電話が怖い人のあるある!かける時・かかってくる時恐怖の克服法
「電話が怖い」と感じるのは、決して珍しいことではありません。かけるのが怖い人、かかってくるのが怖い人、両方とも怖い人もいます。 なぜ電話が怖いのでしょうか。電話が怖くなくなる方法はあるのでしょうか。 電話に対する恐怖と、克服する方法をまとめてみました。
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電話が怖い人のあるある
電話が怖い人は、どういうところに恐怖を感じるのでしょうか。そのときどんな行動をとってしまうのでしょう。
以下、電話が怖い人のあるあるをご紹介します。
- そもそも着信音が怖い
- 電話をかける時、出だしがわからない
- 予約の電話が怖い
- 電話の会話を他の人に聞かれるのが怖い
- 電話の相手が怒っているような気がして怖い
- 仕事の電話に出ると頭が真っ白になる
- 電話をしている間、そわそわ落ち着かない
- 職場の電話を取り次ぐのが怖い
- 営業電話を断られて無駄に傷つく
- 切るタイミングがわからない
あるある①: そもそも着信音が怖い
電話が怖い人は「電話の着信音に、毎回心臓が止まりそうになる」「着信音はいつも消音に設定している」と、着信音自体が苦手だという人が結構います。着信音は「着信しましたよ」と教えてくれる信号音なので、鋭く響く音質です。
自分の好きな着信音に変更すれば平気な人は、それでいいのですが、消音にしていても「NETを見ているときに受信すると、ライトが点滅してびっくりする」という人は、着信そのものが恐怖です。
あるある②: 電話をかける時、出だしがわからない
電話が怖い人は「電話をかけるとき、最初に何て言ったらいいのかわからない」と言います。例えばショップに電話をして買いたい物の確認をするときに、まず「○○と申します」と名乗るのか、それとも「少々お尋ね致します」といきなり切り出すのか、
その場合いつ名乗ればいいのかなど、考えれば考えるほど電話をするのが怖くなってしまいます。結局、電話の相手から「失礼ですがお名前をお願いします」と言われて名乗ることになって自分の不甲斐なさを実感し、ますます電話が怖くなる悪循環です。
あるある③: 予約の電話が怖い
予約の電話が出来ない悩みは、電話が怖くない人には理解されにくいでしょう。飲み会の幹事をするのはいいけれど、居酒屋に予約の電話をするのは苦手なのです。
「〇月×日の6時から」と伝えることが出来ても「何名様ですか?」と聞かれると「職場の人何名だっけ?参加できる人は何名だっけ?」と、答えられなくなってしまいます。
美容院の予約も腰が重い人が多いですね。いつにしよう、ダメだったら予備の日はいつにしようかと考えすぎて、いざ電話をするのに数日を要してしまいます。
あるある④: 電話の会話を他の人に聞かれるのが怖い
職場で電話をしている様子を、上司が見たり聞いたりしているのが原因で、電話が怖いという人も多いですね。実際、電話を切った後に上司から「敬語の使い方が変だ」「もっとハキハキ話すようにして」などと言われた人がいます。
直接言われなくても、電話での会話の内容について「こうしたほうがいいんじゃない?」と言われて「全部聞いてたんだ」と驚き、恐怖を感じます。
家で恋人と電話しているのを、家族(親)に聞かれるのも恥ずかしいし、聴かれたくないですよね。
あるある⑤: 電話の相手が怒っているような気がして怖い
コールセンターに電話をしたことがありますか?トラブル解決のために電話をしたのに、回線がパンク状態でなかなかつながりません。
ようやくつながったら、忙しいせいか電話の相手は不機嫌な様子。怖くてオドオドしてしまいますね。
コールセンター勤務の人も、同様に感じています。かけてきた人の多くがイライラしていて、中には大声で怒鳴る人もいます。
ユーザーもコールセンタースタッフも「相手が怒っている」と思い込んで、お互いに電話が怖いと感じているのです。
あるある⑥: 仕事の電話に出ると頭が真っ白になる
友達からの電話は平気だけど、仕事の電話は受話器を耳に当てた瞬間頭が真っ白になる、という人がいます。緊張とストレスで、思考がストップしてしまうのでしょう。
そうなると何を言えば良いのかもわからなくなり、相手が何を言っているのかすらわからなくなる人もいます。軽いパニック状態です。
直接会って話すのは大丈夫な場合が多く、電話が怖い、電話がストレス源になっているのは間違いないでしょう。
あるある⑦: 電話をしている間、そわそわ落ち着かない
携帯電話や子機で話している間、ウロウロ歩き回る人っていますよね。デスクで電話をしながらボールペンで意味なくグルグル書いている人もいます。
年配の人にもわりと見られる行動です。ウロウロしたりグルグルするのは。そうしていると落ち着くからです。
逆に言うと、電話をしている間は落ち着かないのです。仕事だから慣れてしまったけれど、じつは電話が怖い人が多いのです。
あるある⑧: 職場の電話を取り次ぐのが怖い
忙しい職場でひっきりなしにかかってくる電話。「○○さんいますか?」と言われて「○○さーん、お電話です!」と大声で取り次ぐのがたまらなく苦手な人は多いでしょう。
○○さんの傍まで行って「お電話です」と告げると「時間の無駄だから、叫びなさい!」と叱られて、ますます電話が怖くなります。「用件は何だったの?」と聞かれると、要約も苦手でしどろもどろになり、自己嫌悪のループにはまってしまいます。
あるある⑨: 営業電話で無駄に傷つく
営業電話が好きな人は、なかなかいないのではないでしょうか。営業職なので仕事として割り切っていても、やはりつらいときがありますよね。
営業電話は断られるのを見越して実施しているとはいえ、ガチャ切りをされたり口汚く罵られるとさすがにヘコみます。電話が怖いと思っても仕方ない状況に追い込まれます。
逆に営業電話がかかってきた場合、やんわり断ると電話が長引き、きっぱり断ると逆ギレされたり、これまた傷つく人がいます。こんな経験をしていると、電話が怖くなってしまいます。
あるある⑩: 切るタイミングがわからない
彼氏や友達から電話がかかるのは嬉しいけれど、切るタイミングがわからない。電話が怖い人はそんな悩みも抱えています。
電話が怖いので基本自分からかけることをしないだけに、かかってきた電話には丁寧に応対します。電話はかけた方が切るというルールがあるので、自分から切ることができません。
「そろそろお風呂に入らなくちゃ」「明日が早いから眠くなっちゃった」と一生懸命伝えても、電話をかける人は話好きが多く、なかなか分かってもらえません。
電話が怖いと感じる原因
電話が怖いと感じる人は、必ず原因があります。闇雲に怖いということはありません。
では、電話が怖いと感じる原因は何でしょうか?
- 過去のトラウマ
- 固定電話に慣れていない
- 臨機応変の対応が苦手
- 相手が見えないことが不安
原因①: 過去のトラウマ
電話が怖いと明確に感じる人は、トラウマによる場合があります。子供の頃、親に電話の応対を厳しく指導されたり、長電話をとがめられたりしたことなどです。
また、電話ひとつでバイトを辞めることになったり、電話が原因で契約が不履行になったことがある人は、電話にとてつもない恐怖感を抱いているかもしれません。トラウマとなっている可能性も大きいでしょう。
電話が怖い人は、思い当たる出来事を炙り出してみましょう。そして「もう大丈夫」と自分に語りかけてあげてください。
原因②: 固定電話に慣れていない
自宅に固定電話がない家庭が増えています。各自携帯電話やスマホを持っていれば、特に必要がないからです。
携帯やスマホは、誰から電話がかかってきたのか一目瞭然です。しかも自分の友達や知り合いからしかかかってきません。
固定電話に家族の知人から電話がかかってきて、それを取り次ぐ習慣がなかった人たちは、会社やバイト先で電話が怖いと感じても仕方ないのです。誰からかかってくるのか、誰あてにかかってくるのかわからない電話に戸惑い、怖いと感じるのは当然です。
原因③: 臨機応変の対応が苦手
電話は怖いし苦手だけれど、メールやSNSはOKという人は多いですね。メールは自分の都合のいいときに開けば良いし、要点も押さえてあります。
その場で理解出来なくても、あとで何度も読み返したらいいのです。その点、電話はメールのようにはいきません。
リアルタイムで臨機応変の対応が必要になります。相手に分かりやすく簡潔に説明し、質問にも答えなければなりません。適切な敬語も求められます。
様々なケースを経験してスキルを身に着ければ、電話が怖い気持ちも払拭できるかもしれません。
原因④: 相手が見えないことが不安
相手が見えないのは、誰でも不安なものです。どんな人がどんな表情で話しているのか、また自分のことをどう感じているのか分からないからです。
分からないから、余計な想像をしてしまいます。自分が上手く用件を伝えられないことに対して相手がイライラしているかもしれない、など。(実際はイライラしていないことがほとんどです)
見えないから不安で、電話が怖い思いが強くなるのなら、一度会って、顔を見て安心して仕事を進めるのもひとつの手かもしれません。
電話が怖い…電話恐怖症を克服する方法
電話が怖いと感じる人は、どうすれば恐怖を克服できるのでしょうか?
電話恐怖症を克服する方法をご紹介します。
- カンペを作る
- 聞き取れないときは率直に聞く
- 「生身の人間」と話すと思い込む
- わからないことはその場で上司に聞いていい
- 相手にどう思われているのかを考えない
- 慣れる
方法①: カンペを作る
電話が怖い、頭の中が真っ白になってしまう人は、カンペ(カンニングペーパー)を作ってみてはどうでしょうか。会社で電話を受ける時のお決まりのフレーズ「おはようございます。○○社でございます」「××様ですね。いつもお世話になっております」などを電話の側に貼ります。
またこれから電話をかけるときは、用件と話す内容をメモ、またはシナリオにして作成します。相手の対応を予想して、フローチャートを作っても良いでしょう。
これで電話が怖い気持ちはずいぶん解消されるはずです。
方法②: 聞き取れないときは率直に聞く
電話の声が上手く聞き取れず、かと言って聞き返すのも憚られる。そんな葛藤から、電話が怖いと感じることもあります。
聞き取れないことをそのままうやむやにしてしまうと、仕事に支障をきたします。たとえ気まずい思いをしても、きちんと聞くことがいちばんの目的です。
「恐れ入ります、少しお電話が遠いようなのでもう一度お願い致します」「恐れ入りますが、お名前をお伺いしてもよろしいでしょうか」と、しっかり聞きましょう。
方法③: 「生身の人間」と話すと思い込む
先述の、相手が見えない不安から電話が怖いと感じるのは、電話の相手を「生身の人間」と思い込むことで払拭しましょう。ここは想像力を働かせるのです。
例えば、いつも不機嫌そうに低い声でボソボソ話す年配の男性は、声のイメージに囚われないで、俳優の高倉健さんだと思うのです。「ただ不器用なだけなんだな」と考えましょう。
高倉健さんの電話を受けていると思うと、電話に出るのがちょっと得をした気分になりませんか。
方法④: わからないことはその場で上司に聞いていい
電話の相手からされた質問に答えられない、また質問の意味すらわからない場合があります。こんなときに「自分ひとりでなんとかしなければ」と焦る必要はありません。
「ただいま確認致しますので少々お待ちください」と一旦保留にして、上司に聞いてもいいのです。上司も電話中のときは「もうしわけございません、この件に関しましては後程こちらからご連絡させていただいてもよろしいでしょうか」と言えば良いのです。
自分ひとりでなんとかしなくても良いんだと思えば、電話が怖いと感じなくなるものです。
方法⑤: 相手にどう思われているのかを考えない
人間はどうしても「自分がどう見られているか」「どう思われているのか」評価が気になりがちです。仕事、しかも電話をするだけの相手にまで評価を求めると、毎日がつらくなります。
会社の同僚でもない、電話の相手からどう思われてもいいじゃないですか。もしも高い評価をしてくれたとしても、その人が人生の責任をとってくれるわけではありません。
常識の範囲での気づかいで十分です。必要以上に「怒っているのかな」「イライラしないで欲しい」と心を砕くのはやめましょう。
電話が怖いと思わなくなる第一歩です。
方法⑥: 慣れる
電話を怖いと思わなくなる最終手段は「慣れる」です。怖くても、嫌でも、逃げ出したくても、練習してみる気持ちで何回も挑戦してみましょう。
人の脳は21日間繰り返すと習慣化するので、3週間後には電話に慣れていることでしょう。好きにはなれなくても、回数をこなすことで出来るようになるのです。
21日間の「修行」をしても電話が怖くて体調までも崩してしまう人は、無理をせずに体調回復に専念してください。
場面別にみる電話をかける「怖さ」の解決策
バイトに応募したいとき
アルバイトに応募したいけれど、電話をするのが怖いという人がいます。電話が怖いからネット応募の出来る職場の中から選択する人もいます。
ネットエントリーをしても結局電話がかかってくるのは、よくある話です。選択肢を増やすためにも、ぜひ電話を活用できるといいですね。
バイト希望の電話をかけるときは、面接希望日や時間を第三希望くらいまで用意しておきましょう。給与や労働条件等、質問事項もあらかじめ決めてメモしておいてください。
電話をする時間帯も大切です。職場の忙しい時間は避けましょう。
仕事を休むとき
電話をかけるのが怖い人にとって、仕事を休む電話はハードルが高いですね。でも、仕事を休まない人はこの世にいません。
勤務先のスタッフの気持ちになって考えると、誰かが休むことは早めに分かっているほうが助かります。だから休むことが分かり次第、早めに連絡をしましょう。
朝起きて体調が悪く出勤が無理そうであれば、無理だと判断した時点ですぐに電話をしてください。休む理由はあまり重要視されないので、あれこれ言い訳を考える必要はありません。
次に出勤した時に、きちんとお詫びとお礼を伝えましょう。
予定を変更したいとき
仕事の予定変更もお店の予約変更も、電話で伝えるのは怖いかもしれませんが、お互いビジネスです。何を、どの部分を変更するのかを明確に伝えることが大切です。
日程を変更したいのならいつに変更したいのか、相手の都合もありますのでいくつか候補を考えておきましょう。スタッフや人数の変更があれば、相手の了承を得ながら丁寧に進めます。
ビジネスの予定変更は大変なことです。余計な自己弁護はせずに「どうしても都合がつかず申し訳ございません」と、まずは電話をしてください。
面接を断るとき
就職活動中にどうしても直面する問題です。お断りの電話は怖いものですが、強い気持ちをもって臨みましょう。
人事担当者の立場では、今後の採用を進めるためにも早めの連絡を望んでいます。辞退を決定したら、すぐに電話をしましょう。
「次回面接のご連絡をありがとうございます。機会をいただいたのに大変申し訳ございません、今回は辞退させていただきます」と簡潔かつ丁寧に伝えます。理由は特に言わなくても察してくれます。
電話が怖い人も、努力次第で克服できる!考え過ぎず、相手の気持ちを汲むことが大切
電話が怖くて仕事に苦痛を感じたり、レストランや美容院の予約に躊躇すると、どうしても行動が消極的になってしまいます。電話をする前に要点をメモしたり、事前準備をすることで乗り越えましょう。
自分の妄想による不安は断捨離して、相手の気持ちを汲むことを考えてください。きっと電話恐怖症も克服出来ますよ。
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