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長男の嫁は大変?

長男の嫁をもらう男性

長男の嫁というと大変なイメージがありますよね。
長男の嫁が本当に大変かというと、結婚した相手や家族の事情や考え方によって変わります。

義実家との物理的な距離も関係あります。
全然大変ではなくて普段長男の嫁と意識することが少ないという人もいれば、とても大変な目にあっているという人もいて長男の嫁といっても大変さは人それぞれです。

長男の嫁の続柄

長男の嫁と結婚した女性

義父などの世帯主からみると長男の嫁の正式な続柄は、 「子の妻」「長男の妻」となります。
住民票では子の妻、戸籍での続柄は長男の妻です。

続柄では嫁という表現は使いません。
ただし呼び方としては「長男の嫁」と言われることが一番多いです。

長男の嫁が抱える悩み

悩む長男の嫁

では、長男の嫁が抱える悩みにはどんなものがあるのでしょうか?
以下に長男の嫁が抱える悩みを9つご紹介します。

  1. 親との同居を求められる
  2. 「長男の嫁なんだから!」と圧をかけられる
  3. 義両親を介護するのは当然と思われている
  4. お手伝いさん扱いをされる
  5. 跡取りを産めと言われる
  6. 墓や仏壇の世話を求められる
  7. 帰省を強要される
  8. 家業を継ぐよう言われる
  9. 地元や家のしきたりを教え込まれる

悩み①:親との同居を求められる

長男の嫁として避けられない悩みが親との同居問題です。
長男夫婦が自分たちと同居するのは当然と思っている人も多いのです。

帰省するたびに「いつこっちに帰ってくるの?」としつこく聞かれるとうんざりしてしまいますよね。
あらかじめ旦那さんと、両親と同居するのか、それはいつからなのかということをしっかり話し合っておく必要があります。

場合によっては結婚したらすぐに同居を求められるケースも。
すぐに同居することが嫌な場合は、今はまだふたりの生活を楽しみたいと旦那さんから言ってもらうのもアリです。

いずれにせよ嫁の立場から同居について何か言うと角が立つので、息子である旦那さんから意見してもらうようにしましょう。

悩み②:「長男の嫁なんだから!」と圧をかけられる

長男の嫁は「長男の嫁なんだから○○しなきゃダメよ」と圧をかけられがちです。

次男、三男の嫁は自由にしているのに、とねたましく思ってしまいます。
お歳暮も母の日も他の嫁が何もしなくても何も言われないのに、長男の嫁である自分が忘れると怒られてしまうなんてことも。

付き合っているうちは産まれた順なんて考えもしなかったし、彼氏とは対等な関係だったはずなのに、結婚した途端つきまとう「長男の嫁」のレッテル。
うんざりしてしまいますよね。

悩み③:義両親を介護するのは当然と思われている

今はいいですが、将来的に避けて通れないのが親の介護問題ですよね。
将来的に義両親を介護するのは当然長男の嫁だと、親族全員が思っている場合もあります。

他の兄弟から気楽に「お義姉さんよろしくね」「やっぱり長男の嫁の仕事でしょ」なんて頼まれても決して安請け合いしてはいけません。
介護はひとりで立ち向かう問題ではありません。

旦那さんをはじめ、他の兄弟と協力して介護に臨むようにするべきです。
今の内から旦那さんにしっかり自分の意志を伝えておきましょう。

悩み④:お手伝いさん扱いをされる

お正月やお盆の時期など親戚が集まると、長男の嫁はお手伝いさん扱いされてしまいます。
他の嫁は宴会に参加していても、長男の嫁である自分は朝から晩まで台所に立ちっぱなしなんて場合も。

料理が終わったら、今度は宴会の席でお酌や取り分けに大忙し。
せっかくの長期休みなのに仕事よりも遥かに疲れてしまいますね。

準備の手伝いは仕方ないとしても、宴会は隙をみて少し席を外してリフレッシュしましょうね。
子供がいる場合は、寝かしつけなどを言い訳にしばらく自室に引っ込んでしまいましょう。

悩み⑤:跡取りを産めと言われる

現在は長男の嫁だから男児を産まなければいけないというプレッシャーは昔に比べれば減っています。
でも家によっては、まだまだ跡取りを作らなければ長男の嫁として失格という考え方もあります。

せっかく苦労して産んだのに女の子だと分かったら、産まれてすぐなのに次は男を産めと言われたなんてケースも。
可愛い娘をいらないなんて言う義両親とは縁を切ってしまいたくなります。

結婚してすぐに赤ちゃんを授かれればいいですが、現代は不妊の夫婦も増えています。
プレッシャーをかけられると余計ストレスが増えてしまって逆効果。
そんな場合は旦那さんから一言言ってもらいましょう。

悩み⑥:墓や仏壇の世話を求められる

長男の嫁の場合、墓や仏壇の世話を求められることもあります。
両親世代だと、嫁の務めとしてご先祖様を世話をするのは当然だと思う人もまだまだいます。

近くに住んでいる場合でもプレッシャーですが、遠くに住んでいる場合は物理的に難しいです。
それに今は家に嫁ぐというより、結婚相手とは同等の立場で生活する考えの人の方が多いですよね。

でも真っ向から反対すると喧嘩になるだけ。
まずは旦那さんとふたりでご先祖様や親、親戚とどう付き合っていくのか、よく話し合いましょう。

悩み⑦:帰省を強要される

遠方に住んでいる場合、帰省を強要されることもあります。
「年末年始と盆には顔を出しなさい」と強く言われても遠いとなかなか難しいですよね。

一年に2回帰省するとお金もすごくかかるし、他の旅行には行けなくなってしまいます。
長男の嫁として全く楽しくない義理の実家に顔を出し続けるのは苦痛です。

あまりに辛いのならば一年に1回にする、たまには子供と旦那さんだけが帰省するなどルールを決めてしまいましょう。

悩み⑧:家業を継ぐよう言われる

義実家が何か家業をしている場合、長男は後を継ぐことを望まれます。
今違う仕事をしていたとしても、将来的には継ぐようにプレッシャーをかけられてしまうかもしれません。

旦那さんによっては小さい頃から知っている世界だし、ずっと言われ続けて覚悟も出来ているのかもしれません。
でも嫁である自分は未知の世界だし、覚えることもやらなければならないことも多くてとても不安ですよね。

実際家業を継ぐかは旦那さん次第。
結婚前にどうするつもりなのかよく話し合っておくことが大切です。

悩み⑨:地元や家のしきたりを教え込まれる

しきたりや習慣は各家庭によって違いますよね。
長男の嫁は厳しく地元や家のしきたりを教え込まれて辛いと思う人も多いです。

長男の嫁には家のしきたりを教えなければいけないと義務感を持っているお姑さんもいます。
自分だけ辛く教え込まれて辛いのならば、旦那さんにも一緒に聞いてもらうようにしましょう。

長男の嫁だからこそのよさもある!

長男の嫁のメリット

では、長男の嫁だからこそのよさにはどんなものがあるのでしょうか?
以下に長男の嫁だからこそのよさを3つご紹介します。

  1. 持ち家が手に入る
  2. 援助してもらいやすい
  3. 子供の面倒を見てもらえる

①:持ち家が手に入る

今のご時世、マイホームを持つのはとても大変なことです。
ちょっと高めのローンを組んで毎月の家計がカツカツ、むしろ赤字…なんてことになってしまう場合も。

長男の嫁の場合、両親と同居することで持ち家が手に入るというメリットがあります。
既にある家に嫁に行くのならばローンに苦しめられることはありません。

お金がないと余裕がなくなり、夫婦の仲はどうしても冷めていきます。
持ち家に住めて経済的に心配がないのはとても幸せなことです。

②:援助してもらいやすい

長男夫婦であるメリットは両親から援助してもらいやすいことです。
年の順に結婚した場合、最初のお嫁さんということで何かと目をかけてもらえることも多いでしょう。

将来迷惑をかける代わりに、今面倒を見てあげようという気持ちなのでしょうか。
特に将来的に介護で長男の嫁に面倒を見てもらおうと思っている義両親には、今は色々と援助をしてもらえるはずです。

③:子供の面倒を見てもらえる

同居や近くに住んでいるのならば、子供の面倒を見てもらうこともできます。
核家族の場合働きに出ても病気や行事のたびに休まなければいけませんよね。

でもお姑さんに子供の面倒を見てもらえるのならばフルタイムで働くことも可能です。
孫かわいさに嫌な顔をせずに預かってくれることでしょう。

ずっと一緒にいることで、他の兄弟の子供より可愛がってもらえるというメリットもあります。

長男の嫁になることに迷ったら?

長男の嫁を迷う女性

お付合いしているうちは彼のことだけ考えればいいですが、結婚するとどうしても親族になる人たちのことも考えなければいけなくなります。
長男の嫁になることに迷ったら、まずは彼と話し合うようにしましょう。

家が長男の嫁に対してどのくらいのことを期待しているのか、彼が結婚後どのくらい味方になってくれるのか分かりませんよね。
彼がどんな考えを持っているのかしっかり聞くようにしてください。

話し合い、お互いきちんと納得できてから結婚しましょうね。
面倒くさがって話し合おうとしない男性の場合は、結婚してからも両親との間に入ってくれなくなる可能性が高いです。

また彼が長男の嫁は家を守り、両親の介護をしていくのが当然という考えの男性もいます。
少しでも迷うが残っているのならば結婚は止めておいた方がいいかもしれません。

長男の嫁が大変かは家による

長男の嫁だけど幸せな女性

「長男の嫁」ということばだけ聞くと大変で損してばかりというイメージがありますが、大変かどうかは家によります。
今は同居は娘としたいと思っている人や、子供に世話にならずに施設に入ると考えている親も増えています。

一方昔ながらのしきたりを大切にしている家の長男の嫁はやはり大変なことが多いです。
ただし結婚はふたりでするもの。

ひとりで立ち向かう必要はありません。
旦那さんとよく話し合い、自分たちの立場や考えをしっかり伝えていくことが大切です。

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ライター
noel編集部

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