洞察力の意味とは?洞察力がある人の特徴12個&洞察力を鍛える方法
洞察力という言葉を聞いた事がありますか? 仕事が出来たり、よくモテる人は洞察力が高い人に多いです。 そこで、洞察力とは具体的にどういう意味なのかを見ていきます。 また、能力を身につけるために何をすればよいのか、洞察力を持つことで生まれるメリットも見ていきましょう。
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洞察力の意味とは?
洞察力とは物事を深く見る、見通す、鋭く見る、または、見抜く力のことです。
ただ、見るだけではなく、見ることによってそれ以外の情報や今までの経験から、それ以外の事も直感的に判断できる能力。
すなわち、目に見える部分を認識するのが観察、目に見えない部分まで認識できるのが洞察になります。
そのため、内面、つまり感情的な部分も洞察力のある人は判断できると言う事です。
この能力は経験やパーソナリティなど様々なものがトータルして生まれるもの。
しかし、この能力が低くても鍛えることはできるでしょう。
洞察力がある人の特徴【性格編】
洞察力がある人の性格はどのようなものなのかを見ていきます。
- 観察力がある
- 冷静
- 客観的に物事を見ることが出来る
- 経験値が多い
- 先入観がない
- 勘が鋭い
具体的に見ていきましょう。
特徴①:観察力がある
洞察力がある人は詳細な部分まで観察しています。
例えば、初対面の人に出会ったとします。
その時にその人がどのような服装をしていたか、仕草はどうだったか、会話の内容はどのようなものだったか、その人についての特徴を多く挙げられる人は洞察力があるでしょう。
逆に、洞察力のない人はその人がどのような服装をしていたのか覚えておらず、会話の内容もあやふやでしょう。
特徴②:冷静
冷静さは洞察力に一番必要なもの。
感情の起伏が激しくヒステリーを起こしたり、怒ってキレたりするような人は、落ち着いた精神状態ではありません。
そうなると感情に左右されていてじっくり物事を見る以前の問題です。
しかし、洞察力がある人はいつも冷静な目で見ているので、自分の感情だけで物事を判断することはありません。
特徴③:客観的に物事を見ることが出来る
客観的に見るというのは、固定概念や大多数の意見に流されることなく物事を見ると言う事。
つまり、思い込みや主観を持ちこまずに自分から一歩引いた状態で判断できるという意味です。
人は感覚的なものに左右されやすく、第一印象でネガティブなイメージに一度捉えてしまうと、その後の判断がなかなか覆らないでしょう。
しかし、洞察力がある人は客観的に見ているのでそういうことはありません。
特徴④:経験値が多い
洞察力に優れている人は様々な経験をしていることが多いでしょう。
それは、大きな挫折もそうですし、楽しい経験なども含まれます。
また、大きな失敗をしていたり、成功をしていたりと、経験豊富でたくさんの人と関わってきた人も少なくありません。
これらの経験が鋭い洞察力を培ってきています。
なぜなら、多くのパターンを学習しているから。
その学習から人を見る目や人の行動などを判断できるのです。
特徴⑤:先入観がない
具体的に先入観を持っていないとはどういうことか?
例えば、歳が若いからこうだろう、派手な服装だからこんな人など、固定的な観念を持っていて、その物差しが判断基準になってしまっていることです。
しかし、その判断基準は誤っていることも多く根拠もありません。
すなわち、それでは正しい洞察はできないということです。
洞察力がある人は前もって不要な情報がありません。
特徴⑥:勘が鋭い
洞察力がある人の多くは感が鋭いところがあります。
よく「ピンときた」という言葉を使いますが、そのアンテナが敏感なのです。
この勘については生まれ持った才能の部分もあるでしょう。
勘が鋭いのはこれまでの豊富な知識や経験が要因ですが、直感的なものに優れていることも大きいでしょう。
洞察力がある人の特徴【行動編】
洞察力がある人の行動はどのようなものなのかを見ていきます。
- たくさんの人とコミュニケーションを取っている
- フットワークが良い
- メモ魔
- 失敗を糧にする
- 何事も自分の目で確かめる
- 一歩先を読んでいる
具体的に見ていきましょう。
特徴①:たくさんの人とコミュニケーションを取っている
誰とでも打ち解けることが出来るのが洞察力のある人。
そのため、多くの人と会話したり、接したりすることが得意です。
話上手なとこもありますが、聞き上手なところも洞察力のある人の特徴。
話を聞いている最中もしっかりと相槌を打ち、表情や仕草を観察しています。
また、初対面の人でも臆することなく積極的にコミュニケーションを取り、年齢、性別関係なく人脈があるでしょう。
特徴②:フットワークが良い
洞察力のある人は行動力もあります。
洞察力のある人は実際に色々な事を体験、実行しています。
また、好奇心が強いので興味のあることがあればチャレンジする傾向もあるでしょう。
そのため、色々な国へ出かける人、多趣味の人も多いのです。
また、好奇心があることでたくさんの情報収集もするので知識も豊富になります。
人に対しても洞察力を発揮するのは好奇心を持って人を見ているからです。
特徴③:メモ魔
洞察力のある人はよくメモを取っているでしょう。
手帳やスマホなどに気付いた事、やらなければならないこと、新しい情報などをメモします。
なぜなら、細かい情報をキャッチしたり、観察した結果を精査したりして残すため。
そうなると、判断材料が豊富になって誤った判断をしなくなるでしょう。
また、メモをすることがあるというのは、それだけ人の話を聞いたり、見たりしている証拠です。
特徴④:失敗を糧にする
失敗やミスをそのままにせず原因を突き詰めるのが洞察力のある人。
また、過去の自分を振り返って、あの時の行動や言動は間違っていたと反省することもあるでしょう。
このように過去からも気付きを得てますます洞察力を磨くのです。
そうすると次の機会でベストなパフォーマンスをあげられるでしょう。
特徴⑤:何事も自分の目で確かめる
聞いた話や読んだ話を鵜呑みにしません。
なぜなら、洞察力のある人は自分の目で確かめないと納得できないからです。
例えば、あの国は景色が素晴らしくて感動すると聞いても、参考にしますが自分が感動できるかどうかは別物と考えます。
そのため、実際にその国に足を運んで自分がどう感じるかを実証します。
また、人の噂話も聞くだけでそれが事実かどうかもその場で判断したりしないでしょう。
特徴⑥:一歩先を読んでいる
洞察力のある人は今の事だけではなく一歩先、二歩先のことまで考えています。
今はこうでも、この先はこうなるだろう、こういう危険性もあるなど、これまでの経験や持ち前の洞察力で予測を立てるでしょう。
また、人は変化していくもの、世の中は変化するもの、流行は変わるものということも理解しているので先が読めるのでしょう。
洞察力を鍛える方法
どうすれば洞察力を鍛えることが出来るのかを見ていきます。
- 読書をする
- 視野を広げる
- 慎重に行動する
- 苦手な人ともコミュニケーションを取る
- 普段から視点を変えてみる
- 何事もチャレンジする
- 情報やニュースを見る
- 疑問をそのままにしない
具体的に見ていきましょう。
方法①:読書をする
様々な本を読みましょう。
読書をすることで知識を増やす、様々な価値観に触れる、物事の捉え方を学ぶなど、読書には多くのメリットがあります。
また、洞察力のある人が書いた洞察力を養うためのノウハウ本もあるので、それならば手っ取り早いでしょう。
その他、読書をすることで主人公はどうしてこういう行動をしたのか、自分ならばどうするかなど想像力を鍛えるのにも活用できます。
方法②:視野を広げる
固定観念に縛られていても洞察力は育ちません。
そのため、まずは固定観念を外すために視野を広げる努力をしましょう。
視野を広げるには部分的に捉えないで全体を見ること。
また、直接的な考えではなく間接的な考えをすることなど、一点だけを見るのではなくあらゆる方向から見るのがポイントです。
具体的には自分の今いる世界を広げること。多くの人と出会い、様々な場所に行き、新しいことにチャレンジすることです。
方法③:慎重に行動する
洞察力のある人は落ち着いている人が多いのが特徴。
なぜなら、その場の感情で動いたり、衝動的な考えに引っ張られたりしないからです。
そのためには、日ごろから慎重に行動すること。
何かあった時でもまずは心を落ち着ける。
そして、感情に流されないように深呼吸して目の前の事だけみないようにします。
そういう時こそ客観的に見ることが大切です。
慎重を心がけていれば冷静になれるので洞察力が働くようになるでしょう。
方法④:苦手な人ともコミュニケーションを取る
人は苦手な人との接触は避けようとします。
しかし、それをしないで誰とでもコミュニケーションを取るようにしましょう。
そうすることで、なぜ苦手意識があるのか、苦手と思っているのは単なる思い込みなのかがわかります。
もしもそれでも苦手な場合、どう対応すれば良いのかも考えます。
その訓練をしていれば人に対しての洞察力も養えるでしょう。
方法⑤:普段から視点を変えてみる
日ごろから洞察力を鍛える方法もあります。
それは、どのようなことでも違った視点で見るようにすること。
具体的には、満員電車でイライラすることがあるでしょう。
しかし、イライラすると言う事にフューチャーしてしまうと疲れるだけ。
そこで、視点を変えて考えます。
この満員電車に乗れるのは健康だから、満員電車だから人を観察できる、社会から満員電車を無くす方法を考えるなど、別の視点でどのような考えが出来るのかを思いつくだけ考えましょう。
方法⑥:何事もチャレンジする
気になること、興味があることに対してとにかくチャレンジしてみましょう。
結局、頭で考えているだけでは物事の本質を見ることが出来ません。
そのため、実際に試してみて感覚を掴みましょう。
そうすることで固定観念もなくなりますし、発想も柔軟になってきます。
また、新しい環境に挑むとそこで新しい人間関係もできます。
それによって様々な価値観にも触れることが出来るでしょう。
方法⑦:情報やニュースを見る
取り入れられる情報はなるべく見るようにしましょう。
日本のニュースだけではなく世界のニュース、海外の雑誌など、広い範囲を網羅できればなお良いでしょう。
そうすることで異文化や各国の風習など日本では触れることがない価値観を学べます。
また、外国に暮らしている日本人や、日本に暮らしている外国人など、自分と異なる環境の人から情報を得るのも洞察力を鍛えるひとつの方法です。
方法⑧:疑問をそのままにしない
普段、なぜと思ったことをそのままにしないようにしましょう。
そのままにしてしまうとせっかくの学習するチャンスを逃してしまいます。
それらをひとつひとつ解決しておくと、洞察力を鍛えるひとつの材料になります。
人に対してもムッとした表情をしたら、どうして不快に思ったのかを観察しましょう。
洞察力を鍛えることで得られるメリット
洞察力があればどういう利点があるのかを見ていきます。
- 仕事に生かせる
- 人間関係がスムーズになる
- トラブルを回避できる
- 恋愛がうまくいく
- 精神状態が安定する
- 積極的になれる
具体的に見ていきましょう。
メリット①:仕事に生かせる
洞察力があるとそれを仕事に生かすことが出来ます。
なぜなら、洞察力があるということは人の本質を見抜けるという事です。
そうなると、仕事の取引をする時にも相手の考えや要求が読めるのでビジネスが効率よくすすめやすくなります。
また、洞察力によって人を見抜いて、その人にあった仕事を振り分けることもできるでしょう。
また、自分で起業する時でも洞察力を使ってコミュニケーションを測り人脈を作っていけます。
メリット②:人間関係がスムーズになる
人の事がわかると人間関係が上手くいくでしょう。
つまり、どういうパーソナリティかを理解できるので、その人の嫌がることや喜ぶことを把握して軋轢を生まない方法を知っているということ。
また、洞察力があるとその人の表情や細かな言動から何を考えているかを瞬時に理解するので、トラブルが起こる前に様々な対応をするでしょう。
メリット③:トラブルを回避できる
洞察力があると前もってトラブルを避けることが出来るでしょう。
洞察力のある人は現時点のことだけではなく先の事も予測できます。
そのため、何か不具合や違和感があるとそれを回避するための対策を事前に行います。
そのため、トラブルが起きてから慌てることもないでしょう。
また、洞察力がある人は慎重なので強引に事をすすめたり、衝動的に行動したりしないので失敗も少ないでしょう。
メリット④:恋愛がうまくいく
洞察力がある人は恋人にもその力を発揮します。
そのため、恋人の小さな変化にも気付くので、とても気遣いのできる恋人になるでしょう。
恋人が気遣いの出来る人であれば、喧嘩も少なくなりますし、自分の事を理解してくれていると感じます。
そのため、恋人に対してイライラすることもないでしょう。
また、恋人を口説く段階でも、その洞察力でその人にあった攻略法を編みだして成功率を高めます。
メリット⑤:精神状態が安定する
洞察力がある人は何が起きているか、どうしてそうなっているかを理解できます。
そのため、原因がわからず腹を立てたり、不安になったりすることがありません。
それによって常に安定した精神状態が保たれるので、穏やかでいられるでしょう。
そして、たとえ失敗したり、トラブルに見舞われたりしても洞察力のある人からすればそれは想定内なので、慌てることもありません。
メリット⑥:積極的になれる
洞察力があれば何事にも積極的になれます。
なぜなら、洞察力があれば人間関係もスムーズですし、仕事も上手くいくからです。
そうなると明るくなって前向きな気持ちになれるはず。
その気持ちが積極性をもたらして行動範囲も広がりますし、新しい事に挑戦する意欲も湧いてくるでしょう。
洞察力を仕事で活かす方法
仕事に洞察力を役立てる方法を見ていきます。
- 本音を読みとる
- 人を見抜く
- 人脈がある
具体的に見ていきましょう。
方法①:本音を読みとる
人の本心を読みとることができるので、仕事で営業に活用できるでしょう。
いくら営業しても相手は全くその気がない、それどころか迷惑に感じているならば、営業している時間も無駄です。
しかし、洞察力があればそのような無駄な労力を省くことが出来ます。
また、相手の要求していることがわかるので、営業する時にメリットになるでしょう。
方法②:人を見抜く
洞察力があればその人がどのような性格なのかを見抜くことが出来ます。
そうすると、採用面接や配置換え、仕事の割り振りなどでメリットになります。
つまり、その人に合った職種や分担を見極めることが出来るからです。
適材適所に人を配置することが出来れば仕事のパフォーマンスも上がりますし、その人のモチベーションも上がります。
また、会社の人員の定着率にも繋がり有益な人材を効率よく採用することもできるでしょう。
方法③:人脈がある
コミュニケーション能力が高い洞察力のある人。
そのため、広い人脈を持っています。
それらは、ビジネスをする上で大きなメリットになります。
特に、自ら起業をする人にとって人脈はポイントになるでしょう。
それらの人脈を使ってビジネスを展開する人もいますし、特定の分野に詳しい人をそれぞれ集めてひとつの会社を興す人もいます。
洞察力を鍛えたい人におすすめの本
おすすめ①:「洞察力――弱者が強者に勝つ70の極意」
元プロ野球選手だった視点を通して洞察力を磨いて一流になる方法を説いています。
その文章は時には辛口で野球ファン以外でも興味のある話が満載です。
また、勝負の世界はひとつ読み間違えるだけで勝敗が決まるなど、ビジネスでも役に立つ話もたくさんあります。
週刊ダイヤモンドにて掲載されていたコラムでビジネスマンにも大好評だったものを再編成した一冊です。
おすすめ②:「大前研一 洞察力の原点」
出典 : www.amazon.co.jp
大前研一 洞察力の原点
1580円
ビジネスマンに向けた一冊。洞察力を発揮するにはどのような条件が必要か、洞察力をフルに活用するにはどうしたら良いかを説いています。
検証し、自分なりの決論を出す。
そして、方法を組み立てやり続ける。
それらの一連の動作を続けることが洞察力の原点。本当に強くなりたい人へのメッセージも詰まっています。
おすすめ③:「複雑な仕事をシンプルに解決するための「洞察力」の磨き方~「見えないものを見抜く」仕事術~ 」
一万人以上のビジネスマンの仕事を分析し、指導してきた著者が書いた一冊。
仕事が出来る人が必ず持つと言われる洞察力の磨き方をレクチャーしています。
洞察力とはポイントを押さえたものの見方。
その方法をインバスケット問題にして、読者が解いていくことで洞察力を強化します。
おすすめ④:「「洞察力」があらゆる問題を解決する」
見えない問題を見抜く力を高めることにより、問題を発見したり、問題を解決したりする効果があることを説いています。
その見えない問題を見抜く力、つまりそれが洞察力。
すなわち、洞察力があれば多くの問題は解決するということです。
そして、洞察力は技能や性能、生産性を上げるヒントになるでしょう。
「洞察力」と「観察力」の違い
観察力の「観」は見るという意味。
観察とは、そこにあるものをそのまま見ることです。
そこに力という言葉が加わるで、観察力とは外見的なものをじっとよく念入りにみるということです。
一方の洞察力の「洞」は見通す、つらぬくなどの意味があります。
そして、洞察とは物事を見抜く、見通すとなります。
洞察力となると、観察の外見的なものではなく内面的なものを見るという意味になるでしょう。
具体的なセンテンスは「人に対して観察力がある」とは、その人の外見、しぐさ、行動、言動など、ありのままにじっくりと見ること。
「人に対して洞察力がある」とは観察した上で、その人の内面を探ったり、様々なことを予測します。
洞察力を磨いて武器にしよう
洞察力を身につけると、仕事に役立ち、恋愛にも役立ちます。
それならば、身につけないと損でしょう。
洞察力を磨く方法は色々あるので是非試してみて洞察力を自分の武器のひとつにしましょう。
そうすれば、今まで以上にステップアップできて、人生も楽しくなります。
取り入れたくなる素敵が見つかる、大人女性のためのwebマガジン「noel(ノエル)」。
メイク・コスメ、美容、ライフスタイル、ヘアスタイル、ファッション、ネイル、恋愛のテーマで、編集部が独自調査、または各分野のスペシャリストが監修した記事を毎日更新しています。いまの気持ちに1番フィットする情報で、明日を今日よりすばらしい日に。