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「前厄」とは?

前厄を厄落としする神社

皆さんは厄年を気にしますか?本厄という言葉はよく耳にすることもありますが、「前厄」とは、どの時期のことを指すのでしょうか。

一般的に、厄年というのは本厄を中心に、前後3年間が厄災に見舞われやすい年齢と言われ、前厄、本厄、後厄と呼ばれています。ですから、前厄というのは、本厄の前年ということです。

本厄が厄年の中でも大きな厄年されていますが、その前段階として前厄は、自分自身の行動を慎んだり、気を付けることが必要と言われています。もちろん、地域の風習やそれぞれの観念によっても、厄年に対する考え方は違いますので、自分の感覚で前厄と向かい合うということも必要です。

前厄は「本厄」や「後厄」と何が違う?

前厄とは?

厄年には、前厄、本厄、後厄と3つ厄がありますよね。前厄は、本厄や後厄と何が違うのでしょうか。

まず、前厄というのは本厄の前年です。本厄に向けて心身ともに気を付けて過ごすことが良いとされています。

しかし、人によっては、前厄や後厄はさほど気にせず、本厄のみに神社やお寺に厄払いに行くという人もいます。
地域や風習、それぞれの家庭によっても厄年に対するとらえ方は違うので、自分にとって厄年というものが多かれ少なかれ、どんな意味を持っているかによるものです。

厄年を知ったからには気持ち的に前向きになるためにも、お払いに行こうという人も多くいます。

前厄の年齢

前厄を考える女性

前厄の年齢はいくつなのでしょうか。
ここでは、男性と女性それぞれの前厄の年齢について調べました。これから厄年に入るという人は必見です。

年齢の数え方

厄年の年齢の数え方は、現代の年齢の数え方ではなく、「数え年」でカウントします。

「数え年」というのは、生まれたときにはお腹にいた期間を含め1歳とし、翌年の1月1日または、立春を境にして1歳年をプラスするという数え方です。
神社や地域によってはこの年齢の数え方が違っていることもあるので、厄払いをしに行くときには事前に神社などに確認をとっておくことをおすすめします。

一般的に現代でも厄年を気にする感覚が多くの人にあるので、子の数え方を覚えておくと便利です。

男性

男性の前厄は、24歳、41歳、60歳です。特に41歳は前厄なので、本厄への心構えをするというものありです。

気持ちよく厄年を乗り切るために、神社やお寺での厄払いや、自分なりのお払い方法を考えておくと良いですね。

女性

女性の前厄は、18歳、32歳、36歳、60歳です。
特に32歳は本厄の前年なので、人生の変わり目を意識する人も多くいます。

30代は出産や子育てで体の不調をきたす人の多いので、健康に気を付ける機会になります。
厄年をきっかけに自分を見直すことにもつながりそうです。

前厄の年に気をつけるべきこと

前厄の注意点リスト

前厄の年に気をつけるべきこととは、どのようなことなのでしょうか。前厄の年に気をつけるべきことを具体的にご紹介します。

  1. 健康に気を付ける
  2. 大きな決断は控える
  3. 疲労やストレスをためないようにする
  4. 厄年を怖がらない

注意点①:健康に気を付ける

厄年付近は、体調の変わり目になると言われているので、いつも以上に健康に気を付けるようにしましょう。体の転換時期で、体調を崩すという人も多いので、予防をしておくと良いです。

前厄から健康に気を付けていれば、無事に厄年を乗り越えられることでしょう。

注意点②:大きな決断は控える

結婚や転職、引っ越しなど、自分にとって大きな決断と思われることは厄年には控えるのが無難です。
だからといった何事にも消極的になれというわけではないので、自分に必要な決断はしてよいので、気の進まないことは先送りするなどすると良いでしょう。

注意点③:疲労やストレスをためないようにする

いつでもそうですが、特に前厄などの厄年には、疲労やストレスをためないようにすると良いです。前厄は日常生活の中で、疲労やストレスが溜まりやすい年齢でもあるので、無理をしすぎないということが大切です。

厄年を迎えることをきっかけに、今の自分の疲労具合やストレスについて見直すのも良いですね。

注意点④:厄年を怖がらない

厄年と聞くと異常に反応したり、何か悪いことが起こるのではと怖がる人もいますが、そこまで厄年を怖がらなくて大丈夫です。ただいつもより日常生活を丁寧に送ったり、自分のケアを怠らないようにするなどして、自分を大切にするということが必要となることがあります。

前厄の年に出産しても大丈夫?

前厄の出産

女性にとって出産は大きな人生のイベントですよね。前厄の年に出産を予定している人は、前厄なのに出産しても大丈夫なのかと心配になってしまう女性もいるのではないでしょうか。

一般的に、大きな行動や決断は厄年は控えた方が良いと言われていますが、厄年に出産すると厄払いになると言われています。

妊娠や出産というのは、計画的に行うことが難しいものです。
厄年に入っているからと言って、びくびくすることではありません。

出産は、厄落としになるので、心配せずに元気な赤ちゃんをゆったりとした気持ちで出産に挑むと良いですよ。

前厄の年を穏やかに過ごす方法

楽しく過ごす女性

皆さんはどのように前厄を過ごしますか。ここでは、前厄の年を穏やかに過ごす方法をご紹介します。

  1. 体を気遣う
  2. 特に厄年を気にせずに過ごす
  3. 気持ちが晴れることをする
  4. やりたいことの下準備をする
  5. 大きな決断は控える

方法①:体を気遣う

体を気遣って、食生活で栄養バランスを考えたり、適度に体を動かすようにしたり、ストレス発散方法を見つけるなど、心身ともに健康でいられるように体を気遣いましょう。
厄年というのは体の転換期ともいわれているので、厄年を機会にもう一度自分の体の健康を見直すということも良いでしょう。

方法②:特に厄年を気にせずに過ごす

特に厄年を気にせずに過ごすというのも良いでしょう。
あまりにも厄年ということが頭にあると、何事にも手出しできずにチャンスを逃してしまうということもあります。

そのようなことが無いように、あまり厄年を気にせずに、いつも通りポジティブに過ごすというのも必要です。
慎重に過ごしすぎるとストレスになったり、思わぬ逆効果を生むことがあるので自然に過ごすのも必要でしょう。

方法③:気持ちが晴れることをする

そんなに厄年を気にしていないという人も多いですが、厄年と聞くと何となく気分が晴れないという人も多いです。そんな人は、気持ちが晴れることをすると良いです。

前厄が気になるのであれば、厄払いをしてすっきりとした気持ちになるのも良いですし、厄落としができるようなことを自己流でしてみても良いでしょう。気分が明るくなることをしましょう。

方法④:やりたいことの下準備をする

厄年には、大きな行動は避けた方が良いと言われていますが、これからやりたいことがあるのであれば、前段階としてやりたいことの下準備をするというのもおすすめです。勉強したり、情報を集めたりと、実行に移す前に温めておくのも良いですね。

方法⑤:大きな決断は控える

家の購入、結婚、転職など人生には大きな決断が色々とあります。厄年にはそういった大きな決断は控えるのが良いという考え方があります。

もしも本当に良い決断であるのであれば、それは厄年など関係なしに決断しても良いですが、気が向かない決断は流して、十分吟味して決断するということも必要です。厄年だからと言って、何事にも慎重になりすぎてしますと、チャンスを逃してしまうこともあるので、自分の気持ちに寄り添って、決断をしましょう。

前厄は厄払いに行くべき?

前厄払いする神社

厄年にはやっぱり神社などにお払いに行った方が良いのかと迷っている人も多くいます。実際、前厄は厄払いに行くべきなのでしょうか。

人それぞれ考え方は違うので、厄払いは必ず行くべきものではありません。厄払いをしたかや、厄払いをしなかったからといって、悪いことが回避されたり、逆に悪いことが起こるというわけではありません。

要は気持ちの持ちようが大きいと言えます。厄払いと聞いて気持ち的に暗くなるのであれば、数千円で厄払いができる神社もありますので、足を運んでみるのも良いでしょう。

厄払いにかかる平均金額

前厄にかかるお金

実際に厄払いを使用と考えている人は、厄払いにかかる金額が気になりますよね。
一体、厄払いにかかる平均金額はどれくらいなのでしょうか。

一般的に、厄払いにかかる平均金額は、3,000円から10,000円くらいです。
神社やお寺によっても金額が違うので、事前にネットや電話で調べておくことをおすすめします。

厄払いをしてもらえたら、気持ちが晴れるとか、守られている気がするという人もいますので、時間があるときには足を運んでみるのも良いですね。

厄払いに行く時の服装マナー

前厄払いの服装

厄払いに行く時の服装マナーですが、あまりにカジュアルな服装や、露出が多い服装は避けた方が無難です。
しっかりとした正装のような服装とまではいかなくとも、清楚な服装で行くのが良いでしょう。

きちんとした身なりで厄払いを受けると心身ともに清められて、気持ちが晴れます。
神聖な場なので、風紀を乱さないようにマナーを守りましょう。

厄払いにおすすめの神社

前厄払いができる神社

実際に厄払いに行こうと考えている人に、ここでは厄払いにおすすめの神社をご紹介します。

おすすめの神社①:阿佐ヶ谷神明宮

八難除けで有名な阿佐ヶ谷神明宮は、厄除けはもちろん、様々な災いを取り除いてくれる神社です。
色々なことで悩んでいたり、体が不調な人、最近なんだか良いことがないという人はここで厄払いしてもらったら気持ちまでも明るく晴れることでしょう。

駅からも近いのでアクセスも楽です。

おすすめの神社②:三峯神社

埼玉県の秩父にある三峯神社は、標高1100メートルの高地にある神社で、厄払いや様々なお払いができます。
関東の中でも強いパワーを持っているとされ、神聖さが漂う神社です。

お払いした後は気持ちも引き締まるような神聖な神社です。

おすすめの神社③:佐野厄除け大師

佐野厄除け大師は、その名の通り厄除けに長けていて、神社とお寺が融合されています。厄払いで有名なので混む時期もありますが、厄除けの評判を聞きつけて多くの人が厄払いに行きます。

関東近辺の人は栃木まで足を運んでみてはいかがでしょうか。

気持ちよく前厄を過ごしましょう

前厄を気持ちよく乗り切る

ここまで男女別の前厄の年齢と厄払いの方法など、前厄についてご紹介してきました。
前厄は、疲れがたまりやすいなど、体の転換期でもあります。

厄年を機会に、自分の体を大切にしながら、心身ともに健康に、気持ちよく前厄を過ごせるようにしましょう。

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ライター
noel編集部

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