内助の功の意味とは?男性が内助の功を実感する瞬間やみなされる行動
「内助の功」という言葉を聞いたことはありますか? 古くから日本に伝わる慣用句の一種で、妻の支えにより夫の成功を助けることを意味します。 女性の社会進出が進んでいる現代でも、妻の支えが夫の活躍には重要な意味を持っています。 男性はどのような行動に内助の功を感じるのかや、内助の功ができているかのチェックポイントなどについて紹介します。
人気のおすすめ記事
内助の功って具体的にはどういう意味?
内助の功とは、正確に言うとある人の成功を身内が陰で支えることをさします。
必ずしも妻が支えることのみをさすのではないのですが、日本においてはほとんどが妻が支えることとして認知されています。
具体的には家事育児全般を請け負う、男性の働きに対して感謝の気持ちを持ちねぎらう、良き相談相手となるといった行動などが内助の功に相当するでしょう。
内助の功は日本だけの美徳?海外ではどうなの?
内助の功という言葉は日本の慣用句です。
海外ではどうなの?と気になるかもしれませんが、海外でも内助の功という概念はあります。
ですが日本の意味合いが「女性が家庭を守り、男性をサポートする」という意味が強いのに対し、海外では「よき理解者としてフォローする」という意味合いが強いです。
女性を家庭に押し込めるという意味合いが感じられる訳語にしてしまうと誤解を招くおそれが大きいので注意しなければなりません。
内助の功を表す英語
英語では日本語のように決まりきった慣用句があるわけではないですが、wife's help、by one's supportといった表現で表されることが多いです。
妻の助けにより、妻の支えにより、というような意味合いですね。
内助の功を表した洋画は
内助の功を表した洋画としては、『英国王のスピーチ』、『ビューティフル・マインド』などがあげられます。
いずれも、妻の献身的なサポートにより大成する男性の姿を描いた物語です。
海外での内助の功を知りたいのならば、こうした映画を見てみるとわかりやすいかもしれませんね。
夫やパートナーが内助の功を実感する瞬間
夫やパートナーが内助の功を実感するタイミングには、以下の5つの特徴があります。
- ごはんが体調に合わせて調整されたとき
- 愚痴をこぼしても何も言わず聞いてくれたとき
- 「いつもお仕事ありがとう」と言ってもらったとき
- 愚痴を言わずいつもにこにこしてると感じたとき
- 迷っていたら背中を押してくれたとき
では、それぞれの特徴について詳しくみていきましょう。
特徴①:ごはんが体調に合わせて調整されたとき
いつもおいしい食事を準備してあげるだけでも十分内助の功といえますが、体調に合わせて食事量や内容を変えてもらうとより内助の功を実感しやすいです。
たとえば飲み会続きの時には胃をいたわるようなヘルシーなおかずにしてあげたり、夏バテのときには精が付くものをだしてあげたりといったことです。
体調に合ったものが出てくるということは、自分自身のことをよく観察して、気にかけてくれると実感することでもあります。
こうした気遣いを感じられることこそが内助の功といえるでしょう。
特徴②:愚痴をこぼしても何も言わず聞いてくれたとき
男性は一般的に愚痴を親しい人にもらさない傾向があります。
うっかり愚痴をこぼしてしまったときは、そのこと自体を恥ずかしいと思う傾向があり、そっとしておいてほしいと思うことが多いです。
そうした特徴をよくわかって、黙って何も言わず聞いてくれたときはパートナーの存在をありがたいと思うことでしょう。
女性の場合は聞いてもらいたがる傾向にありますが、その場合は共感してあげると嬉しく感じます。
特徴③:「いつもお仕事ありがとう」と言ってもらったとき
家事や育児の大変さが社会的にも認知され出している昨今では、仕事しかしない男性だと半人前だと思われることもありえます。
ですが男性が働くことにより成り立つ家庭が多いことも確かです。
「いつもお仕事ありがとう」という言葉を聞くとやる気が出て励まされるという男性は多いものです。
実際、家事育児になかなか参加できなくても、仕事をするというのも大事な役割です。
感謝されるとお返しに家事育児も手伝おうと思うこともありえます。
特徴④:愚痴を言わずいつもにこにこしてると感じたとき
女性は愚痴を聞いてもらいたがることが多いですが、実は男性にとっては負担となっています。
愚痴を言わず、いつもにこにこしていてくれるだけで、男性にとっては内助の功になっているといえるのです。
妻のにこにこした顔を見るだけでやる気が出る、喜んでもらいたいから頑張るという男性は多いものです。
常には難しいかもしれませんが、笑顔を心がけるだけでも家庭は大きく変わるでしょう。
特徴⑤:迷っていたら背中を押してくれたとき
転職、昇進、転勤、留学、脱サラなど、人生の節目でいろいろと迷うことはあります。
そんなときに、何も言わずに背中を押してもらえると、男性は非常に励まされた気持ちになるのです。
お金を出す、妻が働きに出るといった具体的な励ましだけでなく、どうなっても大丈夫、とどーんと構えている姿勢だけでも十分励ましとなります。
専業主婦と共働きでは内助の功の形が違う?
内助の功というと、専業主婦が家庭で行うことをさすのが一般的でした。
ですが最近は共働き家庭も多く、内助の功の形も変わってきています。
専業主婦の場合は、家事育児を担当し、夫の体調に注意し、言葉や態度で励ますというのが内助の功にあたるでしょう。
共働きの場合はお互いの仕事を尊重し家事育児の分担を行うということが内助の功となるでしょう。
自分は内助の功ちゃんとできてる?【内助の功チェック診断】
内助の功がちゃんとできているか心配になった人も多いのではないでしょうか。
内助の功診断をチェックして、できているか確かめてみましょう。
内助の功診断①いつもにこにこしているか
パートナーができる最大の内助の功はにこにこと笑顔でいることです。
妻であれ、夫であれ、パートナーのご機嫌をとるのは一番疲れるものです。
パートナーがいつもにこやかにご機嫌でいてくれるだけで、男性は気が楽になり、仕事などに集中できるようになるのです。
少なくともいつも不機嫌だったり、不平不満をぶつけてばかりだったりという人には内助の功ができているとは言えません。
内助の功診断②感謝の気持ちを伝えているか
共働き家庭も近年は多いですが、少なくとも男性が仕事をしてくれるおかげで家計が多少支えられているのは確かです。
仕事をしてくれることに対して、きちんと感謝の気持ちを伝えているかも大事なポイントです。
あらためて「ありがとう」というのも大切ですが、「お帰りなさい」「お疲れ様」といった何気ない言葉だけでもとても嬉しいものです。
できたら玄関先で迎えてあげるとより喜ばれます。
内助の功診断③自分の苦労ばかり話していないか
家事、育児、仕事と様々な役割分担がありますが、男性に自分の苦労ばかり話すのはかなりの負担を強いることになってしまいます。
特に育児中はたくさん話したいことがあるかもしれませんが、仕事をしてくるのも疲れることなのだと理解しておきましょう。
もちろんお互いに無理をしては内助の功もできなくなってしまうので、睡眠不足や過労、体調不良といったことがある場合に無理をしてはいけません。
ですが察してほしい、と苦労を伝えるのではなく、やってほしいことを具体的に伝えるように努めましょう。
内助の功診断④相手に喜んでもらうことを考えて行動しているか
内助の功ができている人は、相手に喜んでもらうことを意識して行動しています。
例えば相手の好きなお菓子を用意してみたり、布団を干して気持ちよく眠れるようにしたり、記念日にちょっとしたプレゼントを用意したりといったことです。
相手のことを尊重し、大事に思っているのであれば自然とこうした行動につながるはずです。
嬉しいことをしてもらうと、自然と頑張ろうという気持ちになります。
内助の功診断⑤体調をチェックしているか
相手の体調を気にかけてあげるのも大きな内助の功です。
体調がよくないと仕事の能率はあがらないためです。
体調を気にかけていると、自然と食事に気を遣うようになったり、よく眠れるようお風呂や寝具を整えたりしたくなります。
体調が整うと仕事のやる気も出やすくなります。
内助の功は夫婦の潤滑油
内助の功は夫婦の潤滑油としても機能します。
内助の功を意識すると、相手の体調や精神状態に気を配ることになるため、相手を尊重することにつながるのです。
従来は妻が夫を支える形が一般的でしたが、現代では逆もありえます。
いずれにせよ、相手を尊重することなので、良好な夫婦仲につながるのです。
内助の功を意識した行動を
内助の功といっても、特別難しいことはありません。
基本的にはいつも通り、相手のことを尊重した行動をすればよいのです。
ただ育児や仕事が忙しいと、そうしたことに気を使うのも難しいかもしれません。
そんなときは夫婦の潤滑油になる、と考えてみてください。
自然と内助の功ができるはずですよ。
取り入れたくなる素敵が見つかる、大人女性のためのwebマガジン「noel(ノエル)」。
メイク・コスメ、美容、ライフスタイル、ヘアスタイル、ファッション、ネイル、恋愛のテーマで、編集部が独自調査、または各分野のスペシャリストが監修した記事を毎日更新しています。いまの気持ちに1番フィットする情報で、明日を今日よりすばらしい日に。