若白髪ができる4つの原因！若白髪の予防・改善法8選＆NG対策法

「若白髪」の意味とは？

「若白髪」とは、「年が若いのに生える白髪」を意味します。
若白髪と呼ばれる年代に明確な定義はありませんが、10～20代で生える白髪を若白髪と表現する人が多いようです。

そもそも白髪というのは、髪の色である「メラニン色素」を作る色素細胞の働きが衰えることによって「毛髪の色素が消失した状態」のこと。
細胞の働きの衰えは、主に「加齢による身体機能の老化」によるものですが、それ以外にも様々な原因が考えられています。

若白髪の原因

では、若白髪はどうして生えるのでしょうか？
以下の原因4つをご紹介します。

1. ストレス
2. 生活習慣の乱れ
3. 病気
4. 遺伝

原因①：ストレス

若白髪にはストレスが大きく関係しているようです。
人はストレスが溜まると、自律神経が不安定になります。

自律神経とは排便・呼吸・心拍・血管収縮など、自分の意志では制御できない神経のこと。
そのため自律神経が上手く働かなくなると血行が悪くなり、頭皮から髪の毛へ送られる栄養が減ってしまうのです。

血行不良になるとメラニン色素を作るのに欠かせない「ミネラル」が不足しやすいので、若白髪の原因になります。

原因②：生活習慣の乱れ

若白髪は生活習慣の乱れによっても生えることがあります。
「睡眠不足」「食事の時間が不規則で内容が偏っている」といった生活を長く続けていると、やはり自律神経に悪い影響を与えて健康な髪の毛を作り出すことができません。

また食生活が乱れると栄養不足の状態に陥りますから、ミネラルが足りなくなって若白髪を生み出すことになるのです。

原因③：病気

若白髪が生えた場合は、病気も否定できません。
胃腸の病気を患うと、食べ物を食べても体が十分な栄養を吸収することができないため頭皮への栄養供給が滞ることになります。

また甲状腺の病気を患うと色素細胞の数が減少するため、白髪が生えやすいのです。
病気が原因で若白髪が生えるときは、急激に白髪が増えたと感じることが多いと言われています。

原因④：遺伝

若白髪の要因の一つとして、「遺伝」という考え方もあります。
医学的な根拠が証明されているわけではありませんが、天然パーマ・薄毛といった髪の毛の特質は遺伝しやすいのだとか。

つまり、両親や祖父母が若白髪で悩んでいた場合はあなたにも若白髪が生える可能性が高いと言えるでしょう。

年代別！若白髪の原因とストレスの特徴

10代

原因

10代の若白髪は「睡眠不足」「好き嫌いや偏食による栄養不足」が原因になりやすいようです。
身体の成長に関わる成長ホルモンは、10歳以降急激に分泌量が増加して15～16歳頃にピークを迎えます。

成長ホルモンは睡眠によって分泌が促進されるため、睡眠が削られると十分な量の成長ホルモンが生成されないのです。
成長ホルモンは白髪の改善・防止の役割を担っていますから、10代で睡眠不足になると若白髪が生えやすくなります。

また10代は身体の成長が著しい時期。
骨や筋肉の増加に伴って血液の量も増えるため、その分多くの鉄分が必要になります。

女性の場合、月経によってただでさえ鉄分が失われることになるので食事の栄養バランスが崩れると深刻な鉄分不足を心配しなければいけません。
鉄分は髪に栄養素を運ぶ役目をしているため、10代にとっての栄養不足は若白髪を招きやすいと言えるでしょう。

ストレスの特徴

10代の若白髪は、もちろんストレスも大きな要因になっています。
将来の不安・進学の悩み・SNSを通した人間関係など、今後の人生を左右する大事な決断に迫られたり友達付き合いに敏感になったりすることがストレスになりやすいでしょう。

他にはスマートフォン・パソコンの使いすぎによる眼精疲労もストレスの原因を作っています。
眼が疲弊すると眼球付近の筋肉が凝り固まって血流が滞り、疲労物や老廃物が蓄積。

眼の疲れは頭痛などの症状も引き起こすため、ストレスを感じるのです。

20代

原因

20代の若白髪は「喫煙」「過度のダイエットや偏食による栄養不足」が原因になりやすいようです。
タバコを吸うと、「血管が収縮して血液の流れが悪くなる」「ニコチンを外に出すためにミネラルが消費される」「タバコに含まれる一酸化炭素によって全身が酸欠状態になる」といった理由で色素細胞の元気がなくなり、若白髪になる可能性が高くなります。

また20代の女性は「とにかく痩せたい」という気持ちが強すぎるあまり、過度のダイエットをしてしまいがち。
すると偏食のような栄養不足状態になるため頭皮にも栄養が行き渡らず、若白髪が生えやすくなるのです。

ストレスの特徴

20代の若白髪の原因となるストレスと言えば、やはり仕事でしょう。
慣れない職場環境・上司や同僚との関係など、仕事のストレスは数え切れないほどあるもの。

そして女性にとっては妊娠・出産も大きなストレスになります。
ホルモンバランスの崩れによる気持ちの不安定さに加え、出産による肉体的負担が回復するのも待たずに24時間育児に追われる毎日。

ゆっくり寝ることもできず睡眠不足が当たり前になっているので、ちょっとしたことでもイライラしたり不安になったりとストレスをどんどん抱えるようになります。

若白髪を予防するための対策法

では、若白髪を予防するためにはどうしたらいいのでしょうか？
以下の対策法6つをご紹介します。

1. ストレスはこまめに発散
2. 早寝早起き
3. 睡眠の質を上げる
4. 頭皮マッサージ
5. 冷え性を改善する
6. 食事の栄養バランスを整える

対策法①：ストレスはこまめに発散

若白髪を予防するために最も重要なのは、ストレスをこまめに発散することです。
ストレスが溜まると血行不良や自律神経の乱れを引き起こし、白髪の大きな要因となります。

ストレス社会で生きる私たちは日常的にストレスを受けていますから、「たっぷり寝る」「美味しいものを食べる」「涙活する」といった自分なりのストレス解消法を見つけて心の元気を取り戻しましょう。

対策法②：早寝早起き

若白髪を予防するためには、早寝早起きをすることも有効です。
早寝早起きをすると自然に生活リズムが整って自律神経が正常に働くようになるので、頭皮の血流も促進されて健康的な髪の毛を作り出すことができます。

とは言え、「早起きのために1時間早く寝よう」というのはハードルが高すぎますよね。
そこで、毎日10分・15分でも早く寝るように心がけてみて。

日頃の睡眠不足が解消され、スッキリと気持ちのいい朝を迎えられるはずです。

対策法③：睡眠の質を上げる

「若白髪を予防したいけど仕事で早く寝るのが難しい」という場合は、質の高い睡眠を意識すると良いでしょう。
寝る前にストレッチをすると脳や神経は休む準備に入るので、寝付きが良くなります。

また香りのいいハーブティーなど、ノンカフェインでリラックス効果の高い飲み物を飲んだり寝室をできるだけ暗くしたりすることで熟睡へ導いてくれますよ。
特に注意したいのは、寝る直前のスマホやテレビ。

ブルーライトは睡眠を妨害するので、スマホを使うのは寝る1時間前までにしたいですね。

対策法④：頭皮マッサージ

頭皮マッサージは白髪の原因となる血行不良を改善するため、若白髪対策になります。
効果的な方法は、指の腹を使って気持ちいいと感じる程度の強さで頭皮全体を丁寧に揉みほぐすこと。

その際、頭皮だけではなく首筋や肩など頭周り全体の血行を流すイメージで行うといいでしょう。
自分ではシャンプーの後にマッサージを行い、時にはヘッドスパを利用するのもいいですね。

対策法⑤：冷え性を改善する

血行を良くするためには冷え性を改善することも大切です。
「日常的に体を動かす」「お風呂にゆっくり浸かる」「体を温める食べ物を食べる」などによって体温を上げ、同時に「お酒」「冷たいもの」「甘いもの」といった体を冷やす食事は控えるようにしましょう。

対策法⑥：食事の栄養バランスを整える

若白髪を予防するためには、食事の栄養バランスを整えて健康的な髪の毛を作るのに十分な栄養素を補給する必要があります。
白髪対策として特に効果的な食べ物は「山椒（さんしょう）」「黒ごま」「海藻類」です。

山椒にはメラニン色素の生成や血行を促進する効果がありますし、
黒ごまに含まれる豊富なミネラルはメラニン色素を作る材料となります。
またひじきや昆布などの海藻類に多く含まれる「ヨード」は、色素細胞の活動を促すのに役立ちますよ。

若白髪は体の中から改善！おすすめのレシピ

では、若白髪を体の中から改善するためにはどのような食事をしたらいいのでしょうか？
以下のレシピ4つをご紹介します。

レシピ①：手羽元のわさび山椒焼き

材料と下準備は以下の通りです（2人分）。

• 手羽元：6本（骨に沿って切れ目を入れ、皮をフォークで刺す）
• 醤油：大さじ１
• わさび：お好み
• さんしょうの粉：お好み

ビニール袋に手羽元・醤油・わさびを入れて揉み込み、冷蔵庫で30分以上置きます。
クッキングシートに並べ、オーブントースターで20分焼きましょう。

最後にさんしょうの粉を振ったらできあがりです。
たんぱく質の補給源となる手羽元は筋肉量を増やして代謝を高めるため、血行の促進をサポートしてくれます。

レシピ②：寒天で豆乳黒ごまプリン

材料と下準備は以下の通りです（5～6人分）。

• バナナ：大サイズ1本
• 豆乳 ：400ml（レンジで2分温める）
• 黒すりごま：大さじ4
• 寒天：小さじ1
• 水：100ml

バナナと豆乳をミキサーにかけてなめらかにし、黒すりごまを加え混ぜます。
鍋に水と寒天を入れてよく混ぜてから弱火〜中火にかけ、塊ができないようによく混ぜながら溶かしましょう。

豆乳液を茶こしでこしながら入れ、弱火で2分ほどよくかき混ぜます。
容器に流し入れ、冷蔵庫で冷やせば完成です。

バナナや大豆に含まれる「チロシン」はメラニン色素の原料となる上に、抗ストレス作用もあるので白髪対策にぴったりと言えます。

レシピ③：ひじきの生姜サラダ

材料と下準備は以下の通りです（2人分）。

• 乾燥ひじき：大さじ1（水で戻して手でよく絞る）
• ささみ：1本（茹でて水気を拭いて細かく裂く）
• 枝豆：お好み（冷凍の場合は解凍して水気を拭く）
• 生姜の絞り汁：大さじ2/3
• 醤油：小さじ2
• 蜂蜜：小さじ1
• ごま油：小さじ1
• オリーブ油：大さじ1
• 塩・コショウ：少々

調味料全てを混ぜ合わせてドレッシングを作り、具材と混ぜ合わせます。
冷蔵庫で冷やしながら時々混ぜ、味がなじめばOK！

他にも人参・パプリカなどを合わせれば彩りが鮮やかになりますね。
生姜には体を温める効果がありますから、血行が良くなって若白髪を予防してくれるでしょう。

レシピ④：ごぼうトースト

材料と下準備は以下の通りです（1人分）。

• 食パン：1枚
• きんぴらごぼう：適量
• 白ごま：お好み
• マヨネーズ：大さじ2
• ピザ用チーズ：適量

きんぴらごぼう・白ごま・マヨネーズを混ぜ合わせ、パンの上に乗せます。
さらにチーズを散らしたら、トースターで焼くだけ。

アツアツをいただきましょう！
ごぼうにはメラニン色素を作り出す作用に欠かせない「チロシナーゼ」が含まれていますし、チーズはメラニン色素の原料となります。

若白髪を目立たなくするおすすめのヘアケア製品

では、若白髪を目立たなくするためにはどのようなヘアケア製品を使ったらいいのでしょうか？
以下のおすすめ商品を10個ご紹介します。

おすすめ①：プリオール・カラーコンディショナー

毎日のシャンプー後に使うことで髪に少しずつ色合いを与え、若白髪を目立たなくしてくれます。
髪表面だけではなく内部の補修も行うため、毛先までなめらかでつやのある美しい髪に生まれ変わるでしょう。

嬉しいのは待ち時間が短いこと。
「若白髪は気になるけど仕事が忙しくて染める時間がない」という人でも、いつものお手入れの流れで手軽に利用できますよ。

おすすめ②：ルプルプ・ヘアカラートリートメント

基本的にヘアカラートリートメントは髪の表面に色をつける性質なので、髪の毛や頭皮を傷める心配がありません。
髪の内部に保湿成分などを浸透させることで髪のダメージを補修し、さらに髪の質感を整えながら徐々に若白髪の目立たない髪色に変えることができます。

色持ちが良いことに加え、色の落ち方がゆっくりで自然。
急に白髪が目立つようなことがないのも安心です。

おすすめ③：シエロ・オイルインヘアマニキュア

脱色をする白髪染めに対して、脱色を行わずに髪の表面と内部の浅いところに優しく色を入れていくヘアマニキュア。
髪がダメージを受けにくいため、定期的にケアすることができます。

液剤はジェルタイプで髪に密着するため染まりやすく、色持ちが長いのも大きなメリットと言えるでしょう。

おすすめ④：ブローネ・ヘアマスカラ

「白髪染めをしたばかりなのに、出かける直前や外出先で若白髪を見つけちゃった…」という場合に便利です。
髪の毛の表面に一時的に着色する目的で使うものですが、汗や水に強く色落ちしにくいタイプ。

ただし、そのまま寝てしまうと寝具などに色移りすることがあるため、1日の終わりにはシャンプーでしっかり洗い流すようにしましょう。

おすすめ⑤：マイナチュレ・オールインワンヘアカラートリートメント

「白髪染めは抵抗があるけどカラートリートメントでは若白髪が上手く染まらない」という人にぴったり。
1回目でしっかり染まってくれますし、同時に「加齢による頭皮・髪の老化予防」「頭の地肌・髪の毛のお手入れ」もできてしまいます。

さらに色持ちが良いという優れもの。
他の商品より少しお高めですが、使って納得の品質と言えるでしょう。

おすすめ⑥：ポーラ・グローイングショットカラートリートメント

「とにかく早く染めて明日の予定に備えたい」という場合に役立ちます。
いつものトリートメントと置き換えて使用し、待つことわずか5分。

色持ちはそれほど長くはありませんが、短時間でしっかり染まります。
毛髪補修成分も含まれているため、ダメージをケアしながら自然な色味を若白髪にプラスしてくれる商品です。

おすすめ⑦：利尻白髪染めシャンプー

「若白髪を染めても、すぐに伸びてきて生え際が気になる」「染めたことを周囲に知られたくない」という人は試してみる価値あり！
いつものシャンプーとして使うだけで、洗いながら徐々に色がつくのでいつまでも髪色をキープできます。

また利尻昆布のエキスによって髪を染めるため、敏感肌の人でも毎日安心して使い続けられるでしょう。
リピートする人が多いことからも、人気ぶりが伺えます。

おすすめ⑧：白髪染め・黒耀シャンプー

日本が世界に誇る伝統絹織物「大島紬（おおしまつむぎ）」の美しい黒を出すために使用している「シャリンバイ」を配合しました。
大島紬は、奄美大島に古くから伝わる「泥染め」と呼ばれる手法によって生み出される高品質な着物。

その高度できめ細かい技術を取り入れたことで、髪を美しく上品な黒に仕上げることに成功したのです。
時間をかけてゆっくり染まるタイプですが、天然成分100%なのでアトピー性皮膚炎や乾燥肌の人にも適しています。

おすすめ⑨：黒髪クリームシャンプーKAMIKA（カミカ）

「若白髪を染めながら潤いとツヤのある髪質に改善したい！」そんな願いを叶えてくれるシャンプーです。
色素細胞の働きを活発にする「ヘマチン」「メリタン」を配合することで、メラニンが正常に作られる環境に整えてくれます。

また「9種の植物エキス」「4種のオイル」を配合するなど、健康的で美しい髪作りにも徹底的にこだわりました。
使い続けるほどに髪質が変化してくるので、お値段以上の価値が実感できそうです。

おすすめ⑩：ウエラトーン・リタッチコンシーラー

どのようなヘアスタイル・場所でも、気になる若白髪を簡単に着色して隠すことができます。
パウダータイプのコンシーラーなので髪の毛1本1本への密着力は抜群ですし、べたついて毛束になることもありません。

また水や汗に強いのにシャンプーで簡単に落とせるという使いやすさ。
ぜひメイクポーチに常備しておきたいアイテムです。

若白髪があるときのNG行動

若白髪を一本や二本見つけるとショックを受け、「どうにしかしないと」という焦りからついつい抜いてしまいますよね。
ところが白髪であっても、まだしっかり生えている髪を無理やり引っ張って抜いてしまうと、毛根を傷つけて髪が生えてこない状態になる場合があります。

つまり、若白髪を抜くと薄毛の原因になりやすいのです。
若白髪が気になるときは「染める」「一時的にカバーする」「ハサミで切る」のいずれかで対処をするのがおすすめです。

若白髪は健康的な生活を送って予防しよう

若白髪の主な原因は「ストレス」「生活習慣の乱れ」にあります。
ストレスを解消するためには、健康的な生活を送って心身共に元気を取り戻すことが大切。

「質の良い睡眠」「栄養バランスの偏り過ぎない食事」を心がけることで、若々しい髪の毛を保つことができるでしょう。