があるでしょう。
ケース④:継続的に人格を否定されたことがわかる
モラルハラスメントが離婚の原因になるか、具体的に定められているわけではありません。
民法第770条第1項に定められた法定離婚事由のなかには「その他婚姻を継続し難い重大な事由があるとき」があげられています。
つまり、夫の言動が、「婚姻を継続しがたい重大な事由」にあたるかどうかがポイントになります。
継続的にモラハラ夫からの人格の否定などの行為がみられ、婚姻関係が継続しがたいことを客観的に証明できれば、離婚できる可能性が高まります。
ケース⑤:生活費をくれない
モラハラ夫が生活費をくれない場合も、離婚できる可能性が高くなります。
結婚は夫婦二人で世帯を運営していく契約です。
生活費を入れないということは、結婚生活の維持を望んでいないと判断されるため、モラハラ夫が生活費を払わず家計を支えない場合、離婚できる可能性が高くなるでしょう。
モラハラ夫と離婚しない方がいい?後悔する?
夫との毎日に疲れてしまったら、離婚が頭をよぎるのも当然です。
しかし、一度は結婚を約束し、生涯を誓い合った仲。
モラハラ夫と離婚して後悔することはないのでしょうか。
夫と離婚することで、経済的な負担が増えることや、バツイチという立場が負担になる場合もあります。
しかし、モラハラ夫との生活は毎日続くストレスです。
日常的に尊厳を傷つけられることで、精神的に参ってしまう人も少なくありません。
あまりにも自分の存在が傷つけられると感じる人は、自分の幸せを守るためにも離婚を前向きに検討する必要があるのではないでしょうか。
モラハラ夫と離婚するための手順
モラハラ夫と離婚するための手順をご紹介します。
- 別居する
- 離婚に向けて話し合う
- 専門家に入ってもらう
- 離婚調停
- 離婚訴訟
①:別居する
離婚を考えたときは、まず別居を実行しましょう。
これ以上結婚生活は継続できないという意思を表明することができます。
また、離婚の話し合いをしながら、同居することは、心身ともに危険性があるケースも少なくありません。
これまで以上に強く責め立てられたり、中にはモラハラを越えて暴力に走る場合も考えられます。
自分の身を守るためにも、別居し、安全な居場所を確保しましょう。
②: 離婚に向けて話し合う
離婚について話し合いましょう。
モラハラ夫と離婚について話し合うことが必要です。
この話し合いで決着がつけば、二人で離婚届を作成し、スムーズに離婚が成立します。
しかし、夫が離婚に納得せず、離婚を拒否した場合、次の段階へ進むことになります。
③:専門家に入ってもらう
モラハラ夫が離婚に応じないときは、専門家の力を借りましょう。
もちろん、話し合いの段階で相談し、アドバイスをもらっておくのもおすすめです。
中には離婚の話し合いの際にお互いの友人や家族を交えるケースもありますが、かえってトラブルが大きくなる可能性が高く、第三者を交えるときは専門家にするほうが良いでしょう。
専門家に相談するときは、隠し立てすることなく、これまでのいきさつや自分の気持ち、考えを伝えることが重要です。
見栄を張ったり、プライベートなことと話さずにいると、かえって離婚には障害になってしまう場合があります。
④:離婚調停
どうしても夫婦の話し合いで決着がつかない場合は、離婚調停になります。
家庭裁判所に離婚調停を申し立てましょう。
調停委員会を交えて離婚について協議され、モラハラの問題も視野に入れて話し合いが行われます。
しかし、離婚調停の場合、夫がモラハラを否定したり、強く離婚を拒否するなどの行動をとってうまくまとまらないケースが多いことも注意が必要です。
⑤:離婚訴訟
離婚調停で話がまとまらないときは、離婚訴訟を起こすことになります。
離婚訴訟では民法第770条第1項に定められた法定離婚事由にあたる問題があることを証明する必要が出てきます。
モラハラ夫の言動が、婚姻を継続し難い重大な事由にあたることを主張し離婚を求める裁判となるでしょう。
モラハラ夫とスムーズに離婚するためのコツ
モラハラ夫とスムーズに離婚するためのコツについてご紹介します。
- 証拠をしっかり集めておく
- 公的機関へ相談する
- お金の問題を把握しておく
コツ①:証拠をしっかり集めておく
モラハラ夫と離婚するためには、民法に定められた婚姻関係が継続できない重大な事由があることを証明する必要があります。
また、明らかにそれらの証拠がそろっていれば離婚訴訟まで持ち込まなくても離婚調停などで話し合いがつく可能性が高くなります。
そこでモラハラ夫と離婚を考えたときは数多くの証拠をそろえておくとスムーズです。
SNSでのやり取りや、普段の会話の記録を押さえておきましょう。
録音機器で音声を残しておくのも、良い証拠になります。
また、やり取りが具体的に残せないときでも、日記のようにいつどこでどのようなことがあったかを詳しく記録しておくと、証拠のひとつとして提出できます。
細かい証拠をたくさん集めておくように心がけましょう。
コツ②:公的機関へ相談する
しかるべきところに相談をしておくことも、おすすめです。
相談内容が記録されることで、一つの証拠になります。
モラハラ夫のせいで、家を追い出されたり締め出されたりしたときは警察を頼り、相談しましょう。
また、女性を支援する機関を頼るのもおすすめです。
市町村には、生活相談ができる窓口もあります。
具体的な解決に、すぐ結びつかなくても、相談したという記録が残ることで、後々離婚の話し合いの際に役立つ可能性があります。
コツ③:お金の問題を把握しておく
お金の問題を把握しておくことも重要です。
離婚になるときに発生してくるお金の問題でもめることがないよう、夫婦のお金の内容を詳しく把握しておきましょう。
お互いの保険や資産、不動産、ローンなどをしっかりまとめておくと、法律家などに相談するときもスムーズです。
モラハラ夫から慰謝料をもらうことはできる?
モラハラ夫との離婚が決まったとき、慰謝料は請求できるのでしょうか。
モラハラの証拠がそろっていて、夫の言動が原因で離婚せざるを得なくなったことが証明できると慰謝料も請求できます。
モラハラによる慰謝料の相場はおよそ50~300万円と言われていますが、証拠の内容やモラハラの頻度などで大きく差が出ます。
また、慰謝料のほかにも離婚の際にもらえるお金があります。
子どもがいるときの養育費のほか、共有財産の財産分与が請求できます。
財産分与は、婚姻中に取得した財産を離婚の時に分けることです。
細かい取り決めがあるので、よく話し合う必要があります。
また、年金分割で夫婦それぞれに払っていた年金も将来の年金額として請求できます。
モラハラ夫と離婚すると親権はどうなる?
子どもがいるときの離婚には親権の問題がポイントになります。
モラハラ夫と離婚するとき、親権はどうなるのでしょうか。
モラハラと親権は、また別の問題として考えられます。
もし、夫のモラハラが子どもにも及んでいた場合、子どもの幸せを考え親権を妻に与えるケースは多いでしょう。
しかし、そうした重大な問題がない場合、経済的な理由などから親権が夫にわたってしまう可能性も否定できません。
妻の経済的な自立や、住居が確保されているかなど、子どものための環境が整っているかどうかは重要なカギになるでしょう。
離婚について相談するときは、親権の問題も専門家とよく話し合っておくようにしましょう。
モラハラ夫と離婚調停で争うときの注意点
モラハラ夫が離婚に応じず、離婚調停になってしまったときの注意点を、もう一度押さえておきましょう。
家庭裁判所が入り、離婚が話し合われる際は、客観的な目線がとても大切になってきます。
感情的に夫のモラハラを主張しても、よくある夫婦げんかのひとつだととらえられると離婚は難しくなるでしょう。
また、夫が平気で嘘をつく場合も考えられます。
モラハラ夫は、自分の立場を守るため嘘を平気でつくことも多く、第三者にとって、夫の発言が嘘かどうか判断できません。
そのため、客観的な立場で見ても納得できるような証拠をたくさん用意しておくことがポイントになってきます。
暴力や不倫などに比べ、モラハラと夫婦げんかの違いは、他人には判断がつきにくい問題です。
そのためモラハラで離婚をしたい人は、細かな証拠をできるだけたくさん、詳細に押さえておくことがカギとなるでしょう。
証拠にそって、きちんと説明ができるように準備をしておくようにしましょう。
離婚できなかったときにすべきモラハラ夫への対策
モラハラ夫との離婚ができなかった場合、どういったことが対策になるでしょうか。
- 別居する
- 相談する
- 真に受けない
対策①:別居する
モラハラ夫と離婚ができなくても、別居をすることで自分の身を守りましょう。
自分の生活や精神的な自由を守るためにも、夫との同居は負担が大きいと考えられます。
また、長く別居生活を続ければ、そのことで離婚が成立しやすくなります。
一般的には、およそ5年の別居期間があれば離婚できるとされています。
細かいところでは個々のケースに分かれますが、別居することで離婚の可能性が高くなることも押さえておきましょう。
対策②:相談する
モラハラによる苦痛を一人で抱え込まないことも大切です。
行政の窓口のほか、女性を支援する支援団体など、相談できるところはたくさんあります。
離婚ができなかったからとあきらめては、自分の幸せは訪れません。
今のうちにできることを確認し行動しましょう。
より多くの味方をつけるためにも、各方面に相談しておくことは大切です。
また、相談自体が証拠となり、改めて離婚の話し合いをするときに有利に働く可能性もあります。
対策③:真に受けない
モラハラ夫と過ごすときは、相手の言うことをとにかく真に受けないことが大切です。
関係のないことまで妻のせいにし、相手を責め立ててくるため、まともに受け止めていたら自分が傷つく一方です。
中には、自信を失い、主体性まではぎとられてしまう場合もあります。
真に受けることなく、相手の発言をやり過ごせるように心がけましょう。
大切なことは自分のみと、自分の尊厳や自由を守ることです。
自分以外、自分を守れる人はいないと心に刻んでおきましょう。
モラハラにはかしこく対応しよう
夫によるモラハラに悩んでいる人は、意外と多いものです。
しかし、モラハラは客観的に判断しにくく、離婚が難しくなるケースも少なくありません。
モラハラ夫との離婚を決断した時は、賢く振舞い、うまく離婚に持ち込むように心がけましょう。
しかるべきところに相談し、多くの味方を得ておくことも大切です。
どんな証拠を集め、どんな準備が必要なのか、専門家を交えて話し合っておきましょう。
きちんと証拠を集めて、説明ができれば、離婚への道は開けます。
苦痛でしかない結婚生活に未来はないと感じたら、自分で自分を守るための行動に踏み切りましょう。
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