喪失感の意味とは?喪失感にかられる瞬間&喪失感から立ち直る方法
心にぽっかり穴が開いた心もとない感じに覚えはありますか? 大切なものを失ったときに心を支配してしまう喪失感について考えてみましょう。 喪失感を抱える人の特徴や、喪失感を乗り越える方法を見てみます。 大切なものがある人ほど、喪失感を味わう機会多くなります。 喪失感を恐れず、大事なものを作れる強さを持ちたい人にもおすすめです。
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「喪失感」の意味とは?
喪失感という言葉の意味を考えてみましょう。
喪失感は、自分にとって大切なもの、あるいは大切な人を失ったときに感じる気持ちのことを指しています。
むなしさや悲しさ、寂しさのほか、苛立ちや不安など、いろいろな感情が渦巻く複雑な気持ちを指していることが多いでしょう。
心に穴があいたような、と表現されたり、自分が自分ではなくなったような心細さで表現されることもあります。
喪失感を抱える人の特徴
喪失感を抱える人に、よく見られる特徴を見てみましょう。
- いつも涙が出てしまう
- 無気力でやる気が出ない
- ふさぎ込むことが多い
- 心細く孤独を感じている
- 過去のことを思い出すことが多い
- 食事がおいしくない
- 焦りや苛立ちを感じている
特徴①:いつも涙が出てしまう
喪失感を抱えている人は、常に不安感や虚無感を感じています。
そのため、自分では意識していなくても涙があふれてしまうことがよくあるでしょう。
しっかり哀しみやさみしさを自覚していないときでも、突然不安な気持ちに襲われて涙が止まらなくなることも少なくありません。
また、悲しみの中で思い出がよみがえり、泣いてしまうなど、いつもちょっとしたことで泣いてしまうところが特徴です。
特徴②:無気力でやる気が出ない
無気力になったり、何かしようと思ってもやる気が出ないところも、よく見られる特徴です。
喪失感を抱えた人は、仕事だけでなく日常生活に欠かせない食事や家事などに対しても無気力になる場合があります。
人に合うことがおっくうになったり、化粧など身だしなみを気遣う気持ちが薄れることも少なくありません。
好きだった物事にも興味がわかなくなったり、やる気が起きずに体が重く感じられる人も多いのではないでしょうか。
特徴③:ふさぎ込むことが多い
もともとは明るく前向きな性格の人であっても、喪失感を抱えているとふさぎ込みやすくなります。
ちょっとしたことでも不安を感じやすくなったり、情緒不安定で感情がコントロールできなくなることも…。
考え方も後ろ向きになりやすく、未来に対して楽観的に考えるのが難しくなるでしょう。
中には、不眠などの症状を抱えてしまう人も少なくありません。
特徴④:心細く孤独を感じている
喪失感を抱えていると、人は心細さを人一倍感じやすくなります。
一人でいることで、より不安になったり、孤独感が強くなる場合が多いでしょう。
失ったものの大きさによっては、自分の一部をもぎ取られたような苦しみを持つ人もいるため、心細くなってしまいます。
特徴⑤:過去のことを思い出すことが多い
大切なものを失う前の、思い出に浸る人も多くなるでしょう。
過去のことを頻繁に思い出すことが増え、良かった思い出や、やり残した後悔に想いを馳せるケースもよく見られます。
喪失感を抱えていると、満たされていた頃のことを思い出すことで気持ちを慰めたり、心を納得させようとするので、過去をよく思い出すようになるところも特徴です。
特徴⑥:食事がおいしくない
喪失感を抱えている人は、食事がおいしいと感じにくくなるところも特徴です。
健康で、元気なときは、食事は毎日の楽しみになっている人が多いでしょう。
好きなものを食べることで、ご褒美になったり、元気を出すきっかけになることも少なくありません。
しかし、喪失感を抱えていると、悲しみや不安で味が感じにくくなってしまいます。
食事に対して興味を失う場合も多く、食欲が減ってしまう人も多いでしょう。
食事をしても、おいしいと感じられなくなり、より食べることへの興味を失ってしまう場合が多いところも特徴にあげられます。
特徴⑦:焦りや苛立ちを感じている
焦りや苛立ちといった感情がみられるところも特徴です。
失ったものに対して「もっとできることがあったのでは」という後悔から、自分へ苛立ちをぶつけてしまう人も…。
大切なものを失って、初めてその重要性に気づく場合も少なくありません。
後悔が募れば、その焦りや苛立ちとともに喪失感に苦しむ人も多いのではないでしょうか。
喪失感を抱える瞬間・できごと
人が喪失感を抱えやすいできごとや、喪失感を覚える瞬間についてみてみましょう。
このようなできごとを経験した時は、喪失感を抱えやすくなります。
- 家族を亡くしたとき
- ペットをなくしたとき
- 恋人と別れたとき
- 卒業したとき
- 友達と離れてしまうとき
- 仕事を辞めたとき
- 出産してお腹に赤ちゃんがいなくなったとき
- 楽しくにぎやかな場所から一人になったとき
- 離婚したとき
- 好きなドラマや漫画が終わったとき
- 大事にしていた宝物やコレクションをなくしたとき
- 結婚して実家を離れるとき
- 親友が結婚したとき
- 年齢を自覚したとき
- 失恋したとき
①:家族を亡くしたとき
喪失感を覚える、一番代表的なできごとは家族を亡くす経験ではないでしょうか。
身体を寄せ合い、一緒に暮らしてきた家族との死別は、かえがたいものを失った気持ちを感じ、喪失感を抱える出来事になるでしょう。
血のつながりや日々の生活で体温を感じる近さで共有しあった家族との別れは、自分の一部を失ったような悲しみを覚える人も少なくないはず。
特に両親や配偶者、子供など近しい距離の家族を失った悲しみは深く、喪失感から立ち直るために時間を必要とする人も多いでしょう。
②:ペットをなくしたとき
家族と同じように、失くした哀しみが深い存在がペットです。
ペットは血のつながりや戸籍上のつながりこそありませんが、感情的には家族と同じ近しい存在です。
日々の暮らしの中で築いてきた信頼感や、寄り添う気持ちから、ペットをなくすことで喪失感を抱える人も少なくありません。
ペットロスという言葉も広く知られているように、ペットをなくした哀しみから、喪失感を覚え立ち直るために時間をかけてしまう人も多いのではないでしょうか。
③:恋人と別れたとき
恋人との別れも、喪失感を抱える出来事の一つです。
恋人と別れるとき、どちらかの気持ちが冷めたからという場合が多いです。
しかし気持ちが離れたわけではなく、遠距離恋愛や、お互いの状況次第で、別れを選ばなくてはならないカップルも少なくありません。
どちらの場合でも、これまで楽しく過ごせてきた大切な人と別れることになるため、喪失感を抱える出来事といえるでしょう。
気持ちが離れていく過程を振り返り、不安や苛立ちを感じる人や、気持ちがなくなったわけではないのに別れざるを得なくなったことで自分の一部がもぎ取られるような悲しみに襲われる人も …。
二人の思い出を振り返り、喪失感に苦しむ人経験に、覚えがある人も多いのではないでしょうか。
④:卒業したとき
学校を卒業するときも、同じように喪失感を抱えるできごとになりやすいです。
学校生活が楽しい人ほど、貴重な学生時代を失ったことで喪失感を抱えてしまうでしょう。
また、大学や高校を卒業し、就職した人も卒業による喪失感を抱えやすくなります。
単に、これまで通っていた学校を卒業し友達と会える時間がなくなったということに限らず、社会人として働き始めることで学生でいられる時代の終わりを感じます。
気楽で楽しい学生時代の終わりに、喪失感を抱えてしまう人も多いのではないでしょうか。
⑤:友達と離れてしまうとき
大切な友達と離ればなれになるときもあげられます。
引っ越しや転校、卒業などをきっかけに仲のよかった友達と離ればなれになることで喪失感を覚える人も少なくありません。
また、友達と死別して哀しみに明け暮れる経験もあげられます。
家族や恋人とは違う立場で、自分にとってかけがえのない存在の友達との別れは、心にぽっかり穴があいたような気持になるでしょう。
現代では、SNSも発達し、昔に比べて友達との距離を遠く感じる機会は減っていますが、それでも友達と別れる経験は喪失感につながる出来事のひとつと言えるでしょう。
⑥:仕事を辞めたとき
頑張っていた仕事を辞めたときも、喪失感を覚える出来事の一つです。
人生の大半をささげて、がむしゃらに取り組んだ仕事を定年退職で止めたとき、喪失感から燃え尽き症候群になってしまう人も珍しくありません。
また、身体を壊したり、結婚・出産を機に仕事から離れるケースもあります。
仕事が好きでたまらないという人ではなくても、自分の能力を精一杯使って取り組んだ仕事との別れに寂しさを感じる人も多いのではないでしょうか。
また、若いうちに仕事を辞めることになると、社会的なやりがいを失ってしまう人も少なくありません。
自分の存在意義が感じにくくなり、強い喪失感を覚える人も多いでしょう。
⑦:出産してお腹に赤ちゃんがいなくなったとき
女性が出産を経験し、喪失感を覚える場合もあります。
妊娠すると、出産し、産み落とすまでの期間ずっとお腹の中にいる赤ちゃんと一緒に過ごすことになります。
自分の体の中に、別の命をはぐくむという体験は、何物にも代えがたく、一体感や安心感を覚える人も少なくありません。
出産することで、赤ちゃんの誕生に喜びを感じる一方で、これまでの一体感や安心感を失い喪失感を抱えるケースもあります。
⑧:楽しくにぎやかな場所から一人になったとき
飲み会やパーティーなど、人が多くにぎやかで楽しい時間が終わったときも、喪失感を覚える場合があります。
さっきまでたくさんの人に囲まれ充実した楽しい時間を過ごしていたのに、時間が来て一人になってしまうと、にぎやかな時間が懐かしく強い喪失感を覚えてしまうでしょう。
さみしがり屋の人は、より喪失感を抱える傾向が強く、人が多くにぎやかな時間と一人で静かな時間とのギャップに、喪失感を抱えてしまいます。
似たような喪失感には長期休暇明けの人にも当てはまります。
夏休みやゴールデンウィークなど、長い休みが楽しければ楽しいほど、休暇が終わった後に喪失感を抱える人も少なくないでしょう。
⑨:離婚したとき
離婚も、喪失感を抱えるできごとの一つです。
家族を亡くす悲しいは、強い喪失感を伴うことが多いでしょう。
お互いに納得し話し合った末の結果であっても、これまでともに歩んできた日々の記憶を思い出して後悔や虚無感に襲われる人も少なくありません。
離婚の手続きが大変なことも重なり、やる気がなくなったり、虚脱感に襲われるケースも多く、離婚による喪失感も代表的なできごとのひとつと言えます。
⑩:好きなドラマや漫画が終わったとき
好きなマンガやドラマが終わったときも、代表的なできごとの一つです。
有名な「あまちゃんロス」などに見られるように、熱中したドラマが終わったことで、心にぽっかり穴が開いたように感じられる人は少なくありません。
マンガやドラマは、一つのストーリーを共感をもって生き抜くことになります。
そのため、ストーリーが終わってしまうことで、一つの人生が終わってしまうような喪失感に襲われる人も多いでしょう。
⑪:大事にしていた宝物やコレクションをなくしたとき
自分が大切にしていた宝物や、コレクションの品をなくした時も、喪失感を覚える出来事にあげられます。
子供のころから大切にしていたものや、かけがえのないコレクション刃物を越えて、自分の気持ちに寄り添う大切な品物になっています。
これらを失うことで、思い出に頼っていた気持ちが支えを失い喪失感につながるでしょう。
⑫:結婚して実家を離れるとき
結婚は新しい人生の門出です。
しかし、一方で子どもの独立、自立につながるできごとでもあります。
結婚し、新しい世帯を作ることで実家を離れる経験は、喪失感を抱える出来事の一つです。
これまで子供の立場で庇護し守られてきた実家を離れ、独立して新しい家族を作ること。
その責任の重さを感じ、これまでの恵まれた環境を懐かしむ気持ちから喪失感を覚える人も少なくありません。
⑬:親友が結婚したとき
特に女性によく見られる出来事に、親友の結婚もあげられるでしょう。
仲のよかった友達の結婚はおめでたい一方で、これまで通りの友達付き合いができにくくなることで喪失感を抱える場合も見られます。
気軽に呼び出して遅くまで遊んだり、いろんなことを同じ立場と目線で相談できた友人が、自分とは違うステージへ踏み出すことで喪失感につながります。
⑭:年齢を自覚したとき
自分の年齢を自覚したときも、喪失感を覚える出来事の一つです。
若い間はそれほど年齢を意識することがなかったのに、いつの間にかそれなりの年齢になっていることに気がつきます。
いつまでも若いつもりでいても、確実に年を重ねていることや、失った若さやパワーを実感し、喪失感を抱える人も多いのではないでしょうか。
⑮:失恋したとき
失恋も、喪失感を覚える出来事の一つです。
片思いが実らず、失恋をすることはいろいろな悲しみが襲ってくる出来事です。
好きな人を思い過す時間をすいなうことや、見ているだけでも幸せになれた時間をなくしてしまう出来事と言えるでしょう。
また身近な恋だけではなく、憧れの芸能人にも合煮たような喪失感を覚えるケースが見られます。
好きだった芸能人の結婚で、強い喪失感を覚える人も少なくありません。
喪失感から立ち直るには?
続いて、喪失感から立ち直るおすすめの方法を見てみましょう。
大切なものがあれば、喪失感を抱える出来事を経験するのは当然です。
喪失感を引きずって、苦しむが永くならないよう、立ち直る方法を見ておきましょう。
- すっきりするまで泣く
- なくしたものに感謝をする
- 人に話を聞いてもらう
- 気持ちを文字にしてみる
- 新しいことを始めてみる
- 新しい出会いを作る
- 基本的な生活を送ることに集中する
- 音楽や詩に触れる
- 運動する
- 楽しいを感じられることを探す
- 笑う機会を増やす
- 趣味に打ち込む
方法①:すっきりするまで泣く
一番におすすめしたい方法はとにかくすっきりするまで泣くことです。
涙には浄化作用があると言われますが、気持ちをすっきりさせ前を向かせる力があることを感じる人は少なくないはず。
喪失感を抱え、苦しい気持ちを整理させるためには、思い切り気が済むまで泣くこともおすすめです。
涙のあとには、少しだけ気持ちが前を向き立ち直れている自分に気づけるのではないでしょうか。
方法②:なくしたものに感謝をする
喪失感を覚える人は、失くしたものへの後悔を感じてしまう人も多いでしょう。
しかし、ああすればよかったという後悔は、どちらかというと気持ちを沈ませ、後ろ向きにしてしまいます。
できたかもしれないことよりも、大切なものや人と過ごした時間に感謝する気持ちを意識してみましょう。
楽しい時間や、充実した時間を過せたと、前向きになれるのではないでしょうか。
方法③:人に話を聞いてもらう
喪失感を抱え、悲しみに耐えきれないときは、人に相談して話を聞いてもらうこともおすすめです。
ひとに話すことで、気持ちの整理ができ、心がなぐさめられるのではないでしょうか。
カウンセリングを利用する方法もあり、言葉にすることで気持ちを前向きにし、喪失感から立ち直れる方法です。
方法④:気持ちを文字にしてみる
ひとに話す以外でも、自分の気持ちをノートに書くことで喪失感から立ち直るきっかけが作れます。
文字にすることで、いろいろな感情が入り混じる複雑な気持ちを整理できるでしょう。
喪失感を抱える人は、情緒不安定になりやすく、感情のコントロールも難しくなりがち。
文字にすることで、気持ちの整理をするとよいでしょう。
方法⑤:新しいことを始めてみる
なくしたものの喪失感を、別のことで埋めるのは難しいかもしれません。
しかし、気分転換や、気持ちを前へ向かせる一歩として新しいことを始めてみるのはおすすめの方法です。
趣味や習い事を始めてみたり、今まで取り組んでこなかったことを学んでみるのもよいでしょう。
これまでとは違った世界を知ることで、喪失感を紛らわせて立ち直る一歩にしてみませんか。
方法⑥:新しい出会いを作る
趣味や習い事だけでなく、新しい人との出会いが喪失感から立ち直るきっかけになることも少なくありません。
恋人との別れから立ち直るため、他のよい出会いを探してみるのもおすすめです。
また、恋愛にあぎらず、新しい人との出会いやつながりは人生なたらしい刺激になるでしょう。
やる気が起きにくく興味や好奇心が少なくなっている人は、新しい出会いで刺激を持ってみるのもおすすめです。
方法⑦:基本的な生活を送ることに集中する
喪失感を抱えている人は、いろいろなことがおっくうになりがち。
食事や睡眠をおろそかにしてしまう人も少なくありません。
しかし、不規則な生活で体調を崩せば、より喪失感から立ち直る機会が少なくなってしまいます。
まずは最低限の規則正しい生活を送れるように集中することも大切です。
方法⑧:音楽や詩に触れる
哀しみを癒すために、音楽や詩に触れるのもよいでしょう。
音楽や詩といった芸術は、言葉よりもストレートに心に響く場合があります。
好きな曲や共感できる詩を読んで、喪失感から立ち直るきっかけをつかみましょう。
方法⑨:運動する
身体を動かすことで、気持ちを切り替える方法もおすすめです。
ストレッチや軽い運動の他スポーツを楽しむのもよいでしょう。
身体を動かすことで、余計な雑念を払い、喪失感を一時でも忘れる時間を作ってみましょう。
方法⑩:楽しいと感じられることを探す
いろいろなことに興味が持てなくなったり、やる気が起きないと思う人は、無理やりにでも楽しめることを探すようにしてみましょう。
喪失感を抱えている人は、これまで楽しかったことが急に色あせて見える人も多いでしょう。
新しいことに興味が持ちにくくなっている人ほど、積極的に少しでも自分の琴線に触れるものを探せるようアンテナを伸ばしてみるのもおすすめです。
方法⑪:笑う機会を増やす
喪失感を抱えている人は、気持ちも表情も沈みがち。
笑顔は人の気持ちを明るくさせる力があります。
自分で意識して笑運が難しいと思う人は、お笑い番組やギャグマンガなどを活用し、無理にでも笑顔になれる時間を増やしましょう。
方法⑫:趣味に打ち込む
何かに熱中することで喪失感を紛らわせるのもおすすめです。
これまでたしなんできた趣味に本格的に打ち込んでみるのはいかがでしょうか。
なんとなく楽しんでいた習い事などを、より本格的に取り組みことで、集中できる時間を増やし、喪失感を忘れる努力をしてみましょう。
喪失感を抱えているときのNG行動
喪失感を抱えているときにやってはいけないNG行動を確認しておきましょう。
- 過去を否定しない
- お酒でごまかさない
- 自暴自棄にならない
NG①:過去を否定しない
喪失感から、これまでのよかった思い出まで否定することはやめましょう。
後悔したくないあまりに、過去の自分を強く否定するのは、自己否定や自信の喪失につながります。
喪失感を抱えている人ほど、過去にとらわれやすくなりますが、失ったものへ感謝するなど、前向きな気持ちで過去をとらえられるように意識しましょう。
NG②:お酒でごまかさない
喪失感を紛らわせるために、お酒におぼれるのはやめましょう。
お酒は一時の悲しみを和らげてくれるため、つらいときに頼りがち。
適度に楽しむのはよいですが、お酒に頼りすぎて依存するのは危険です。
NG③:自暴自棄にならない
喪失感からやる気がなくなったり、何もかもがどうでもいいと自暴自棄なるのはよくありません。
つらいときでも自分を大切にし、体調に気遣えるようにしましょう。
喪失感も一つの愛情の証ととらえよう
大切なものを失った悲しみは、心が引き裂かれる思いです。
喪失感を抱えたくないあまりに、人との関係に線を引いてしまったり、自分から壁を作ってしまうことはありませんか。
哀しみは苦しいものですが、それほど強い喪失感を覚えるほどの愛情を持ったという証でもあります。
喪失感は、時間をかけて自分や思い出を大切にすることで必ず乗り越えられるもの。
喪失を恐れず、何かを愛する気持ちを持ちましょう。
振り返れば喪失感や悲しみではなく、愛情豊かな人生になっていることに気づけるのではないでしょうか。
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