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「駐在妻」とは?

駐在妻になる決意をした女性
駐在妻、とは旦那さんが会社の都合などにより海外へ転勤する際、一緒についていき海外赴任先に帯同することを指します。

つまり、旦那さんの赴任先で一緒に海外で生活をしている奥さんのことですね。
駐在員の妻を略した言葉として使われています。

駐在妻が大変な理由

駐在妻に不安を抱く女性
海外で生活を始めるのですから、大変なことはたくさんあるでしょう。
では具体的に、「駐在妻が大変な理由」について掘り下げました。

  1. 婦人会や日本人会への加入
  2. 同じ駐在妻から注目を浴びる
  3. 海外の生活スタイルに慣れない
  4. 災害時の対応
  5. 病気にかかった時の対応
  6. 相談相手がいないこと
  7. 日本語が通じないこと 8.日本の常識が当てはまらないこと
  8. 自分のキャリアを活かせないこと
  9. 交通機関に慣れない
  10. 旦那さんと上手くいかなくなる

理由①:婦人会や日本人会への加入

日本から海外への転勤の場合、奥さんがついていくとなると高確率で「婦人会」や「日本人会」への加入を求められます。

半強制的なものであると捉えられており、ほとんどの駐在妻が加入させられるのです。
海外にいるのだからこそ日本人の繋がりを大切にしたいのです。

しかし、駐在妻の中にはせっかく海外に来たのに日本人の集まりに参加しなくてはならないのが腑に落ちないという方もいるのです。

またそういった集まりの存在を有難迷惑であると考えてしまって、めんどうだ・大変だと感じてしまうのです。

理由②:同じ駐在妻から注目を浴びる

新しい駐在妻が現れた。
ともなれば、同じ駐在妻にとっては一大ニュースとなります。

どこの部署から来たのか、どんな人なのか、旦那さんの役職は?などなど、とにかく注目を浴びるのです。

現地でのコミュニケーションがあまりとれていない人たちの集まりであれば、なおのこと新しい人の存在が気になって仕方がありません。

家族構成から年齢、趣味などすぐに噂として広まってしまいますので、人によっては煩わしさを感じてしまうのでしょう。

いきなりそういった日本人のコミュニティーの的にされてしまうのは、出来れば避けて通りたいものですよね。

理由③:海外の生活スタイルに慣れない

駐在妻が大変だと感じるのは、やはり「海外の生活スタイルに慣れない」ことでしょう。

文化の違いというのは、なかなか慣れることが出来ません。
生活や価値観のギャップに、ついていけないのです。

日本では当たり前のことであっても、海外では普通ではないなんてことざらにあります。
期日を守らない・電車は時間通り来ないなどたくさんあります。

日本の丁寧さや几帳面な生活に慣れていると、やはり海外のラフさにはなかなか馴染むことが出来ないのです。

理由④:災害時の対応

駐在妻が大変だと感じたり困ってしまう理由の四つ目は「災害時の対応」です。
日本は地震大国ですから、地震に対する対応に優れています。

しかし、海外ともなるとそれぞれ地域によって災害の種類が全く異なります。
それが何よりも不安なことでしょう。

ハリケーンが多いところ、天気が変わりやすい地域などさまざまです。
ましてや避難方法も日本とは全く異なるのです。

ハリケーンの多い地域では、地下シェルターが当たり前ですが、日本ではあまり馴染みのあるものではありませんよね。

このように、海外赴任先で災害に出くわしてしまった時、誰を頼ればいいのか・どこへ行けばいいのかがわからないのです。

理由⑤:病気にかかった時の対応

「病気にかかった時の対応」がわからないというのも、駐在妻が大変だと感じる理由です。

海外ですから当然保険の制度や、病院でかかる医療費なども異なります。
地域によってはただの風邪でも医療費が高いことも珍しくはありません。

またお子さんを連れての海外赴任だった場合、子供がもし風邪をひいたり病気になった時の対応方法に困ってしまうのです。

病院へ連れて行くだけでも一苦労だった…なんてことは良くあることです。
国によってもホームドクターがいたり、専門医に直接問い合わせだったりさまざまです。

理由⑥:相談相手がいないこと

駐在妻が大変だと感じる理由の六つ目は「相談相手がいない」ことです。
全く知らない土地に引っ越してきたのですから、当然のことですよね。

ましてや言葉も文化も全く異なる場所に移動してきたのです。
困ったことや悩み事があっても、なかなかすぐには相談できるような相手に出会えません。

はじめはコミュニケーションの輪を広げることさえとても大変なので、辛いことがあっても吐き出す相手や場所がないのです。

理由⑦:日本語が通じないこと

やはり駐在妻が最も大変だと思うのは「日本語が通じない」ことでしょう。
英語圏であればある程度理解できるかもしれません。

しかし全く英語が出来ない人や、英語圏以外の国の場合は一からその国の言葉を覚えなければならないのです。

駐在妻となる何よりも大きな壁ですよね。
挨拶一つわからない状態では、近所の人ともコミュニケーションが取れません。

何か困ったことやトラブルがあったとしても、助けを呼ぶことすら出来ないかもしれないのです。

理由⑧:日本の常識が当てはまらないこと

日本以外の国に行って生活をするのですから当然ではありますが、駐在妻は「日本の常識が当てはまらない」ことに大変だと感じるのです。

日本人のマナーや常識は、海外では一切通じないと考えて良いでしょう。
また交通ルールなども全く異なるのです。

郷に入っては郷に従えと言いますから、海外赴任先の法律やルール・マナー・モラルなどをしっかりと学んでおく必要があります。

そのほかにも、基本的に日本は治安が良いため落とし物をしても返ってきますが、海外では殆ど返ってきません。

そういった常識や文化、モラルの違いなどのギャップに苦しめられた駐在妻は数知れませんよ。

理由⑨:自分のキャリアを活かせないこと

駐在妻の中には、まだまだ働き盛りのキャリアウーマンな方も多いのです。
旦那さんの海外赴任についていったがためにキャリアを活かせないこともあります。

働き方や会社のシステムも、もちろん日本と海外では全く異なるでしょう。
言葉が理解できなければ自分のキャリアをアピールする事も叶いません。

そうなればこれまで培ってきた自分の実績を活かせないまま、生活をしなかればならないのです。

そうなればもちろん駐在妻はストレスが次第に溜まっていきます。
もっとこういった仕事に就きたいなどのフラストレーションが溜まるのです。

理由⑩:交通機関に慣れない

駐在妻が苦労する理由が「交通機関に慣れない」ということです。
海外の電車やバスなどの利用方法に戸惑うのです。

切符の買い方すら、初めのうちは全くわからないでしょう。
どこに止まるのか、どこへ行けば目的地にたどり着くのかもわかりません。

そのほかにも電車内でのルールやマナー、タクシーやバスのお金の支払い方など、さまざまなことが初めてです。

近所のデパートやスーパーへ行くのにも一苦労です。
どこへ行くにも何をするにもわからないことだらけになります。

理由⑪:旦那さんと上手くいかなくなる

駐在妻が苦労して、そして悩んでしまうのが「旦那さんとの関係」でしょう。
当然ながら生活に馴染めず大変なのはお互いなのです。

旦那さんは旦那さんで赴任先に馴染むのが大変でしょうし、通勤や買い物のルールなどわからないことだらけです。

大変なのはお互いなのですが、なかなかそれを理解できずすれ違ったり衝突してしまうことも多いのです。

また奥さんの場合、家事や育児も相まって「自分はこんなにも苦労している」と感じてしまいます。

ストレスやフラストレーションが溜まって、旦那さんに当たってしまうこともよくあることなのです。

駐在妻のストレスを解消する方法

駐在妻のストレスを解消する女性
駐在妻として、海外に就いてきたは良いものの馴染めないなどの理由からストレスを溜め込んでしまうこともあるでしょう。

ストレスやフラストレーションをそのままにしていたら、いつか身体を壊してしまうかもしれません。
駐在妻のストレス解消方法をご紹介します。

  1. ブログを始める
  2. 在宅でも出来る仕事を始める
  3. 自分磨きに専念してみる
  4. とにかく外に出る
  5. 現地で出来る趣味を見つける
  6. 勉強をスキルアップだと捉える
  7. 日系のリラクゼーションを探す

方法①:ブログを始める

まず簡単に始められる駐在妻のストレス解消法は「ブログを始める」ことです。
ブログ以外にもTwitterなどのSNSでもいいでしょう。

インターネットの世界であれば、日本も海外もそれほど変わりませんしインターネット環境があればアクセス可能です。

ブログやInstagram、Twitterといったツールを利用して情報や愚痴などを吐き出していきましょう。
中には共感し、話を聞いてくれる人もいるかもしれません。

同じ駐在妻たちとのコミュニケーションにも繋がりますから、まずはSNSを利用してみるのをおすすめします。

方法②:在宅でも出来る仕事を始める

仕事をしたい駐在妻には在宅でも出来る仕事がおすすめです。
フリーランスであれば、インターネット環境があれば簡単に行えます。

デザインやライター、インターネット関係の仕事などであればわざわざわからない土地で仕事を探さなくても始められますよね。

方法③:自分磨きに専念してみる

海外生活にストレスを感じたら、自分磨きに精を出してみましょう。
現地の買い物が苦手な場合は、インターネットで購入し家でお洒落をしても良いですよ。

現地のコスメアイテムや美容関係の物を、勇気を出して買いに行ってみるのです。
外とのかかわりも生まれますからおすすめです。

方法④:とにかく外に出る

駐在妻としてのストレスを溜め込んでしまわないために。とにかく外へ出ましょう。
ただの散歩程度でも問題はありません。

地域を良く知るためにもおすすめですし、外へ出ることで感情をリフレッシュさせることが出来るのです。

また近所の人とのかかわりも徐々に増えてくるでしょうし、徐々に言葉やマナーも理解できるようになります。

一番良くないのは、やはり引きこもってしまって周囲の人との関係を自ら断ってしまうことです。

方法⑤:現地で出来る趣味を見つける

駐在妻がストレスを溜めないためには、なるべく「現地で出来る趣味」を見つけることです。

つまり自分が好きだと思えることを海外赴任先で見つけるのが大事なのです。
生きがいや楽しみが見つけられなかったら駄目になっていく一方です。

現地でも十分楽しめる、心が安らぐものを探しましょう。
料理やガーデニングなど、本当に些細なことで構いません。

方法⑥:勉強をスキルアップだと捉える

駐在妻が大変だと思うのが語学でしょう。
海外にいるのですから、現地の言葉を学ばなくてはなりません。

しかしなかなか難しかったり、勉強するのが億劫に感じてしまうこともあるでしょう。

言葉の勉強も「自分のスキルアップ」であると捉えるのです。
自分が成長する上で大切なこと、そして言葉を話せるのは楽しいことと考えましょう。

方法⑦:日系のリラクゼーションを探す

海外生活でのストレス解消法としておすすめなのが「日系のリラクゼーションを探す」ことです。

サロンやリラクゼーション施設を探しましょう。
日本人の多い地域や、日本語が通じるようなお店であることが好ましいです。

少しでも日本を感じられる場所で、エステやマッサージなどを受ければストレスやフラストレーションを解消できます。

駐在妻は華やかに見えてとても苦労が募るものである

駐在妻に慣れてきた女性
今回は駐在妻の大変な理由について、をメインにどういったことに苦労するのか・ストレス解消法は?などさまざまなことを掘り下げてきました。

一見すると、海外生活が出来てうらやましい・華やかでセレブな生活をしている印象がついてしまうのが駐在妻ですよね。

しかし、その裏には言葉の壁やカルチャーショック、生活スタイルのずれなどたくさんの苦労があるのです。

海外生活にあこがれを抱く方も少なくはないでしょう。
しかし決して駐在妻は楽な存在ではない、ということは理解しておきたいですね。

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ライター
noel編集部

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