高圧的な人の特徴・心理&対処法!攻撃的な上司をうまくかわす8つの方法
あなたの身近にやたらと威嚇してくる高圧的な人はいないでしょうか。 この記事では、男女200人を対象に「高圧的な人とうまく付き合うコツ」「高圧的な人に悩んだ経験」などをアンケート! 上司や旦那が高圧的な人だった場合、対処法を心得ておかないと心配ですよね。 この記事では、上司が高圧的だった場合に焦点を当ててご紹介しています。
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「高圧的」とは?
「高圧的」とは、相手を見下して支配しようとするさまや相手を一方的に抑えつけ従わせようとする言動のことを指します。
権力や立場を利用し、相手を一方的に支配しようとする人は高圧的な人といえるでしょう。
「高圧的」の類義語には、調子に乗って人を見くびり失礼な振舞いをすることを意味する傲慢や威張り散らして無遠慮な態度をとることを意味する横柄、一人の人間がすべての権限を持って物事を動かすワンマンと独裁的などがあります。
高圧的な人の特徴・心理
高圧的な人が身近に居ると怖いと感じてしまいますよね。
高圧的な人から身を守るためにも、なぜ威圧的な言動を繰り返しているのかを探っていきましょう。
- 自分が正しいと思い込んでいる
- 正義感が強すぎる
- 固定概念に囚われている
- 頑固で負けず嫌い
- 相手へ配慮ができない
- 被害妄想が激しい
- 劣等感を抱いている
- 他者を受け入れようとしない
- トラウマを抱えている
- 傷つきやすい自分を守っている
①:自分が正しいと思い込んでいる
高圧的な人は自分が正しいと思い込んでいるため、自分の非を認めるのが苦手です。
その心理は、傷つくことに対する恐怖からきており、自分は悪くないと言い聞かせることで他者から非難されることを防ぎます。
高圧的な人にとって間違っていることは即ち悪を意味することなので、高圧的な人にとっての正しさから反れている人を見かけると怒り、思い通りに支配しようとするのです。
また、非を認めると自分が負けたという意味で捉えてしまうのも高圧的な人の特徴で、負けることは弱さの証明になると考えています。
②:正義感が強すぎる
高圧的な人の持つ正義感の正体は、弱くて惨めな自分を守るための砦のようなものです。
異なる考え方を受け入れられないのは、自分の行動が善意による素晴らしいものだと考えているからでしょう。
強すぎる程の正義感を持っているので、高圧的な人は自分を否定する人に対し「こんなに僕は正しいのに、周囲の人間は何故賛同しないんだ!」と怒りを溜め込みます。
この怒りが周囲に向けられるため常に攻撃的な態度をとるようになり、「僕の正しさを理解できない人間は愚か者だ!」と考え、相手を排除しようと躍起になるのです。
③:固定概念に囚われている
こうするべき、こうしなければならない、といった固定概念に囚われているため、高圧的な人の視野は狭く、見通しが悪い状態になっています。
普通や常識といった言葉を好むのも、強すぎる正義感が原因で固定概念に囚われているからです。
その固定概念が原因で他者と衝突してしまうことが多く、一度でも「あいつは常識がない」と認定してしまうと執拗なまでに追い詰めようとします。
高圧的な人にとっての絶対的な基準は、本人の中にしか存在していないとわかっていないのです。
④:頑固で負けず嫌い
高圧的な人は自分が負けることを良しとしません。
勝負事で負けるのは自分に対する弱さを認めることであるため、自分の弱さを認めるくらいなら駄々を捏ねて勝負を有耶無耶にします。
負けず嫌いになる理由は、自分の優位性を示すためです。
例え勝負事以外でも他者と張り合おうとしたり、相手よりも優れていると周囲の人に認めさせ自分の価値や評価を上げようとします。
また、マウンティングによって自分の中での他者の位置を決め、それよりも自分が上にいれば相手は見下す対象と判断します。
しかし、相手が自分よりも上だと判断された場合、相手の足を引っ張り引きずりおろし、自分よりも下の位置に持って行こうとするのです。
⑤:相手へ配慮ができない
高圧的な人は全てにおいて自分ルールが適用されていると思っているため、相手に対する配慮ができません。
少々の思いやりを持っていたとしても、わざわざ他人を労わったり、自らの価値を下げてまで他人に配慮しようとは思わないのです。
また、視野が狭く周囲の人のを障害物程度にしか認識していないので、相手が心を持った人間だということに気付いていません。
⑥:被害妄想が激しい
高圧的な人にとって自分を否定する人はすべて敵であり、敵は自分の存在を脅かすものとして認識されています。
常に自分が被害者の立場にいると思っているため、間違いを指摘してきた人に対する防衛手段として攻撃をしかけるのです。
高圧的な人にとっては正当防衛ともいえますが、周囲の人間には被害妄想が激しいとしか思えないため、両者の間に確執が生まれます。
⑦:劣等感を抱いている
実は、高圧的な性格の人はコンプレックスの塊で、劣等感に悩まされている人でもあります。
能力のなさを指摘されたくない、自分に価値がないと思われたくないと考えているので、敢えて優秀さをアピールしたり、見栄や虚勢で塗り固めて自分を保とうとしているのです。
威張っていると自分を大きく見せることができるため、自分に自信がない人にとってはその方が都合がいいのです。
相手も萎縮してくれるので自分が強くなったと勘違いをしやすく、劣等感を抱いていることを忘れられるため、偉そうに振舞います。
⑧:他者を受け入れようとしない
高圧的な人は自分の正義や固定概念に囚われているため、他人の意見を取り入れることをしません。
また、他者の存在を受け入れようともしません。
高圧的な人にとっての他人は障害物であり、脅威であり、自分を傷つける恐ろしい存在です。
一生懸命手に入れた自分の絶対的な価値観が変わってしまうことを恐れるあまり、他人を受け入れることができず、余計に自分の中の絶対的な価値観が固まっていきます。
⑨:トラウマを抱えている
高圧的な人のほとんどは、生まれながらに高圧的な性格だったわけではなく、人生の失敗を経て高圧的な性格に成長してしまった人たちです。
幼少期の厳しいしつけや学生時代に挫折した経験が高圧的な人の心にトラウマを植え付けたため、自分自身を叱責するために他者を攻撃しています。
多くの場合、過去の自分と同じような失敗をしている人に過去に自分が言われた内容をそっくりそのままぶつけています。
目の前の人物と過去の自分がシンクロしている状態になるため、見て見ぬふりもできず、自分を許すこともできないまま怒鳴り声をあげてしまうのです。
⑩:傷つきやすい自分を守っている
高圧的な人は他者と比べると傷つきやすい一面を持っています。
特に、繊細さを持ち合わせていると自分を守るために強さに固執する傾向にあるので、わざと他人を遠ざけるような行為を繰り返すのです。
繊細な人間は他者からの余計な一言ですぐ傷ついたり、他人の痛みがわかるため他者と関わると自分まで感情を揺さぶられ、疲れが出やすくなってしまいます。
威圧感を与え周囲を威嚇したり、優れていると知らしめることで、傷つきやすい自分を守っているのです。
男女200人にアンケート!高圧的な人に悩んだ経験
高圧的な人と関わると、不快な気持ちになる人も多いはず。
どんな経験をしているのでしょうか?
まずは男女200人に、高圧的な人に悩んだ経験の有無を聞きました!
Q.高圧的な人に悩まされたことはある?
男性の約6割・女性の約7割が「高圧的な人に悩まされたことがある」と回答!
高圧的な人に悩んでいる人は多いようですね。
ではいったいどんな悩みなんでしょうか?
続いて、高圧的な人に悩んだエピソードを教えてもらいましたよ。
Q.高圧的な人に悩んだエピソードを教えて
男性のコメント
上司は少し強く言えば相手が言うことを聞くと思っているのか、常に第一声が怒気をはらんでいた。 (27歳)
ブラック企業に勤めているときに上司は高圧的でした。「俺がやっていることが正しい」「俺がルールだ」などは当たり前でした。無意味な夜中までの残業が当たり前で、退職するときになぜそこまで残業させるのか聞いてみたら「俺が残っているのにお前等が早く帰るのがムカつくから」だそうです。 (37歳)
女性相手にはとにかく笑顔。男の自分が話しかけるとものすごい真顔で仕事をふってきます。そして求めるものが非常に高くて、とにかく粗を探して責めてきます。典型的で教科書のような嫌な人です。 (28歳)
指示の出し方が曖昧でかつ高圧的な上司が居ます。聞き返すとさっき言っただろと返されるのでなかなか要領を得ないやりとりになってしまい困ります。 (32歳)
単純に社会経験が自分より長いということだけで、一方的に理不尽な対応された。 (32歳)
女性のコメント
人の意見をすぐ否定する友達がいます。好きな映画などを話すと「それって全然面白くないじゃん」と言われます。 (35歳)
自分の言うことは絶対という感じで、反論しようものなら捲し立ててくるなど、周りの人の気持ちを考えない人には本当に疲れます。 (36歳)
社長の息子が高圧的だった。定時5分前に山盛りの資料と「これ明日の午前中までね」と言われた。 (29歳)
以前、勤めていた会社の上司は機嫌が悪いと人前で怒鳴っていて、たとえ上司が間違っているときでも決してそれを認めない人だった。 (30歳)
自分の仕事時間は基本的に守り帰宅する時間になるとオーラを出してくるのに、こっちが帰る時間になると他の仕事を頼んできたりして帰してもらえなかった。 (24歳)
「自分の非を認めない」「仕事を押し付けられた」など様々なエピソードが集まりました。
特に、会社の上司から仕事関連で高圧的な態度を取られた人が多いよう。
高圧的な態度をとる人は、何か間違いを指摘しても聞かず、相手のことを思いやれないようですね。
次に、高圧的な上司あるあるを紹介します!
高圧的な上司あるある
身近に居るだけでも怖いのに、上司が高圧的な人だと余計に怖く感じてしまいますよね。
高圧的な上司がとりがちなあるある行動をみていきましょう。
- 必要以上に怒鳴る
- 自分が仕切らないと気が済まない
- いらない部分にもダメ出しをする
- 思い通りにならないと機嫌が悪くなる
- 上の立場の人には頭が上がらない
- 部下の都合を考えない
- マネジメント能力が低い
- 偉そうな割に能力がない
- 話し合いに応じない
- 指摘されると逆ギレする
あるある①:必要以上に怒鳴る
対面でも電話でも、必要以上に怒鳴るのが高圧的な上司の特徴です。
本来なら冷静に話し合うべきことなのに、一方的に捲し立てるように話し、不満をぶちまけ、勝手に満足している場面を見たことはないでしょうか。
高圧的な人は、子供の癇癪に大人な対応をされているという事実に気付いていないので、大声を出すことで周囲を思い通りに動かそうとするのです。
相手が怒鳴り声に萎縮したり黙ったりすると、高圧的な人は自分が言いくるめたつもりになるため更に周りを見下したり、自分は優れていると思い込みます。
あるある②:自分が仕切らないと気が済まない
高圧的な人が上司だと、なんでもかんでも自分で仕切ろうとします。
リーダーシップがあるというよりも、不必要な場所にまで関係ないのに首を突っ込み、自分の思い通りに動かそうとするため、余計作業が難航することも。
しかし、高圧的な人自身は「こいつらには僕の助言が必要なんだ!」と思っているため、親切心から手を出そうとするのです。
その場所に自分が必要とされていると思い込んでいるので、仕切ることを求められていると勘違いしているのでしょう。
あるある③:いらない部分にもダメ出しをする
口うるさい姑のように、高圧的な人はいらない部分にもダメ出しをしてきます。
自分のやり方が一番素晴らしいと思い込み、周囲の人にもそれを望んでいるため、重箱の隅をつつくようなことをわざと言うのです。
また、ミスを見つけると執拗なまでに何故?なんで?を繰り返し、自分が納得するまで相手から答えを聞き出そうとします。
相手が少しでも萎縮すると「そこがだめなんだよ」などと、本題から外れた指摘をしてくるため、上司が満足するまで解放してもらえません。
あるある④:思い通りにならないと機嫌が悪くなる
思い通りにならないと機嫌が悪くなり、もう知らない、責任はお前が取れ、などと好き勝手なことを言い出すのも高圧的な上司あるあるです。
社会人とは到底思えない態度をとり、周囲を思い通りに動かそうとしますが、それでも思い通りにならなければ最終手段として匙を投げます。
機嫌が悪いまま弱い立場の者に当たり散らしたり、「機嫌が悪くなったのはお前のせいだ」などと責任転嫁するので孤立しがちです。
どんなに恐ろしい表情をしていたとしても、精神年齢が低く自分の機嫌すらとれない甘えん坊なので、相手にするだけ無駄です。
あるある⑤:上の立場の人には頭が上がらない
高圧的な人は権力や立場を悪用するのが大好きな性格でもありますが、同時に権力に屈しやすい性質も持っています。
自分より上の立場の人には頭が上がらないのがその証拠です。
自分よりも強い立場の人間に指図されると、反骨精神はあるけれど立場上弱いため反論せずにいたり、その場では何もせずに影で不平不満をこぼします。
自分が部下を叱責するときには「反論があるなら言ってみろ」「間違いじゃないというなら証明しろ」と言うくせに、自分が言われる立場だとだんまりを決めこむのです。
あるある⑥:部下の都合を考えない
部下の都合を考えず、自分の都合で動こうとするのも高圧的な人が上司だった場合によくあることです。
定時を過ぎても部下に仕事を振ったり、締め切りが目前に迫った仕事を勝手に押し付けてきます。
部下に押し付けたことで上司は仕事の責任を背負う必要はなくなり、ミスがあったら部下の責任、納期を守れなかったら部下の責任と考えます。
相手の都合を一切考えないため、部下の仕事量や予定などを把握しようともしないのです。
あるある⑦:マネジメント能力がない
高圧的な人が上司だと、部下の管理は疎か自分自身の管理すらできていないことが多いため、マネジメント能力がないといえます。
経営者や管理者には方針を定めたり、部下を管理したり、正しい評価を下すことが求められるため、マネジメント能力がない上司だとチーム全員が振り回されてしまうのです。
また、高圧的な人の場合は現状を正しく認識する能力が欠けていることが多いため、目的や判断を見誤りがちです。
そういったことが続けば、当然ながら部下やチーム全体からの信頼にも影響を及ぼします。
あるある⑧:偉そうな割に能力がない
偉そうな態度をとる割に無能な人は、上司になったとしても高圧的な態度をとります。
その上能力がないため、部下からの信頼もなければ人望もありません。
上司という立場になると自分が優れていると勘違いしてしまうため、偉そうな態度に拍車がかかります。
そして、能力がないとバレるのを恐れ横暴な態度で自分の身を守ろうとしたり、自分に能力がないと自覚できないまま無能を晒し続けるのです。
あるある⑨:話し合いに応じない
高圧的な人が上司だと、話し合うということをしません。
会議中にもかかわらず怒鳴ったり、意見を述べている人の妨害をしてでも自分の意見を押し通そうとします。
高圧的な人は、自分の価値観に合わないことはすべて無駄だと判断しているため、聞く耳持たずで、他者の意見を取り入れようとする姿勢すら見せないことが多いのです。
あるある⑩:指摘されると逆ギレする
高圧的な人は自分の非を認められないため、指摘されると怒りますが、それが上司という肩書がついてしまうと指摘されて逆ギレするようになります。
責任転嫁するだけでは飽き足らず、弱い立場の者に対して怒りをぶつけ、憂さ晴らしをしようとするのです。
書類に誤りがあった場合、最終確認者の上司ではなく中途半端な書類を持ってきた部下に対して怒りますし、上司の指示通りに従った結果のミスだとしても部下の責任として処理します。
高圧的な人がとりがちな行動
高圧的な人とはできれば関わりたくないと考えている方が大半なのではないでしょうか。
何故大勢の人がそのように思うのか、高圧的な人がどのような行動をとりがちなのかを確認していきましょう。
- 主導権を握ろうとする
- わざと妨害してくる
- TPOを弁えない
- 人格否定や人間性を批判する
- 些細な事にこだわる
行動①:主導権を握ろうとする
高圧的な人は圧力をかけ一方的な関係を持ちかけてくることが多く、すぐに主導権を握ろうとします。
集団の中にいると支配しようとしたり、少人数でいるとお気に入りの人を独占しようとしたり、なんでも自分の思い通りになるようにコントロールしようとするのです。
主導権を握る方法は相手よりも優位な立場になることなので、自分の優位性を見せつけるために横暴な態度をとったり、相手を威圧して劣勢に追い込もうとします。
行動②:わざと妨害してくる
高圧的な人は自分が劣勢になると、相手をわざと妨害して足を引っ張ろうとします。
自らの位置を上げようとするのではなく、他者を引きずり下ろすことで相対的に自分が偉くなったように思うのです。
会話の中で発言権を持っている人に対しては、野次を飛ばしたり意味不明な質問で妨害します。
進行方向で妨げとなる人や障害物に対しては、わざとぶつかったり、蹴り飛ばしたり、追いかけまわすなどが主な行動です。
行動③:TPOを弁えない
基本的に、高圧的な人はどのような場所でも自分ルールが通用すると思っています。
自分が偉いと信じてやまないため、TPOを弁えずに好き勝手に動くのです。
普通の感覚を持っている人は、誰かが並んでいたら順番待ちをしますが高圧的な人は順番を守らず横入りしてきますし、混雑しているとわかっていても店員を呼びつけどうでもいいクレームを入れたりします。
場の空気が読めずに同窓会で怒鳴り散らしたり、自分が主役でもない結婚式で優越感に浸るために自慢話を繰り返すのも高圧的な人の特徴です。
行動④:人格否定や人間性を批判する
高圧的な人は自分の基準が絶対、自分の価値観が絶対なので、基準値から逸脱した人を執拗なまでに追い詰め、時に人格否定や人間性を批判します。
半分は自分がスッキリするために、もう半分は相手のために言っているので、どんなに暴言を吐いたとしても、本人は悪いとは思っていません。
強い言葉で人格否定や人間性の否定を繰り返すと、相手は萎縮し、思い通りにコントロールしやすくなります。
高圧的な人は過去にもそのような手口で誰かを屈服させたか、または自分自身が服従させられたために、別の人間を攻撃しようとするのです。
行動⑤:些細なことにこだわる
高圧的な人は、周囲の人間からどうでもいいと思われるような、些細なことにまでこだわる傾向があります。
その強いこだわりは高圧的な人にとっての絶対的なルールでもあるため、蔑ろにされると怒り狂い、他者にもそのルールを押し付けようとするのです。
常識ない人やマナーがなっていない人を見ると嬉々として注意しだすのもそのせいです。
男女に聞いた!高圧的な人とうまく付き合うコツ
意見を言っても聞き入れてくれないことが多い、高圧的な人との関係。
自分が疲れないためにも、うまく付き合うコツを知りたいですよね。
そこで男女200人に、高圧的な人とうまく付き合うコツを聞きました。
Q.高圧的な人と付き合う上で気をつけていること・コツは?
男性のコメント
下手に出すぎると逆につけあがるので、言いたいことはきちんと伝えることが重要だと感じた。 (27歳)
基本的に相手にしないことです。「あ~はいはい」と受け流す程度で十分です。向こうは一頻り威張ることができたらそれで満足するので。 (37歳)
関係上距離を置く事は難しかったので、自分の方が遠慮したらその人の気持ちを読んで行動してました。 (30歳)
この人はこういう残念な人だからみんなに嫌われていると思うようにしている。 (29歳)
その上司がいるときはもう顔を会わせたくないので、基本的に話さないように距離を徹底的に置きます。自分から話すことは一切やめました。壁を築き上げ、早く嫌われていることを自覚してほしい。 (28歳)
女性のコメント
こちら側も強く出ることだと思います。それができないのであればさっさと転職しなおすのも方法です。上司に相談したところで解決してくれる望みは薄いです。 (29歳)
なるべく関わらないようにしますが、それでも関わらないといけないときは基本的に聞き流すようにしてます。 (36歳)
関わらないことが1番だと思います。関わっただけ時間の問題のような気がするからです。 (27歳)
その人自身を嫌いになるのではなく、あえて仕事上だけの付き合いにするのではなく、プライベートの相手を好きになること。 (24歳)
必要以上に関わらないようにする。私は1対1だと恐かったので、話す時は数人と話すようにしてました。 (29歳)
「必要最低限の関わりにする」「反抗せず聞き流すようにする」などの意見が多く見られました!
意見を聞き入れてくれない高圧的な人とは、話し合いよりも諦めることが重要なのかも。
しかし、自分の意見を押し殺しすぎるのではなく言いたいことはいうようにしましょう。
ではさらに、高圧的な人への対処法を解説します!
高圧的な人への対処法
高圧的な人と関わらなければならない場合、どうしたらいいのでしょうか。
いざという時のために、対処法と上手な接し方をご紹介します。
- 毅然とした態度で接する
- 戦おうとしない
- 相手にしない
- もっと上の人に対処してもらう
- 認知の歪みを訂正する
- 感情論を持ち出さない
- おだてて味方につける
- 天然で鈍感なおバカになりきる
対処法①:毅然とした態度で接する
高圧的な人に接する際は毅然とした態度で臨みましょう。
少しでも萎縮したり弱さを見せると、畳みかけるように攻撃してくるのが高圧的な人の常套手段です。
冷静に、落ち着いて対応しましょう。
相手は虎の威を借る狐なんて大層なものではありません。
せいぜい躾のなっていないチワワかポメラニアンです。
キャンキャンと大声で喚くことで相手を威嚇し自分を傷つけさせないように間合いを取ろうとするか臆病犬か、うるさく吠えると飼い主が思い通りになると学習してしまった散歩好きなわんちゃんです。
高圧的な人はあなたが怯えると喜んで付け上がり、思い通りに動いてくれるのを待っています。
毅然とした態度で接することで、あなたが思い通りにならない存在だと学習させましょう。
対処法②:戦おうとしない
もし高圧的な人とトラブルになったとしても、反論せず戦おうとしないでください。
高圧的な人は自分の非を認めようとしないだけではなく、自分を苦しめようとする人を敵として認定し攻撃してきます。
例えあなたの主張が正論だとしても、高圧的な人の前では通用しません。
睨み、怒鳴り、舌打ちをし、人間性を批判した挙句、脚色した事柄を吹聴してまで形振り構わず攻撃してきます。
高圧的な人はルール無用の嫌がらせを行っているだけなので、戦うだけ無駄なのです。
対処法③:相手にしない
戦わないならどうすればいいんだ、と思う方も多いかもしれませんが、その場合は相手にしないでください。
高圧的な人は独自のルールで生きているため、一般人とは考え方も性質も異なるのです。
チワワ相手に言葉による説得を繰り返しても、チワワのコミュニケーション手段は言語ではありません。
あなたが高圧的な人と言語によるコミュニケーションを図ろうとすればする程、高圧的な人はあなたを言いくるめたくて必死になります。
対処法④:もっと上の人に対処してもらう
高圧的な人の対処方法に困ったら、高圧的な人よりも上の立場の人へ対応を任せましょう。
高圧的な人は優劣に敏感なので、自分よりも立場が上の人に注意されると一旦は受け入れる姿勢を取ります。
高圧的な人は、自分より立場が上の人を目の上のたんこぶのように思っていますが、下の立場の人から文句を言われるよりも聞き入れやすいので、下手に自分で対処しようとしないでください。
対処法⑤:認知の歪みを訂正する
もし高圧的な人と直接話し合わなければならなくなった時、相手の言い分を一旦受け入れた後に認知の歪みだけ訂正するようにしましょう。
この時、伝えるのは「認識に相違がある」という点だけです。
相手にアドバイスするのではなく、「その考え方は素敵ですね。私とは考え方が違います」程度に留めておきましょう。
訂正しなければならない事柄に対しては「そう考えてくださったんですね。お互いの前提条件が違っていたようなので、もう一度お話させてください」など、相手にも自分にも非がないことを伝えてから話し合いを再開させてください。
対処法⑥:感情論を持ち出さない
高圧的な人は相手を陥れるためにあの手この手で邪魔をしてきます。
そのため、あなたが感情論を持ち出すと揚げ足を取りたがり、自分自身は感情論で無理難題をふっかけてきます。
あくまで冷静に、感情を交えることなく事実だけを伝えましょう。
事実を伝える際はできるだけ信憑性の高い数字や根拠を利用し、目視できる状態にして渡しましょう。
その際、様々な解釈ができる曖昧な言葉は使わないようにすると効果的です。
対処法⑦:おだてて味方につける
高圧的な人を味方にしてしまうことで、高圧的な人の攻撃範囲外に逃げるという方法もあります。
褒め倒してハイハイ頷き、あなたが高圧的な人の優秀な手駒であると勘違いさせるのです。
おだてて味方に付けると、高圧的な人はあなたに心を許すようになります。
あなたをお気に入りの一人に数えるので些細なミスには目を瞑るようになり、あなたを攻撃してくる人に対して守るような行動もとってくれます。
しかし、お気に入りになりすぎるとかまいすぎてくることも考えられるため、ちょっと天然なおバカちゃんキャラを演じましょう。
「あいつは馬鹿だから仕方ない」と呆れてもらえたら儲けものです。
対処法⑧:天然で鈍感なおバカになりきる
高圧的な人と接する際は、過剰に反応すると相手の思うつぼです。
そこで、今までの性格を脱ぎ捨て天然で鈍感なおバカになりきったつもりでスルーしましょう。
高圧的な人は相手を見下すことはしますが、見下す価値もない人をわざわざ相手にはしません。
また、言語が通じる相手には容赦なく言葉で攻撃しますが、言語が通じない相手とは戦いません。
語尾に「☆」をつけるつもりで鋼のメンタルを手に入れましょう。
相手を変えようとするよりも、自分が変わる方が楽ですし確実です。
高圧的な人が性格を改善する方法
自分が他者にとって高圧的な人だと気付いた時、どうしたらいいんだろうと困惑してしまいますよね。
もしもの場合の高圧的な性格の改善方法をみていきましょう。
- 己の弱さを認める
- 他人を受け入れる
- 世間とのズレを自覚する
- 周囲の人に頼る
- 自分自身を許してあげる
方法①:己の弱さを認める
まず、性格改善の第一歩は己の弱さを認めるところから始まります。
弱い自分を受け入れるのは容易なことではないので、勇気がない人は突っぱねてしまうことがほとんどです。
今までの強い自分は、ただの虚勢だったと認めてください。
本当は弱くて、臆病で、傷つけられたくないから怖がらせていたと自覚してください。
その上で、そんな弱い自分を認めてあげましょう。
弱くてもいいよ、ゆっくりでいいから強くなっていこうねと自分自信を大切に思うところから第一歩目が踏み出せるのです。
方法②:他人を受け入れる
自分を認めたら、次は他人の存在を受け入れましょう。
違う人間ですから、考え方も仕事のやりやすい進め方も好きな食べ物も違って当然です。
素敵な人には素敵と伝え、見習いたい人の真似をし、能力がある人には習ってください。
他人はあなたが勝手に排除していい存在ではなく、存在するためにあなたの許可が必要なわけでもないのです。
まずは身近な人の存在を認めることから始めましょう。
名前を呼んで、目を見て会話して、そしてその人の人間性を受け入れてください。
方法③:世間とのズレを自覚する
世間とあなたがどれほどズレているのか、大体でいいので知る必要があります。
常識とは何か、マナーとは何か、などからでもいいです。
職場や家庭ですれ違ったことを、インターネットや本でまんべんなく調べてください。
この時、偏った意見を鵜呑みにするのではなく、様々な方法でなるべく多くの意見を取り入れることが大切です。
どんな意見があるのか、どのような考え方をする人がいるのか、その人の言い分や立場の違いなどを見比べ、相対的に判断する練習をしましょう。
方法④:周囲の人に頼る
周囲の人に頼ることで、高圧的な性格を変えることができます。
信頼できる人に「高圧的な性格を改善したいから手伝ってほしい」と伝えるのです。
屈辱的に思うかもしれませんが、長年の癖や仕種を変えるには長い目で考えなければなりませんし、自分だけではわからないことが多いのです。
どんな時に人は高圧的だと受け取るのか、どんな時に自分は高圧的な態度をとるのかを確認しましょう。
これまで他人に頼ってこなかった人も、これを機に周囲の人に頼る練習をしてみませんか。
方法⑤:自分自身を許してあげる
誰かを叱責する時、過去の自分と重なった経験はないでしょうか。
高圧的な人は、自分自身の過去の失敗に今も囚われています。
相手を威圧したり攻撃する場合のほとんどは、過去の自分自身に対する叱責です。
自分がクズだから失敗した、自分が調子に乗ったから問題になったなど、当時の記憶と現在の自分がごちゃ混ぜになり、だめだった自分を今も叱っているのです。
終わったことを責め続ける必要はありません。
自分自身を許してあげることが、あなたにとって何より大切なことだと気付いてください。
高圧的な人は野生動物だと思えばいい
高圧的な人は、態度が大きい分怖くて恐ろしい相手だと思いがちですが、本当は臆病で傷つきやすい性質を持っています。
野生の動物と同じなので、毅然とした態度でゆっくりと後ろに下がれば怖いことは起きません。
臆病な野生動物を保護するくらいの気持ちで、温かく見守ってあげてください。
もし急に威嚇してくることがあっても、慌てず冷静に対処しましょう。
取り入れたくなる素敵が見つかる、大人女性のためのwebマガジン「noel(ノエル)」。
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