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同じ人と再婚する割合

同じ人と再婚をした女性のブーケと靴
離婚する夫婦は昔より増えて珍しくなくなりました。
さらに最近では前妻前夫と再婚するケースというケースも増加傾向にあります。

その理由としては別れた夫婦間に子供がいると離婚後も子供を通じて関係を持ち続けている場合も多く後に子供がきっかけで復縁に至ることが多いということが挙げられます。
また、若気のいたりやすれ違いで離婚してしまったけれど、「やっぱり結婚するなら前妻前夫しか考えられない」となり同じ人と再婚する事もあります。

同じ人と再婚するメリット

同じ人と再婚するときの証明書
では、同じ人と再婚するメリットは何なのでしょうか?
以下の同じ人と再婚するメリットをご紹介します。

  1. 身元調査の必要がない
  2. 気心が知れている
  3. 昔からの付き合いを復活できる
  4. 親族を説得しやすい
  5. 仕事を続けやすい

メリット①:身元調査の必要がない

同じ人と再婚するメリットとしてまず挙げられるのは相手の身元調査の必要がないということです。
なぜならネット婚活や街コンなどでの出会いから結婚となる際に問題となるのが相手の経歴の確認だからです。

相手に自分を良く見せようとして話を少し盛ることは見逃せますが、年齢や婚姻歴、勤務先なども嘘だったという悪質なケースも少なくありません。
しかし同じ人と再婚する場合であれば、相手の身元は充分わかっているため、結婚詐欺まがいの行為を心配する必要がないのです。

メリット②:気心が知れている

例え喧嘩別れした相手であっても前夫前妻は自分にとって一旦は衣食住を共にした相手です。
その分、相手の好みや癖、生活習慣なども熟知しており気心が知れているという気安さがあります。

そのため結婚してから「そんな人だとは思わなかった」という失望やギャップが少なくて済むというメリットも見逃せません。

メリット③:昔からの付き合いを復活できる

前回の婚姻時に知り合ったお互いの友人や知人とのつながりが離婚によって途絶えた場合、同じ人と再婚することで再び友達付き合いを復活できるというメリットがあります。
特にせっかく気のおけない仲になれていたのに、離婚したことで疎遠になるしかなかった、というような人との付き合いが復活できれば、メンタル面においてもプライベートの充実という面でも大きなメリットです。

メリット④:親族を説得しやすい

同じ人と再婚する際のメリットとしては親族を説得しやすいということが挙げられます。
DVやギャンブル依存など誰の目にも明らかな理由による離婚の場合は別ですが、性格の不一致といった周囲からは今ひとつうかがい知ることの出来ない理由で別れたというケースの場合、「何も離婚までしなくても良かったのでは」と思っていたという親族の数も意外と多いものです。

そうした復縁できるならそれに越したことはないという気持ちがある親族が多数を占める場合などは、同じ再婚なら全く違う人との再婚よりも同じ人との再婚の方が受け入れられやすい傾向にあります。

メリット⑤:仕事を続けやすい

結婚や再婚の際に障害となりやすいものの1つとして仕事環境の違いや変化があります。
通勤距離や生活における仕事の比重など話し合いを重ねないとなかなか調整が難しいこともしばしば。

その点同じ人と再婚すると言う場合は、お互いの仕事に対するスタンスなども事前によくわかっているため結婚してから「こんなはずじゃなかった」という落差に悩むこともありません。

同じ人と再婚するデメリット

同じ人と再婚して憂鬱な女性
では、同じ人と再婚するデメリットとは何なのでしょうか?
以下の同じ人と再婚するデメリットをご紹介します。

  1. 周囲の好奇の目にさらされる
  2. 問題が先送りされがちになる
  3. 孤立しやすい

デメリット①:周囲の好奇の目にさらされる

同じ人と再婚するとなると途端に物見高い周囲の好奇の目にさらされることはしばしばです。
特に以前結婚生活を送っていたのと同じ家やエリアで再び暮らすとなると常日頃顔を合わせなくてはならない隣人たちの噂の的になることも多く、子供がいる場合などはPTAなどでも肩身の狭い思いをさせられるというケースも少なくないようです。

デメリット②:問題が先送りされがちになる

元妻・元夫といえば1度は結婚を決意するほど好きだった相手。
一旦は離婚に踏み切ったとはいえ心の奥底に相手に対する気持ちが残っていたからこその復縁再婚に至る訳ですが、反面では問題が先送りされがちというリスクがつきものです。

特に離婚原因がどちらかの浮気といった場合などは自分の元に帰って来てくれたという喜びで冷静さを欠くことも多く、再婚しても結局は浮気相手と切れていなかったなどという修羅場になることもあるので注意が必要です。

デメリット③:孤立しやすい

前回の離婚の際に周囲の友達や知人などが親身になってくれたと言う人の場合、同じ人と再婚すると報告した途端にその友人知人たちから距離を置かれたという人も少なくありません。
友人知人たちからすれば「辛いだろうけど離婚した方が本人のため」と思って世話を焼いたのに、同じ人と再婚するなんて自分たちの努力や助けを無駄にする裏切り行為にしか見えないということがあるからです。

また前回の離婚時にさんざん大騒ぎして周囲に迷惑をかけたという場合も今更どの顔で復縁するなんて言うのかしらと呆れられてしまうことも多く、再婚した途端に周囲から孤立してしまったといったケースも意外と多く見られます。

同じ人と再婚がうまくいく人の特徴

同じ人と再婚がうまくいったカップル
では、同じ人と再婚がうまくいく人の特徴とは何なのでしょうか?
以下の同じ人と再婚がうまくいく人の特徴をご紹介します。

  1. 周囲が味方になってくれた
  2. 離婚原因が円満解決していた
  3. 義実家との関係が良好だった
  4. 子供が再婚を望んでいた

特徴①:周囲が味方になってくれた

同じ人との再婚という選択がうまくいく人の特徴としてまず挙げられるのが周囲が再婚に賛成してくれたという点です。
どんないきさつや理由で別れたにせよ、2人がまた夫婦として共に歩んで欲しいと思う人が多ければ多いほど世間の風などから守ってくれたり、何くれとなく手助けしてもらえるなど再婚生活の支えになってもらえる効果大です。

特徴②:離婚原因が円満解決していた

そもそもの離婚の原因がお互いのことが心底嫌いになったというようなことではなくお互いの仕事と夫婦生活の維持のバランスが難しかったといったような理由だった場合にも同じ人との再婚がうまくいく確率は格段に上昇します。
なぜなら離婚の原因となった事案さえなんらかの形で解決もしくは改善した場合にはお互いが再び夫婦として暮らしていくことに支障がなくなるからです。

また浮気していた、借金があったというネガティブ原因での離婚の場合であっても、その原因を身を切る覚悟で解決し、かつお互いが水に流せるのであれば問題ありません。

特徴③:義実家との関係が良好だった

離婚した時にも味方になってくれるような義実家との好関係を構築できていたという人も同じ人との再婚がうまくいく確率は高くなります。
さらに子供がいる場合には祖父母との関係が良好な人ほど同じ人との再婚がうまくいくことが多いようです。

特徴④:子供が再婚を望んでいた

肝心の本人同士はもちろんのこと、間に子供をもうけていた場合などはその子供がそもそも再婚を望んでいる人ほど同じ人と再婚しても幸せになれる特徴があるようです。
特に思春期などメンタル時にデリケートな時期の再婚のタイミングの場合などは、子供自身が元父母がまた結婚するということを前向きにとらえてくれていることが重要になってくる場合が多いようです。

同じ人と再婚して離婚した人の特徴

同じ人と再婚して離婚した時の証明書
同じ人と復縁する形での再婚に踏み切ったのにも関わらず、結局はまたもや結婚生活が行き詰って離婚となってしまうカップルもいます。
こうした二重の意味での破局になってしまう人に共通する特徴の1つが「そのうちなんとかなるだろう」「きっと相手が変わってくれるだろう」という他力本願なところです。

そういった問題を先送りしてしまう癖や、自己努力ではなく相手の努力にのみ頼る習慣は一朝一夕に治るものではありません。
しかし本心から同じ人と再婚して今度こそ幸せになりたいと思うのならまず自分から行動を起こし、相手の立場に立って物事を見るといった姿勢になることが不可欠。

その基本に立ち返れない、あるいは基本をおろそかにするようであれば結局は同じことを繰り返すだけになってしまいます。

同じ人と再婚するときに起こりうる問題

同じ人と再婚したカップルの噂話をする女性たち
では、同じ人と再婚するときに起こりうる問題とはどんなものでしょうか?
以下の同じ人と再婚するときに起こりうる問題をご紹介します。

問題①:世間体が悪い

離婚歴のある人や再婚が珍しくなくなったとはいえゴシップ好きの人たちから見れば離婚・再婚はいまだ格好の話の種です。
特に同じ人と再婚ともなると「復縁するくらいならそもそもなんで離婚したの?」「どちらの未練が強かったの?」などと根掘り葉掘り訊かれることもよくあること。

さらに元夫や元妻と同じ職場であったり、仕事でのつながりがあったりする関係の場合は、公私共に何かと噂の的にされる覚悟が必要です。

問題②:今度は離婚できないというプレッシャー

結婚する際に先の離婚まで念頭に入れているという人はあまりいないと思いますが、離婚後に同じ人と再婚した場合には「今度別れるとなったら前よりもっと大変になる」というプレッシャーが半端なくなります。
いくら同じ相手とはいえバツ2ともなるとさすがに「結婚離婚を2度ずつ繰り返すなんて何かよほどの欠陥があるのでは」と痛くもない腹を探られたり、中傷されるリスクが高くなる一方。

自分の決断次第とはいえ、相当の覚悟が要求されます。

同じ人と再婚しても大丈夫?診断項目

同じ人と再婚する際のチェック表

診断①:以前の離婚原因のその後

一旦は離婚にまで踏み切ったのだから離婚時には結婚生活を維持できないほどの原因があったはずです。
同じ人と再婚するのならその原因をどう解決する、あるいは解決したかは重要なポイントです。

特に前回結婚していた期間を通じてずっと悩まされ続けたような問題の場合、キチンとした解決を見ないで同じ人と再婚してもまた問題が再燃するリスクが高いと言わざるを得ません。

診断②:別れている間の異性関係

離婚から同じ人と再婚を考えるまでさほど年月が経っていない場合や離婚していた間の相手の動向を事細かに知っているという場合はともかく、ある程度離れて暮らしていた期間がある場合はその間の相手の異性問題の有無についても知っておく必要があります。
軽い交際程度であればいちいち目くじらをたてることもありませんが別の人と結婚離婚していた場合や子供を作っていた場合などは話が別です。

診断③:子供の気持ち

同じ人と再婚するとして、その人との間の子供がいる場合子供自身の気持ちと向き合うことも欠かせないチェックポイントです。
別れていた間もお互い父として母として子供と関係を築けていた場合は問題も少ないようですが、どちらかが子供を引き取った後は疎遠になっていたという場合は、子供の気持ちも複雑になる局面が多くなるようです。

実の両親と暮らせるのだからいいだろうと勝手に決め付けず、子供の言い分にも丁寧にフォローしてあげられるかどうかも大切です。

診断④:親への態度

同じ人との再婚の場合には相手が親に対してどういう態度をとるかも重要なチェックポイントです。
親も復縁に賛成の場合はともかく、反対の場合相手が誠意をもって親と話し合おうとしてくれるかどうかは再婚に対しての決意や覚悟を知る上で大切な手がかりとなります。

もしも面倒くさいことは嫌だと丸投げしてきたり、逃げ腰になるようであれば今一度良く考えた方がいいかも知れません。

同じ人と再婚して幸せになる方法

同じ人と再婚して幸せになった人
では、同じ人と再婚して幸せになる方法とはどんなものでしょうか?
以下の同じ人と再婚して幸せになる方法をご紹介します。

  1. すぐに再婚せずに交際期間を設ける
  2. 前回の離婚原因の完全解決
  3. 信頼できる第三者への相談
  4. 金銭問題をクリアにする

方法①:すぐに再婚せずに交際期間を設ける

再婚するにしてもすぐに結論を出さずにお試し期間とでもいうべき一定の交際期間を設けた方が再婚して幸せになる確率が高くなります。
なぜなら、いくら勝手知ったる相手とはいえ離れている期間がある程度の長さである場合には人柄やとりまく環境に大きな変化があることもしばしば。

石橋叩くくらいの慎重さで再婚に臨む方がベターです。

方法②:前回の離婚原因の完全解決

夫婦どちらに非があったにせよ、離婚の教訓を生かせないようでは再婚して幸せになることは難しいのが現実です。
今更と思わず、キチンと問題に向き合い完全解決に向けて二人で歩幅をそろえて歩めるかどうかを確かめるのも幸せになる方法の1つです。

方法③:信頼できる第三者への相談

自分たち2人だけで再婚に踏み切ることに不安がある、といった場合や子供の気持ちを考えてじっくり話を進めたいという場合には、夫婦問題のカウンセラーなど専門家の助けやアドバイスを求めるのも良い方法です。
また周囲の信頼のおける第三者の目からみた遠慮のない率直な意見に耳を傾けるのも有益な方法です。

方法④:金銭問題をクリアにする

ギャンブルや浪費などはもちろんのこと離婚期間のお互いの経済状態についてもしっかり話し合っておくことも大切なポイントです。
住宅ローンや親の介護、子供の進学費用など夫婦となるとお互いに責任を持たなくてはいけなくなる金銭問題は山積み

そういった金銭問題を再婚に踏み切る前にキッチリ解決しておくのも幸せになる方法です。

同じ人と再婚したときの戸籍問題

同じ人と再婚した時の調査結果

子供の戸籍

子供の戸籍が元旦那

子供連れでの離婚、再婚となると戸籍の問題が心配になります。
離婚時に子供の戸籍が父親の戸籍にあり現在妻の戸籍には妻のみとなっている場合、もしくは妻が元々の両親の戸籍に戻っている場合は、同じ人と再婚した場合通常旦那の戸籍に妻が入る形となり、皆同じ姓となるため、子供の姓の変更等もなくスムーズに移行できます。

子供の戸籍が母親にある

同じ人と再婚する場合、子供の戸籍に関しては**母親が旧姓に戻している場合も、婚姻時の姓をそのまま名乗っている場合も妻の入籍後に手続きが必要となります。
婚姻時の姓を名乗っている場合であっても、再婚時には妻の入籍届けと同時に子供も夫の戸籍への入籍手続きが必要です。

また妻が旧姓に戻している場合は、当然子供も妻の旧姓を氏としていることになっているために、再婚時には子供が夫の戸籍に入るための入籍届けが必要です。
「煩雑でわかりにくい」と言う場合は、自治体などが設けている相談窓口などの利用も念頭にいれておきましょう。

何度も復縁は可能?

同じ人と離婚再婚を繰り返すという人もいないわけではありません。
特に自分たちは法定婚を望まないけれども子供を嫡出子として産みたいという人などには認知という手段を選ばずに、離婚再婚を繰り返すカップルも少なくないようです。

実際法律で上限が設けられているわけではないので何度でも可能といえば可能ですが、周囲に与える影響もあることから慎重に考える方がベターです。

再婚禁止期間について

通常女性は離婚した後法的に再婚禁止とされる期間が設けられています。
これは離婚時に妊娠していた場合などに生まれてくる子供のためを考えて設けられた期間で平成28年6月までは6ケ月間とされていました。

現在はこの再婚禁止期間は100日となって(一部例外あり)いますが、同じ人と再婚する場合は以前からこの再婚禁止期間は0日となっているため、復縁で再婚するのに禁止期間の問題はありません。

同じ人と再婚する時はメリットとデメリットの両方を良く考えて

同じ人と再婚するカップル
すったもんだで別れたとはいえ1度は一生を共に歩もうと選んだ相手
その相手ともう1度気持ちも新たにやり直せるというのならそれに越したことはありません。

しかし「覆水盆に返らず」のことわざ通り、いったん壊れた関係を元通りにするのは言うほど容易なことではないケースも多々あります。
一時の感傷に流されずしっかりとメリットデメリットを見据えた上で幸せになる道を選んで下さいね。

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ライター
noel編集部

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