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1分間スピーチを行う目的

1分間スピーチ

1分間スピーチを取り入れている企業は多くあります。
あなたも一度は経験したことがあるのではないでしょうか。

そもそも1分間スピーチはなぜやるのでしょうか。
目的は3つあります。

  1. 情報を収集する習慣を作る
  2. アウトプット経験を積む
  3. 人前で話すことに慣れる

それぞれ、詳しく解説していきます。

目的①:情報を収集する習慣を作る

1分間スピーチは、ちょっとした雑学やお役立ち情報、日常生活のエピソードや時事ネタなどを話すことが多いです。
ですので1分間スピーチを担当することが決まると、「何かスピーチに使えるネタはないかな」と情報を収集するようになります。

実際にやってみると分かるのですが、情報を収集しようという意識で過ごしていると、それまでスルーしていた色々なことに気付くようになります
1分間スピーチをきっかけに、身の回りの些細な変化や工夫も情報としてキャッチ出来るようになるので、新製品や業務改善のアイディアに生かすことが出来ます。

目的②:アウトプット経験を積む

1分間スピーチで話すネタが決まったら、それをスピーチ用の文章として構成していきます。
わずか1分で、スピーチを聞いている人が理解できるような文章にしなければならないので、かなり高度な文章校正力が必要になります。

短い時間で相手に伝える文章が作れるようになると、例えば上司に何か報告をするときや、会議に提出する企画書を作るときなどに分かりやすく伝えることが出来るようになります
1分間スピーチを通して、「短く伝える」アウトプット経験を積むことができます

目的③:人前で話すことに慣れる

1分間スピーチは朝礼や昼礼など、部署内で行われることが多いので、聞く側はだいたい話し手にとって顔見知りの人たちばかりであることが多いです。
ですが、それでも人前で話すとなると、緊張してしまう人も多いでしょう。

1分間スピーチを定期的に行うことによって、まずは顔見知りの人たちの前で話すことに慣れていきます
そうすることで、今度は知らない人たちの前に出ても、不思議と話せるようになります

1分間スピーチの構成

1分間スピーチ原稿

1分という短い時間で伝えたいことを話しきるためには、スピーチ文章の構成がカギとなります。
そこで次に、聞いてくれる相手に伝わりやすい1分間スピーチの構成の作り方をご紹介していきます。

流れ

1分間スピーチは「結論」と「根拠・エピソード」の2部構成がオススメです。

スピーチの流れというと、「起・承・転・結」や「序論・本論・結論」などがよく使われます。
ですが、4部構成や3部構成だと1分間に収まりきらないことがほとんどです。

ですので、一番シンプルな2部構成で作るようにしましょう。
ビジネス系や真面目系の内容ならば「結論」→「その根拠」という流れに、面白い系やコラム系の内容ならば「エピソード」→「結論(オチ)」という流れが良いでしょう。

文字数

人が聞いていて丁度よいスピードでスピーチをした場合に、1分間に話せる文字数は、300文字程度と言われています。
これはアナウンサー業界などでも基準の数字として使われています。

ですので、1分間スピーチの文字数としても300文字を目安にすると良いでしょう。
この長さにしておくと、スピーチ練習をしてみて1分より極端に短い場合は話すスピードが速すぎるし、1分より極端に長い場合は話すスピードが遅すぎる、ということが分かります。

1分間スピーチが上手くいくコツ

1分間スピーチをするひと

1分間スピーチは、初めは誰しも苦労するものです。
ですがやり続けていると、いつの間にかサラッと上手に話せるようになります。

なぜかというと、1分間スピーチにはコツがあるからです。
そこで次に、1分間スピーチが上手くいくコツをご紹介します。

具体的には、次の3点になります。

  1. テーマを1つに絞る
  2. スピーチの始めにテーマを伝える
  3. 笑顔で明るく、ジェスチャーしっかり

ひとつずつ、詳しく解説していきます。

コツ①:テーマを1つに絞る

1分という短い時間で伝えられる内容は非常に限られます。
内容を盛りだくさんにしてしまうと、早口になってしまったり、話が広がりすぎて結局良く分からなかった、という結果になってしまったりします。

そういった失敗をしないためには、1分間スピーチのテーマを1つに絞ることが非常に重要です。
具体的には、結論やオチが一言で言える位が丁度良いです。

コツ②:スピーチの始めにテーマを伝える

ビジネスシーンで何かを報告したり発表したりするときには「結論から先に伝える」と習うことが多いですが、これは1分間スピーチでも使えるノウハウです。
結論を最初に言ってから内容を話し始めるようにすると、相手は「〇〇の話をしているんだな」ということを念頭に置きながら聴けるので、内容を理解してもらいやすくなります。

ビジネス系や真面目系の1分間スピーチならば、「〇〇についてお話しします」とシンプルに結論を言ってから内容を話すようにしましょう。
面白い系やコラム系の1分間スピーチの場合は、オチは最後に残しつつ、何に関する話をするのかという、タイトル的なものをスピーチの最初に言うようにすると良いでしょう。

コツ③:笑顔で明るく、ジェスチャーしっかり

これは1分間スピーチに限らずスピーチ全般に言えることですが、話している人の表情や声色は聞き手側の記憶に意外と残るものです。
ポジティブな内容を話していても、表情が暗かったり声のトーンが低かったりすると、ネガティブな印象にとられてしまうこともあります。

相手に良い印象を持ってもらうために、1分間スピーチをするときは笑顔で明るく話すようにしましょう。
身振り手振りといったジェスチャーも入れていくと、メリハリのある1分間になってよりしっかり聞いてもらえます。

1分間スピーチにおすすめのネタ

1分間スピーチのネタ

続いては、1分間スピーチにおすすめのネタを紹介していきます。
短い時間で伝わりやすく、かつネタ被りしづらいものばかりですのでぜひ使ってみてください。

  1. 今日は何の日
  2. 自分の趣味・好きなこと
  3. 時事ネタ
  4. 健康ネタ
  5. お得情報
  6. 雑学・トリビア
  7. 簡単な効率アップノウハウ
  8. ビックリしたこと

詳しくご紹介していきます。

ネタ①:今日は何の日

1分間スピーチをする日に関するネタを話すと大変喜ばれます。
365日、どの日もだいたい何かしら「〇〇の日」というのがありますし、歴史を調べてみるとだいたいどの日も何かしら出来事があります。

ネットで日付で検索してみると情報がたくさん出てくるので、それをもとにスピーチ内容を組み立ててみてください。

ネタ②:自分の趣味・好きなこと

1分間スピーチをするあなた自身について話してみましょう。
初めて1分間スピーチに挑戦するときや、部署移動など環境が変わって初めてのスピーチの時にピッタリのネタになります。

自分が昔から続けてきたことや最近ハマっていることでも良いですし、好きな食べ物やスポーツといったことでも良いでしょう。
聞き手の共感を得られるような内容に出来ると良いですね。

ネタ③:時事ネタ

最近のニュースや時事ネタに触れる内容で1分間スピーチをしてみましょう。
普通ならテレビニュースやネット記事などでサラッとしか把握しないところ、あなたのスピーチの中で一段掘り下げて紹介してみると、聞き手側もそのニュースや時事ネタに関する理解が深まるので大変喜ばれます。

また、ニュースに対するあなた自身の見解を入れてみても面白いでしょう。
くれぐれも、1分間に収まらないほど熱く語りすぎないように注意しましょう。

ネタ④:健康ネタ

年齢を問わず興味をもって聞いてもらえるネタになります。
聞き手側が若手からベテランまで幅広い年齢層である場合に特におすすめです。

健康でいるために普段からやっていることがあればご自身の経験を交えて話してみると良いでしょう。
またテレビのバラエティ番組などでは良く、ダイエットに効く食べ物や飲み物を紹介しているので、そういったものに挑戦しています、といった話もウケが良いです。

逆に、不健康になるような習慣を紹介して注意喚起をするのも1分間スピーチ向きと言えます。
特にご自身が病気やケガをした経験があれば、それを話すと聞く人の為になります。

ネタ⑤:お得情報

こちらも健康ネタと並んで、年代問わず興味を持ってもらえる1分間スピーチネタになります。
節約ネタ限定お得情報など、自分が知らないお得情報はつい聞きたくなりますよね。

お得情報の中でも特に興味を持ってもらいやすいのは、簡単に実践できることや、自分たちの生活に身近なところにあるお得情報です。
普段の毎日の中に取り入れやすいことのほうが実践しやすいし、お得効果も実感しやすいので、「ちょっとやってみよう」と思ってもらいやすいからです。

こちらも、ご自身の体験談があるとさらに興味をもって聞いてもらえますので、ぜひ試してから話すようにしてみてください。
失敗談やハプニングなんかもあれば盛り込むと、参考になると喜ばれます。

ネタ⑥:雑学・トリビア

何の役に立つわけではないけれど、思わず「へ~」っと言ってしまうような雑学やトリビアも、健康ネタやお得情報と並んで聞く人を選ばないので1分間スピーチ向きです。
ご自身の趣味や特技に関連するネタを選べば、自己紹介も兼ねられるのでなお良いです。

なるべく生活に身近で、かつあまり知られていないネタを探して話してみましょう。
ついこないだテレビや雑誌で取り上げられていました、といったホットな内容も喜ばれます。

なお、雑学やトリビアは話す順序次第で面白くもつまらなくもなります。
オチや種明かしは最後の最後に持ってくるようにして、聞き手が驚くような展開に持っていける構成にしましょう。

ネタ⑦:簡単な効率アップノウハウ

パソコンやコピー機などのOA機器を使った作業や、手間のかかる事務作業などの効率をアップするノウハウは、職場の誰もが知りたいものです。
1分間スピーチの中で、簡単に出来る効率アップノウハウを紹介すると、大変喜ばれます。

上層部の方も参加されるようなビジネスの場での1分間スピーチですと、仕事と関係のない内容をテーマとして扱うのが雰囲気的に難しい場合もあるでしょう。
そういった堅めのシーンでも、簡単な効率アップノウハウなら仕事に関係する内容になるので、問題なく話せます。

さらに、仕事できる感も出せるので、上司からの評価がアップする可能性も期待できます。

ネタ⑧:ビックリしたこと

おすすめネタの最後は、あなたが最近驚いたことやビックリしたことです。
何か新しい発見をしたことや、普段やっていることの意外な効果などを紹介すると、きっと聞き手の中にも「知らなかった!」と驚いてくれる人がいるでしょう。

こちらも雑学・トリビアと同じく、1分間スピーチの構成が大事です。
最後のオチで「えっ」とビックリしてもらえるような構成で話すのがオススメです。

1分間スピーチのおすすめ例文【自己紹介編】

1分間スピーチのおすすめ

ここからは、1分間スピーチをする時に使える例文を紹介していきます。
内容としては、次の5種類になります。

  1. 自分の名前に関すること
  2. 子供の頃や学生時代の自分に関すること
  3. 自分の趣味に関すること
  4. 自分の特技や強みに関すること
  5. 自分の弱点や苦手なこと

ひとつずつ、例文付きで説明していきます。

例文①:自分の名前に関すること

自分の名前の由来やあだ名、よく間違えられる呼び名などに関する1分間スピーチになります。
普通のことを淡々と話すのではなく、意外性やおもしろネタを盛り込みながら話せると良いでしょう。

名前は〇〇というのですが、よく■■と間違えられます。
 今では■■と呼ばれても、自分のことだと分かるようになりました

名前の由来を両親から聞いたときは、私もビックリしました。
 両親が〇〇のファンだったから、なんだそうです。

子供の頃のあだ名は▲▲でした。
 なぜかというと実は単純な理由で、▲▲に似ていたからです

比較的シーンを選ばず話せる内容ですので、ぜひ積極的に使ってみてください。

例文②:子供の頃や学生時代の自分に関すること

あなたの1分間スピーチを聞いてくれるみなさんと出会う前のあなた自身について話してみましょう。
例文としては、以下のようになります。

子供のころは〇〇に似て可愛らしい子だったそうです。
 でも大人になった今は似ても似つかない姿になってしまってちょっと残念です

学生時代は毎日のように野球をしていました。
 おかげでその頃は学校の机の色と同じくらい真っ黒に日焼けしていました

今は△△県に住んでいますが、就職するまでは▲▲県に住んでいました。
 にも関わらず、実は●●に行ったことがなくて、みんなに驚かれます

なるべく今のあなたからは想像しにくいようなポイントを取り上げると、みんなしっかり驚いて真剣に聞いてくれるでしょう。

例文③:自分の趣味に関すること

続いては、趣味に関する1分間スピーチ例文になります。
共通の趣味を持つ人から共感を得られるような内容にしても良いですし、聞き手が想像していなかったような趣味を話してビックリさせても面白いですね。

私の趣味は●●です。
 休みの日でもアクティブに過ごしてそうだと良く言われますが、実は家に籠って●●ばかりの週末を過ごしています

△△って聞いたことありますか?
 実は私は△△を趣味でやっていて、先日ついにサークルを立ち上げるまでになりました

仕事とは全然関係ないのですが、趣味で■■をやっています。
 こんなに引きこもりっぽい私でも出来る簡単なものなので、普段運動不足だなと感じている方はぜひ一緒にやりましょう!

自分がどんな趣味を持っているか、という話からそのまま、趣味として挙げたものの内容や意外な効果など紹介してみると、聞き手も興味をもって聞いてくれることでしょう。

例文④:自分の特技や強みに関すること

自己紹介の定番、ご自身の特技や強みに関する1分間スピーチ例文です。
あまり自慢げにならないように話すことがポイントです。

私は〇〇が得意です。
 マニアックすぎて気持ち悪がられるレベルかもしれませんが、みなさん引かないでください

学生時代から▲▲をやってきたので、△△なところが私の強みだと思っています。
 △△△でお困りのときはぜひ、最優先でお声がけください!

私の特技は■■です。
 同じ特技をお持ちの方がいたらぜひ、競争しましょう!

こちらも趣味の話と同じく、特技の内容やメリットについて紹介してみると、話が広がって良いでしょう。

例文⑤:自分の弱点や苦手なこと

ある程度、顔見知りの仲間たちの前で話す1分間スピーチに良い内容・例文になります。
人間というものは弱みや苦手なことを共有すると関係性が近くなるとも言われており、職場やチームの仲や結束を深めたいとき向けになります。

実は私は〇〇が苦手です。
 友人に話すと予想外だと驚かれますが、何度チャレンジしても〇〇だけは出来るようにならないんですよね

これを話すと驚かれることが多いのですが、実は私は▲▲にめっぽう弱いです。
 普段は△△することで何とかカバーしていますが、もし克服した経験のある方がいたらぜひ教えてください!

例文を見ていただくとわかるように、こちらも見た目や仕事上の付き合いからは想像しにくい内容ですと、聞き手も意外性を覚えるのでしっかり聞いてくれます。
また普段、仕事や勉強ができそうな人が弱みや苦手ポイントを話すと、「意外と普通の人なんだな」と親近感をかんじてもらえるのでオススメです。

1分間スピーチのおすすめ例文【仕事編】

1分間スピーチ仕事編

続いては、1分間スピーチで仕事に関するネタを話したいときに使える例文をご紹介します。

  1. 自分が担当している仕事や所属部署の紹介
  2. 印象に残っている仕事やお客様のこと
  3. 自分や自チームの仕事に関連するニュース
  4. 仕事に関連するイベントごとの紹介
  5. 仕事をしている中で気付いたことや実践してみたこと

こちらの5つは、職場での1分間スピーチで良く使われるテーマになります。
突然スピーチを頼まれたときにも使えるよう、普段から準備しておくと良いかもしれません。

では、ひとつひとつ例文付きで紹介していきます。

例文①:自分が担当している仕事や所属部署の紹介

職場での1分間スピーチで一番の定番ネタになります。
異動の時期や、新入社員を迎えたときなどにピッタリです。

私が担当している仕事は〇〇になります。
 簡単なように見えるかもしれませんが、実は▲▲にコツがあります

私のいる部署では、■■の業務を担当しています。
 お客様から見えるのは□□の部分だけなのですが、実は△△といった仕事もあり、結構大変なんです

うちの部門では●●をするという業務があるので、★★のスペシャリストがいます。
 一見、とっつきにくい人たちに見えるかもしれませんが、たまに飲み会をやるとビックリするほど盛り上がっちゃいます

こういった感じで、外から見える様子だけでなく裏話や、部署内の人しかしらないような秘密を盛り込んでみましょう。
同じ会社内でも、階や部署が変わると全然交流がない、ということもよくあるので、1分間スピーチをきっかけに興味を持ってもらえてよいです。

例文②:印象に残っている仕事やお客様のこと

今までに経験した中で印象に残っていることをスピーチに盛り込んでみましょう。
その仕事にかかわっていなかった人と経験を共有するイメージです。

以前、〇〇の仕事をしたときはなかなか予定どおりに作業が進まず、本当に締め切りまでに終わるのかとヒヤヒヤでした。
 そんなときにお隣の部署から差し入れてもらった●●はとてもおいしくて、あの味とあの仕事は今でも忘れません

サービスを3回もリピート利用してくださったお客様が以前にいらっしゃいました。
 話を聞いてみると、▲▲に大変困っていらっしゃったとのことで、まさにこちらが役に立ちたい相手として想定していたとおりのお客様だったので、とても印象に残っています

話をうまくまとめるコツとしては、起こった事実と合わせてあなた自身が感じたことを話すことです。
この2つを伝えることで、聞き手側も自分が体験したかのように聞くことができます。

例文③:自分や自チームの仕事に関連するニュース

新商品を発売したり、大型案件を受注したときなどは、それに関連する話をしてみてはいかがでしょうか。
また自分の仕事が関連するようなニュースが新聞やテレビなどに取り上げられた話もよいでしょう。

先日、ついに■■を発売しました!
 前日までは部署みんな残業続きで大変でしたが、おかげさまで無事にリリースできたので、昨日はみんなで楽しく打ち上げに行ってきました

先週のワイドショーで、〇〇特集をやっていました。
 うちの会社でも〇〇サービスを扱っているので、最近は問合せが増えて部署一同嬉しい悲鳴をあげています

最近▲▲が話題になったのをきっかけに、わが社の△△という技術が注目されているようです。
 先日は業界大手の□□社からも案件を受注することができ、ますます忙しくなりそうです!

こういった前向きな話題は職場を明るい雰囲気にしてくれるので、朝礼や昼礼といった仕事を始める前の1分間スピーチには最適です。
また、もしネガティブなニュースだったとしても、「これから気を引き締めて頑張ろう」というメッセージになるので良いでしょう。

例文④:仕事に関連するイベントごとの紹介

続いてはイベントを題材に1分間スピーチをする際の例文になります。
時事ネタと仕事を絡めたスピーチになるので、同じチームのメンバーにも役に立つ話になるでしょう。

今週末はモーターショーが開催されます。
 今年は〇〇という新しい技術を搭載した車が初めてお目見えするようで、わたしたち▲▲部署はみんなでその新しい技術を見に行ってきました!

本日はプレミアムフライデーです。
 近くの■■ショッピングセンターにある□□というお店とわが社はコラボしているので、本日15時以降限定で実は割引になる商品があります

ぜひ見てみたい、行ってみたい、話を聞いてみたい、と思わせるようなスピーチが出来れば成功でしょう。
1分という短い時間ですが、うまくイベント内容と仕事のことを合わせて伝えてみましょう。

例文⑤:仕事をしている中で気付いたことや実践してみたこと

これは「1分間スピーチにおすすめのネタ」の中で紹介した「簡単な効率アップノウハウ」とも重なるところがあります。
仕事を効率よく進めるにあたり気を付けてみたことや、改善に向けて実験・実践してみたことを紹介する内容になります。

パソコンの使い方なんですが、〇〇という機能があるのをご存知でしょうか?
 例えば▲▲の業務をするときにこの機能を使うと、5分ほどで処理が終わるようになるのでかなり時短になります

■■の手続きをするときに、今までは申請用紙に記入して☆☆さんに提出してもらっていましたが、二度手間になっているケースがあることが分かりました。
 そこで試しに、申請用紙ではなくメールで提出してもらうルールを試してみてはどうかということで、●●課の中で連日話し合いをしています

聞き手側にも関係してくる話だったり、役に立つ話だったりするので、真剣に聞いてもらえます。
何かルールを変えるような話ならば、その背景まで含めて伝えるようにすると、理解も得られやすくなります。

1分間スピーチのおすすめ例文【おもしろ編】

おもしろい1分間スピーチ】

自己紹介・仕事と少し真面目な内容の1分間スピーチ例文を紹介してきましたが、ここからは聞いた人が思わず笑っちゃうようなテーマの例文をご紹介していきます。
話しやすいネタとして、次の5つをご紹介します。

  1. 勘違いネタ
  2. なぞなぞネタ
  3. 言い間違い・読み間違い・書き間違い
  4. 予想外のことが起きた話
  5. 子供やペットのおもしろ話

日々の生活の中でよく遭遇するネタばかり集めましたので、ぜひ1分間スピーチをする上で役に立ててみてください。

例文①:勘違いネタ

うっかり勘違いしてしまったために、店員さんや友人との会話がちぐはぐになってしまったり、予想外のことが起きてしまったりすることってありますよね。
そういったハプニングを面白おかしく話してみましょう。

AとBどちらにしますか、と店員さんから聞かれたんです。
 てっきり〇〇のことかと思い、Aにします!っと元気よく答えたら、予想外に●●が出てきてしまいました

こういった話をしていると、つい思い出し笑いをしてしまいがちですが、そこはグッとこらえて話しきりましょう。
ストーリー性を持たせ、なるべく描写をしっかり伝えると面白さがより伝わります。

例文②:なぞなぞネタ

とんちのきいたなぞなぞでも良いですし、本気で考えさせるようななぞなぞでも良いでしょう。
ネットでなぞなぞを検索してみるとたくさん出てきますので、それを活用すると簡単にネタが見つかります。

同じ質問を同じ人に毎日繰り返したところ、毎回ちがう答えが返ってきたにも関わらず、すべて正解でした。
 その質問とは・・・正解は、今日は何曜日?です

こういったなぞなぞの場合は、聞き手に考えてもらう時間をとる必要があります。
ですので、普通の1分間スピーチよりも少し短めに文章を作るようにし、スピーチの中で考えてもらう余裕を作りましょう。

例文③:言い間違い・読み間違い・書き間違い

こちらも勘違いネタと並んで、笑いを誘える1分間スピーチです。

先日、ラーメン屋で替え玉を注文しようとしたときのことです。
 最初のひと玉を食べ終わって、いざ注文しようとしたとき、間違えて大声でひとこと、ラーメン!っと叫んでしまいました…

ぜひ、オチの前は少し溜める感じで聞き手を引きつけ、最後は爆笑を誘ってみてください。

例文④:予想外のことが起きた話

ビックリしたことや驚いたことって割とずっと覚えているものですよね。
1分間スピーチでそんな予想外ネタを披露して聞き手を驚かせ、あなたのスピーチをしっかり覚えてもらいましょう。

バス停で駅に行くバスを待っていた時のことです。
 数分遅れで来たバスに乗り込み、さあ出発!っと思ったらなんと、バスが後ろに進み始めたんです

聞き手を驚かせるためには、状況をしっかり伝えてさも体験しているかのような気持ちになってもらう必要があります。
ストーリー性のあるスピーチに仕上げてみてください。

例文⑤:子供やペットのおもしろ話

面白くもあり、ちょっとほっこりもしてしまう、そんなエピソードを1分間スピーチに入れてみましょう。
可愛らしい子供やペットの話はだれもが聞いて癒されますし、にプライベートでのあなたの様子も伝わって、聞き手があなたに親近感を持ってくれるかもしれません。

うちの子供が昨日、小学校でお父さんの似顔絵を書いたらしく、その作品を持って帰ってきました。
 見せてもらうと、髪の毛がまったく書かれておらず…息子にはお父さんが坊主に見えているようで、ちょっとショックでした

例文のように、ほっこりしたエピソードの中にもきちんとオチのある話のほうが、スピーチにメリハリがついて良いでしょう。

1分間スピーチをするときの注意点

1分間スピーチの注意点

1分間スピーチをするにあたり、ここだけは気を付けるべきというポイントを紹介します。
ぜひこれらを念頭において、スピーチに臨んでください。

  1. 余計な口癖を言わない
  2. 原稿を読まなくて済むように内容は暗記する
  3. 書き言葉ではなく話し言葉を使う
  4. ウケを狙いすぎない
  5. 受け売りばかりはやめよう

ひとつひとつ解説していきます。

注意点①:余計な口癖を言わない

1分間スピーチに限らない話ですが、人前で話すときに「えー」とか「えっと」といった言葉を無意識に使ってしまう癖をお持ちの方がいらっしゃいます。
ですが、こういった余計な口癖を挟んでしまうと、それだけで1~2秒を消費してしまいます

余計な口癖を言わないためには、句読点を意識して話すと良いでしょう。
句読点を意識しながら話すと、書き言葉のような文章で話せるようになるので、余計な口癖が出にくくなります。

注意点②:原稿を読まなくて済むように内容は暗記する

原稿を読みながらのスピーチは避けましょう。
原稿を見ながらのスピーチは笑顔やジェスチャーが出づらくなりますし、声のトーンもスピーチというより文章を朗読している感じになってしまいます。

1分間スピーチの内容は事前に暗記しておき、本番で原稿を見るのは控えるようにしましょう
どうしても覚えられない場合は話す内容のうち要点のみ書いたものを用意しておき、内容を確認しながら話すと良いです。

注意点③:書き言葉ではなく話し言葉を使う

1分間スピーチで話す文章を準備していると、どうしても書き言葉になってしまいがちです。
ですが書き言葉というのは耳で聞くと違和感があり、意味を理解してもらうのに時間がかかってしまいます

話す文章が準備できたら、いちど声に出して読んでみましょう
その中で書き言葉を話し言葉に直していくと、耳で聞いて違和感のない文章になります。

注意点④:ウケを狙いすぎない

みんなの前で話す以上、面白い話をしたい、笑ってほしいと思うのは当然のことです。
ですがそこだけに注力してしまわないように気を付けましょう。

最後のオチで笑いを誘うとしても、クスリと笑わせる程度にしておきましょう。
なるべく内容や伝えたいメッセージで勝負したいものです。

注意点⑤:受け売りばかりはやめよう

他人が言った言葉や、他人の経験ばかりを話すのは避けましょう。
あなたが話す意味が無くなってしまいますし、聞いていて楽しくありません。

あなた自身の考えや経験をなるべく話すようにしましょう。
もし誰かの言葉や経験を紹介するのであれば、あなた自身の意見を添えて話すとオリジナリティが出て良いです。

1分間スピーチで話す力をレベルアップさせよう

1分間スピーチのレベル

人前で話すというのは、経験を積めば積むほど上手になっていきます。
1分間スピーチというのは、経験を積むにはピッタリの機会です。

ぜひ念入りに準備をして、1分間スピーチを成功させてください。

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ライター
noel編集部

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