卑屈の意味とは?卑屈な人の特徴・心理&卑屈な性格の直し方
卑屈な人とはどういう人のことを言うのか、卑屈の特徴について調べてみました。 卑屈な人が卑屈になってしまう原因や、その心理についてご紹介します。 また卑屈な人に困っている人に、卑屈な性格を直すための方法もご紹介しているので、是非試してみてください。
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「卑屈」の意味とは?
意味
周りと自分とを比べて、「どうせ自分は」と自分を蔑むことです。
卑屈は他人を羨ましがり、他人の成功や幸せを喜べません。
卑屈な人は自分を蔑むことが好きだったり、人から「大丈夫だよ」と言葉をかけられたい、ある種のかまってちゃんとも言えます。
卑屈な人は人からも嫌われてしまいがちなので、卑屈と言われるといい意味で使われることはありません。
対義語
卑屈の対義語は尊大です。
尊大とは、自分を大きく見せて周りのことを否定したりバカにする人です。
自分が偉いかのように振る舞い、少し自分ができれば評価をしろとばかりに偉そうになります。
謙虚との違い
卑屈な人は人のことを見ると羨ましがったり、「どうせ自分なんて」とマイナス発言するのが特徴的です。
それに対して謙虚な人は、人を羨ましがるどころかむしろ人を立てるために自分が後ろに隠れます。
謙虚な姿勢は人から好まれますが、卑屈は人から好かれません。
謙虚な姿勢はすばらしいことですし、見習うべきことです。
しかし卑屈な姿勢は見習ってはいけません。
卑屈な人の特徴・心理
卑屈な人の15個の特徴や心理をご紹介します。
- 自信がない
- すぐ諦める
- プライドが高い
- 悲劇のヒロインになりたい
- 人のせいにする
- 自分が好き
- ネガティブ
- 言い訳が好き
- 自分に甘い
- 他人の評価を気にする
- 寂しがり
- 理想が高い
- 繊細
- 頑固
- 否定的
以上15個の特徴や心理について、それぞれ詳しく見ていきましょう。
特徴・心理①:自信がない
卑屈な人は自分に自信がありません。
自分に自信がないからこそ、人のことを羨ましがるのです。
だって、どうせ、と自信がないために最初から挑戦しようとしません。
周りから見ると面倒に思われていることに気づきづらく、自信がないということを認識していないことも特徴です。
自分に自信がないといえる人は、卑屈にならない人です。
自信がないことを隠したくて卑屈になってしまうのです。
特徴・心理②:すぐ諦める
卑屈な人はちょっと失敗しただけですぐに諦めてしまいます。
頑張ろうという気持ちがなく、新しい挑戦をしようとしません。
そのため同じような行動しかできず、周りからおいていかれることが多いです。
失敗したくない、挑戦するのが面倒、どうせできるわけがないという考えからすぐに諦めてしまうのです。
なんでもできる人は才能があると思いこんでいるのも特徴です。
特徴・心理③:プライドが高い
卑屈になる人はプライドが高い人が多いです。
プライドが高いと、自分を守るために卑屈になってしまうのです。
素直に自分の負けを認められたり、自分にはできないということが認められる人は卑屈にはなりません。
「どうせ」というくらいなら、その人にどうすればできるか聞こう!と考えるからです。
しかしプライドが高いと、聞くということは恥ずかしいと考えるために、何もできないジレンマにハマってしまうのです。
特徴・心理④:悲劇のヒロインになりたい
卑屈な人は可哀想な自分が好きなのです。
自分はこんなに頑張っているのに成功しない、自分ってなんて健気なんだろう、と悲劇のヒロインぶることが好きです。
そのため、周りにも自分は可哀想な子なのだとアピールしたがります。
悲劇のヒロインを気取って「大変だったね」と言われることに喜びを感じるのです。
女性だとお姫様タイプになりやすいです。
メンヘラと言われるタイプの女性もこのタイプです。
彼氏に心配してもらえることが愛情のすべてだと感じているのです。
特徴・心理⑤:人のせいにする
卑屈な人は自分が上手くいかないことも、自分が失敗したこともすべて人のせいだと考えます。
環境が悪い、親が悪い、友達が悪いと人のせいにして自分は悪くないと考えます。
あの時あんなことがなければ、自分は今頃成功していたと考えます。
そのため周りに当たり散らすことが多いです。
人のせいにする人を好きになる人はいないですよね。
そのため孤独になりやすく、それが更に卑屈になっていってしまうのです。
特徴・心理⑥:自分が好き
卑屈になる人は自分が好きです。
いい意味での好きではなく、自分だけが幸せになればいい、世の中自分の思い通りに動けばいいと考えています。
そのため人への思いやりがなく、自分自分な性格になってしまいます。
人を優先することができないので、優先していたら「なんで自分がこんなことしないといけないんだ」と考えてしまいます。
自分が好きというよりかは、自分のことしか考えていないと言った方が正しいですね。
特徴・心理⑦:ネガティブ
卑屈な人はネガティブです。
そのため人がアドバイスをしてくれたり、注意をしたことは「否定された」と受け取ってしまいます。
相手には攻撃したつもりがなくても、攻撃されたと感じてしまうのが特徴です。
本人はみんな敵だと考えてしまいますが、自分自身が敵を作っていただけということに気づけません。
一つのことをネガティブな側面から見るのが上手いので、不幸だと感じてしまうのです。
特徴・心理⑧:言い訳が好き
卑屈な人は言い訳の天才です。
「なぜできなかったのか?」と聞けば、風邪を引いたから、調子が悪かった、邪魔が入ったから、それがなければできたと断言します。
人が聞けば言い訳をしているようにしか聞こえませんが、本人は言い訳をしているつもりがないのが厄介です。
本当にそれのせいと思い込み、環境さえ整えばできると信じ込んでいるのが痛いところです。
特徴・心理⑨:自分に甘い
卑屈な人は自分にとても甘いです。
そのため他人からしたら努力とも呼べないくらいの量で、自分は頑張ったと考えます。
そのためまだ結果が出るほどにやっていないにも関わらず、これだけやったのにできなかったと考えて諦めてしまいます。
自分には甘いが人には厳しいという、嫌なタイプになってしまっているかもしれません。
特徴・心理⑩:他人の評価を気にする
卑屈になる人は他人の評価をとても気にします。
むしろ他人の評価でしか生きていないといっても過言ではありません。
自分自身の評価がないのです。
そのため、他人に良い評価をされようと嘘をついてまで評価をあげようとします。
その結果自分に嘘をついているので、ネガティブが強まるという悪循環になります。
評価を気にしているのに努力をしないので仕方ないですね。
特徴・心理⑪:寂しがり
卑屈になる人はとても寂しがりやです。
本当は寂しくて人に構ってほしいだけなのに、甘え方を知らないので悲劇のヒロインになってしまうのです。
「私って可哀想な人でしょう、だから構って」という甘え方しかできません。
その結果人が離れていっても、相手が悪いと考えてはまた甘えられる人を探し求めるのです。
一人ではいられないのが卑屈な人の特徴です。
特徴・心理⑫:理想が高い
卑屈な人は自分の理想が高いです。
自分は本当はこれくらいできるはずだ、頑張ればこれくらいできるはずだ、と現実的に難しい理想を掲げていることが多いです。
そのため理想と現実のギャップに打ちのめされやすく、自分はどうしてできないんだろう?という思いに苛まれます。
自分自身は理想が高いことに気づいていないので、なぜできないのかをわかっていません。
特徴・心理⑬:繊細
卑屈な人はとても繊細です。
繊細だからこそ人に攻撃的になってしまうのです。
本当は泣きたい、本当は辛い、だけれどそれを人に見せたくなくて卑屈になってしまうのです。
繊細だということを人から理解されないので、精神的に病んでしまう人も多いです。
傷ついていても傷ついていないふりをするのが上手い、とも言えます。
特徴・心理⑭:頑固
卑屈になる人は頑固な人が多いです。
凝り固まった考え方をしているので、柔軟になれずに違いを受け入れられないのです。
そのため、自分が知っているやり方だけでやろうとして、何度も同じ失敗するやり方を繰り返して落ち込むのです。
頑固なために人から指摘されることを嫌い、人からおすすめされたことをしようとしません。
ある種こだわりが強すぎる面もあるのかもしれません。
特徴・心理⑮:否定的
謙虚な人はなんでもすぐに否定します。
「これしたらどう?」と言われても、やらないうちに「そんなのできない」と言ってしまいます。
新しい考えややり方を受け入れられないのです。
また他人に対しても否定から入ってしまいます。
そのためその人のいいところよりも、悪いところに目を向けてしまいます。
他人の話になると「ここができていないよね」と意気揚々と語り始めるのも特徴です。
卑屈になる原因
卑屈になる6つの原因をご紹介します。
- 挫折
- 周囲に否定されてきた
- 強い劣等感
- いじめられていた
- 親の愛を受けていない
- 人を信用できない
以上6つの卑屈になる原因について、それぞれ詳しく見ていきましょう。
原因①:挫折
人は挫折を経験すると、今まで自信があった人でも自信をなくすことがあります。
その挫折が大きかったり、悲しいものであるほどに卑屈になってしまいます。
挫折は誰にでもあります。
そこから立ち上がれるか、そのままこけてしまうかどうかでその後の人生が変わります。
原因②:周囲に否定されてきた
卑屈になる人は、昔から自分自身を否定されていた人に多いです。
「お前は無能だ」、「可愛くない」と罵声を浴びせられると、人は勝手に「自分はそういう人間なんだ」と思い込んでしまいます。
否定的な人の力は強く、少しでもそこに染まってしまうと自分を否定的に捉えるようになってしまいます。
原因③:強い劣等感
強い劣等感を感じていると、卑屈になってしまいます。
自分はどうせダメなんだ、自分は人より劣っているという気持ちがあるため、卑屈になってしまうのです。
劣等感の強い人は、自分に自信がなかったり、自分自身がわかっていないことが多いです。
原因④:いじめられていた
学生時代いじめにあっていた人も、卑屈になりやすいです。
人はいじめられると、自分は価値がないからいじめられるんだ、自分は生きていてはいけないんだ、という思いになってしまいます。
またその時浴びせられた言葉が、自分そのものだと思いこんでしまうために、本当はもっと可能性があるのに可能性を閉ざしてしまいがちです。
原因⑤:親の愛を受けていない
幼少期親から愛されていない子供は卑屈な大人へとなりがちです。
親からの愛というのは、その人の人間性を作り出すことに大いに関わってきます。
子供時代に親が離婚したり、仕事で忙しくて構ってもらえない経験があると、自分は誰にも愛されないと認識するようになります。
親から愛されて円満な家庭の人は、まっすぐに育つというのはこういうことです。
原因⑥:人を信用できない
人から裏切られた経験があったり、人に騙されたことがある人も卑屈になりやすいです。
また騙されたくない、裏切られるくらいなら最初から信用しないという気持ちが、人を遠ざける行動に繋がるのです。
人を信用できないと、人は自分も信用できなくなってしまいます。
人に信用されない自分と思ってしまうからです。
ただ信用できない反面、信用したいという気持ちもあるので試すような行動を起こすことが多いです。
卑屈な人への対応の仕方
卑屈な人への3つの対応の仕方をご紹介します。
- 受け流す
- 褒める
- とことん話を聞く
以上3つの卑屈な人への対応の仕方について、それぞれ詳しく見ていきましょう。
対応①:受け流す
卑屈な人が「どうせ私なんか」、「いいなー」と言ってきてイライラする時は、その言葉に真剣に向き合わないことです。
真面目な人や、気になる人ほど真剣に答えてしまいます。
しかし卑屈な人はただ言いたいだけなのです。
そのため、真剣に向き合わずに聞き流せばいいと思うのがちょうどいいです。
受け流すことで、負担がかからず相手は話すことに満足します。
聞いているフリをしてみましょう。
対応②:褒める
相手が卑屈になって、自分のことをとことん落としている時は褒めてあげましょう。
卑屈な人は「そんなことない」と言われたいだけです。
面倒と思うかもしれませんが、本当に相手を褒める気持ちを持って褒めてあげましょう。
褒める時は、相手の悪い部分は一度忘れていいところを探しをするのがいいですよ。
相手を褒めると自分にも返ってきます。
イライラした対応をせずに褒めてみましょう。
対応③:とことん話を聞く
卑屈な人が愚痴や、卑屈な言葉を吐き出したらとことん聞いてみるのも一つです。
このとことん聞くというのは、相手に話していても解決しないことを理解してもらうために大事な作業です。
「どうせ私なんか」と口にしたら、「どうしてそう思うの?」と深く聞いてあげましょう。
「だって自分は今までできたことないから」と言うと、「今までできたこともあったんじゃない?」と聞いてあげましょう。
相手を最後プラスの気持ちにして帰してあげよう、とゲーム感覚で挑むと自分の話を聞く能力も上がっていいですよ。
卑屈な性格を直す方法
卑屈な性格を直す10個の方法をご紹介します。
- ポジティブな言葉を使う
- 発想の転換をする
- 自分を褒める
- はまれることを見つける
- 信頼できる人を作る
- 人の成功を喜ぶ
- 完璧じゃなくていいと考える
- 嘘をつかない
- 他人と比べない
- 自分のいいところを書き出す
以上10個の卑屈な性格を直す方法について、それぞれ詳しく見ていきましょう。
方法①:ポジティブな言葉を使う
卑屈になる人は否定的な言葉やネガティブな言葉が口癖になっていることが多いです。
人は自分の使う言葉で自分が作られていきます。
今まで使ってしまっていたネガティブな言葉を意識的にポジティブに変えてみましょう。
例えば「またダメだった」と言っていたのを、「次はできそう」という言葉に変えてみたりです。
こういう小さなことの積み重ねが、ポジティブへとなることができます。
方法②:発想の転換をする
今までネガティブに考えてしまっていたことをポジティブに変換しましょう。
例えばこんな自体だったら失敗する、と思っていたことを「どうすれば成功するだろうか?」と前向きに考えてみるのです。
それだけで卑屈を改善することができます。
人は考え方一つでポジティブにもネガティブにもなることができます。
方法③:自分を褒める
卑屈になる人は否定された経験から、それが自分の評価だと考えている人が多いです。
人に褒めてもらうように努力をするのは大変ですが、自分で自分を褒めてあげることはできます。
褒めるのは簡単です。
「今日も仕事頑張った」、「今日も一日頑張った」と言ってあげるだけです。
当たり前だろう、と思うかもしれませんが当たり前を当たり前にできているのはすごいことです。
ちょっとしたことでも自分を褒めてみましょう。
方法④:ハマれることを見つける
卑屈になる人は趣味を持っていない人が多いです。
楽しいことがないので、人生がつまらないと感じて卑屈になるのです。
人はハマれることを見つければ、卑屈になっている時間などありません。
楽しい、充実していると感じる時間を増やせば、自分が否定的になることがなくなります。
まずは趣味を作ってみましょう。
方法⑤:信頼できる人を作る
たった一人でもいいので、なんでも相談できる人を作りましょう。
その人だけには自分の弱いところも、自分がやりたいこともなんでも話して大丈夫です。
一人でも自分を見てくれる人をつくれば、それだけで人は人に見てもらえているという実感がわきます。
まずは今いる友だちに相談ごとを持ちかけたり、自分は卑屈かもしれないと打ち明けることから始めてみましょう。
方法⑥:人の成功を喜ぶ
人が成功した時「なんで私は」と思ってしまうことでしょう。
そう思ってもいいです。
しかしその後に「良かった、すごいね」と喜んでみましょう。
喜んでみるだけでも、卑屈になるのをなくせます。
喜んであげれば、相手に嬉しそうにしてもらえるので喜んでよかったなと思えます。
方法⑦:完璧じゃなくていいと考える
卑屈になる人は完璧主義になってしまうがばかりに、自分の失敗を許せなくなってしまうのです。
完璧でなくてもいい、ゆるく頑張ればいいと考えることで卑屈になる癖を辞めることができます。
「まあいっか」という言葉を口癖にしてみましょう。
そうすれば挑戦をすることも怖くなくなります。
方法⑧:嘘をつかない
自分にも他人にも嘘をつくことを辞めましょう。
小さな嘘も積み重ねれば自分を苦しめることになります。
自分を守るために嘘をつこうとしたら、この人には自分を見せてみようと嘘をつくことを辞めましょう。
そうすることで、本当にあなたのことを理解してくれる人だけが周りに集まります。
嘘のあなたが好きな人と仲良くなっても意味はありません。
正直になりましょう。
方法⑨:他人と比べない
どうしても人は他人と比べてしまいます。
なぜならこの世の中が競争社会だからです。
しかしナンバー1を目指す必要はありません。
人それぞれいいところもあれば悪いところもあります。
あなたにないものを持っている人も、相手はあなたが持っているものを持っていない可能性があります。
お互いに尊重しあう気持ちを持ちましょう。
あなたがいいと思えばいいのです。
方法⑩:自分のいいところを書き出す
卑屈になる人は自分にはいいところがないと考えてしまっています。
そのため自信をなくして卑屈になってしまうのです。
あなたにはいいところがたくさんあります。
それを自分が認めてあげれば、卑屈になることもなくなります。
最初は難しいかもしれませんが、人から言われたことなど一日一つでもいいので書いてみましょう。
一ヶ月すればあなたのいいところがたくさん見つかります。
卑屈な人の心理や特徴、治し方のまとめ
卑屈になってしまう人は、自分を守るために攻撃的になってしまっていたことがわかりましたね。
人ははじめは素直なものです。
しかし嫌な環境で育ってしまったり、頑張ったのに失敗してしまったという悲しい現実が性格を歪めてしまう原因となります。
卑屈な人というのは、卑屈なことに気づけません。
もし自分が卑屈と言われたり、卑屈に感じるのであれば治し方からゆっくりと治しましょう。
卑屈を直せば、自分も周りの人もハッピーになります。
あなたは誰からも愛される一人の尊い人間です。
自信を持ちましょう。
取り入れたくなる素敵が見つかる、大人女性のためのwebマガジン「noel(ノエル)」。
メイク・コスメ、美容、ライフスタイル、ヘアスタイル、ファッション、ネイル、恋愛のテーマで、編集部が独自調査、または各分野のスペシャリストが監修した記事を毎日更新しています。いまの気持ちに1番フィットする情報で、明日を今日よりすばらしい日に。