男性恐怖症になる原因と症状とは?克服して恋愛を楽しむ方法
女性が男性恐怖症になってしまう原因には何があるのか? 男性恐怖症の女性が引き起こす症状についてもご紹介します。 男性恐怖症は辛いですが、必ず克服することができます。 克服して恋愛を楽しむためにはどうすればいいのか、見ていきましょう。
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「男性恐怖症」とは?
男性恐怖症とは男性自体に恐怖を覚える対人恐怖症の一貫です。
男性との接触や、一緒にいること自体に恐怖を感じてしまいます。
男性恐怖症になる女性には過去のトラブルがトラウマになっていることが多いです。
男性が怖いものというのを体が認識してしまっているのです。
【診断】男性恐怖症の特徴
男性恐怖症の5つの特徴を見てみましょう。
- 手が震える
- 声が出ない
- 目を合わせられない
- 一緒の空間にいられない
- 触れられることが怖い
以上5つの男性恐怖症の特徴について、それぞれ詳しく見ていきましょう。
特徴①:手が震える
男性恐怖症の特徴としては緊張をしていないのに、手が勝手に震えてしまいます。
生理現象のように、本人もなぜ手が震えているのかわからず困惑してしまいます。
男性が近くにいるだけで手が震える人もいれば、男性から物を渡された時に手が震えるなど人それぞれです。
手が震えるところから寒気を感じることもあるようです。
意に反した状況に、男性恐怖症の女性は困惑と同時に、その人に申し訳なさも感じます。
特徴②:声が出ない
男性恐怖症になると、男性が話しかけてきても怖くて声が出せないことがあります。
本当は話したいと心の中で思っていても、声が枯れて出せなくなってしまうのです。
中には声は出るけれど、明らかに普段の自分と違う声の人もいます。
男性を突き放すようなそっけない声になってしまったり、男性恐怖症の女性は、自分の気持ちとは別に男性を拒否してしまうのです。
気持ちは違っていても、今までの経験から体の奥底が男性を受け入れられないのでしょう。
特徴③:目を合わせられない
男性と目を合わせられないのも、男性恐怖症の特徴です。
対人恐怖症の人が人と目を合わせると恐怖を覚えるのと同じです。
男性恐怖症の女性は、女性とはどれだけ目を合わせても怖くありませんが、男性だけは受け入れられません。
目を合わせるというのは誰でも多少は気を遣うものです。
目を合わせすぎて変な感じがしたり、目を合わせることに抵抗がある人もいるでしょう。
男性恐怖症の場合は、下を向いていたり常に目線がキョロキョロしていたりと、驚くくらいに目を合わせられません。
男性からしたら「嫌われているのかな?」と感じてしまうほどです。
特徴④:一緒の空間にいられない
男性恐怖症の場合、男性と一緒の空間にいると窮屈に感じます。
広い場所だったり、通行人がいるくらいなら大丈夫な人もいますが、狭い場所や二人っきりの空間が耐えられません。
例えそれが仕事関係の人だとしても、男性と二人で一緒にいるということ自体が無理な人が多いです。
人によるので、男性がいる空間はすべてダメなほど重度な人もいれば、距離が離れていれば大丈夫な人がいます。
人によってどれだけの空間がダメなのかが違うのも特徴です。
男性恐怖症の人は男性が多い場所を避けて生きています。
特徴⑤:触れられることが怖い
男性の中にはフレンドリーに誰にでもスキンシップをとる人もいますよね。
腕や肩をぽんと叩いたりすることもあります。
そんな男性の行動にさえ男性恐怖症にとっては、恐怖なのです。
少しでも触れられると、怯えて固まってしまいます。
男性からしたら、びっくりしてしまいますよね。
男性恐怖症の人は、男性に触れられないように一定の距離をおいていることがあります。
症状別に見た男性恐怖症
軽い場合
軽い男性恐怖症の女性は、男性に話しかけられたり男性が近くにいると顔が真っ赤になってしまいます。
緊張しているつもりはないのに、顔が赤くなって体が熱くなってしまいます。
それに基づいて手が震えたり、言葉が出せなくなってしまいます。
軽い男性恐怖症は、男性に「うぶな子だな」というレベルに思われることが多いです。
中程度の場合
男性が近づくと、自分の中ではっきりと恐怖を感じているとわかります。
男性恐怖症が酷いと、男性といるだけで汗をかいたり、目線をキョロキョロさせて挙動不審のようになってしまいます。
男性からすると、異常と目に見えてわかるのが中程度の男性恐怖症の場合です。
強度の場合
強度の男性恐怖症になると、男性が近くにいるだけでパニックを起こしてしまう人もいます。
過去のトラウマなどがフラッシュバックしてくることもあります。
その結果町中で突然しゃがみこんでしまったり、周りから見ても体調が悪そうと感じる症状が出ます。
心配した男性が触れると、更に錯乱して悪化してしまいます。
強度になると、男性が近くにいるだけで我慢できなくなってしまいます。
男性恐怖症の原因
男性恐怖症の5つの原因をご紹介します。
- 父親からの虐待
- いじめ
- 性的暴行
- 過去の失恋
- 劣等感
以上5つの男性恐怖症の原因について、それぞれ詳しく見ていきましょう。
原因①:父親からの虐待
身近な男性に恐怖したことが男性恐怖症の原因に多いです。
父親から暴力を受けていたり、虐待をされていたりと、身近な男性に怯えた日々を送っているとそれが定着してしまいます。
幼い頃に虐待を受けたことがある人や、暴力を振るわれていた女性は男性恐怖症になりやすいです。
父親と他の男性は違うと頭の中では割り切っていても、体が父親に殴られた時の恐怖を思い出してしまうのです。
原因②:いじめ
過去学生時代男性にいじめられていた経験がトラウマとなり、男性恐怖症になる人もいます。
いじめは一生心の傷となってしまいます。
本人も立ち直ったり、過去のことだからと忘れたつもりでも、ふと過去のことを思い出す瞬間はあります。
例えば似たような言葉を男性から言われたり、いじめた子に似ている男性に出会うと、それがきっかけで男性恐怖症となることがあります。
子供の頃の傷はふとした拍子に大人になってから表面化することがあります。
原因③:性的暴行
痴漢にあったり、性的暴行を受けそうになった女性は男性恐怖症となります。
それまでは男性と普通に接していた女性も、男性はすべてそういうことをしてくる人と考えるようになります。
性的暴行を受けた女性は、その時だけではなく後から心の傷となっていくのです。
中々癒せないことでもあり、一生抱え込む女性もいるほどです。
程度の差はあれど、男性から襲われそうになった女性は恐怖が染み付いてしまいます。
原因④:過去の失恋
過去とても大好きだった男性に振られたショックで、男性恐怖症になってしまう女性もいます。
振られるというのは、信頼していた人に裏切られるということでもあります。
酷い振られ方をしてしまうと、男性のことが信じられなくなってしまい、恐怖の対象となり男性恐怖症となっていくのです。
自然と男性を避けるようになったり、信じられるのは女性だけだと考えるようになります。
原因⑤:劣等感
自分自身に劣等感を抱いていても、男性恐怖症となることがあります。
例えば容姿に自信がなさすぎて、男性と会うと笑われているように感じてしまうなどです。
どうせみんな私のことバカにしている、私なんて、と強く卑下してしまう人は、その思いこみが恐怖心へとなっていきます。
見られたくないという気持ちが強くなり、男性が近くを通ると顔を隠すようになっていきます。
対人恐怖症にも近いですが、恋愛目線になると男性だけが恐怖の対象となります。
男性恐怖症の人に見られる症状
男性恐怖症の人に見られる5つの症状をご紹介します。
- 過呼吸
- エレベーターで男性といられない
- 男性と体が触れると吐き気がする
- 顔が赤くなる
- 男性といると不安になる
以上5つの男性恐怖症の人に見られる症状について、それぞれ詳しく見ていきましょう。
症状①:過呼吸
酷い人によっては、男性と一緒にいるだけで過呼吸を起こしてしまう人もいます。
男性恐怖症が重度な人は、男性と二人だけの空間になったり、男性が近づいてくると過呼吸になってしまいます。
しばらくすると収まりますが、男性が抑えようとすると過呼吸が更に酷くなり倒れてしまう人もいます。
不安が心の中で膨れ上がってしまい、息ができなくなってしまうのです。
症状②:エレベーターで男性といられない
エレベーターなどの密室空間に男性と一緒に乗っていられなくなります。
例え二人きりではなく、他に女性がいる中で男性が一人だけ乗っていたとしても、男性が一人いることが恐怖なのです。
男性恐怖症の人はエレベーターなど狭い密室空間に入ることができません。
電車でも女性専用車両に乗らなければ、電車に乗ることさえも難しいです。
休日だと電車に乗るのも大変です。
症状③:男性と体が触れると吐き気がする
電車の中で男性と体が触れ合うような状態や、人混みで男性と体が触れてしまうと、それだけで吐き気がしてしまいます。
男性と密着するなど考えられず、それだけで気分が悪くなってしまいます。
男性恐怖症の人は人混みを歩くことも難しいです。
男性がたくさんいるような通りや、医者でさえ体を触れられたくないと感じます。
医者選びや、色んな施設で女性が担当してくれるところを選んで過ごさなければなりません。
症状④:顔が赤くなる
男性恐怖症の人は、恥ずかしいわけではなく、その男性に気持ちがあるわけでもないのに、勝手に顔が赤くなってしまいます。
そのため初対面の男性と会う時は、男性の方が勘違いしてしまうことがあります。
顔が赤くなってしまうのが嫌で、男性と一緒にいないようにする女性や、マスクをつけてわからないように気を遣う女性もいます。
症状⑤:男性といると不安になる
男性と一緒にいると、不安な気持ちになってしまいます。
特に男性に何かをされたりするわけではなくても、なんだか不安を感じてしまうのです。
そのため突然気分が重くなってしまったり、一緒にいることが苦痛に感じるようになります。
不安から恐怖に変わったりと、人によってその不安感の大きさは変わってきます。
男性恐怖症の恋愛におけるデメリット
男性恐怖症の恋愛における3つのデメリットをご紹介します。
- 恋人ができない
- 好きになっても拒否してしまう
- 結婚できない不安が膨らむ
以上3つの男性恐怖症の恋愛におけるデメリットについて、それぞれ詳しく見ていきましょう。
デメリット①:恋人ができない
男性恐怖症の女性の場合、男性自体に恐怖を覚えてしまうため恋人ができません。
好きな人はできて、近づきたいと思ってもそれと同時に近づけないという思いがあるために恋愛が発展しないのです。
男性恐怖症だからといって、恋がしたくないわけではありません。
恋愛には興味もあり、憧れはあるのに現実的に恋人を作るのが難しいのが辛いところです。
デメリット②:好きになっても拒否をしてしまう
男性恐怖症の女性は、男性を好きになっても体が勝手に拒否をしてしまいます。
そのため世話を焼こうと男性が近づいてくると、「触らないで」と言ってしまったり、手を振り払ってしまったりしてしまいます。
さすがにそんな行動をされてしまうと、男性も嫌われていると思ってしまいますよね。
それが女性を余計に男性恐怖症にしてしまったりもします。
触れたいのに触れられない葛藤に悩んでしまうのです。
デメリット③:結婚できない不安が膨らむ
男性恐怖症であれば、男性に近づくことも難しいため、「このまま結婚できないのかな?」という不安が常に頭に浮かんでしまいます。
男性恐怖症を早く治したい、という気持ちと普通に生活をしたいという気持ちから、他の女性よりも結婚のプレッシャーが大きくのしかかります。
結婚できない、子供ができないというのがストレスとなってしまいやすいです。
男性恐怖症を克服する方法
男性恐怖症を克服する5つの方法をご紹介します。
- 自分を責めない
- 原因を追求する
- 周りの協力をあおぐ
- 無理に克服しようとしない
- 男性への考え方を変える
以上5つの男性恐怖症を克服する方法について、それぞれ詳しく見ていきましょう。
方法①:自分を責めない
男性恐怖症になってしまうと、女性は男性恐怖症になってしまった自分が悪いと思い込んでしまいます。
自分を責めてしまうと治るものも治りません。
まずは男性恐怖症である自分も自分だと認めてあげることが大切です。
自分は他の人よりも劣っていると考えてしまうと、それが余計に自分を追い込むことになってしまいます。
方法②:原因を追求する
なぜ自分が男性恐怖症になってしまったのか、原因を知ることが大切です。
原因を追求することで、自分のトラウマを癒やすことができます。
一番悪いのは昔の嫌な記憶を自分の中で封じ込めてしまうことです。
自分の心の中で封印してしまうと、男性恐怖症が悪化してしまうだけです。
自分一人では難しい場合は友達と話をしてみたり、専門家のカウンセリングを受けるのも一つです。
一度自分としっかりと向き合う時間を作るのは大切です。
方法③:周りの協力をあおぐ
男性恐怖症は一人で治すのは難しいです。
信頼できる友達と一緒に治すようにしましょう。
周りに協力をしてもらうことで、男性恐怖症を無理なく治すことができます。
まずは自分が男性恐怖症であることを周りに打ち明けましょう。
打ち明けることで、男性も接し方を考えてくれるようになります。
周囲の理解が得られれば、自分も生活がしやすいので、まずは打ち明ける勇気を持ちましょう。
方法④:無理に克服しようとしない
男性恐怖症を克服する上で一番しがちなのが、早く治そうと焦ってしまうことです。
荒療治として無理に男性と接触しようとしたり、急いでしまうと逆効果です。
焦っても何もいいことはありません。
自分のペースで一歩ずつ進めればいいのです。
長年男性恐怖症だった人が、数ヶ月で治るわけがありません。
一年後には今よりもましになっていたらいいな、くらいの気持ちで治すのがいいです。
方法⑤:男性への考え方を変える
男性恐怖症の人は男性に対する理想像が歪んでいることが多いです。
男性は本来こういうものだ、という理想が高すぎると現実とのギャップにやられてしまいます。
男性だって同じ人間です。
汚いところもあります。
ただいじめをしたり、虐待をしたり悪いことをする人は男性すべてではありません。
悪い人がいた、という過去と自分の周りにいる男性は別物だと考えられるように除々にしていきましょう。
男性恐怖症になる原因と克服方法のまとめ
男性恐怖症になってしまう原因は人それぞれです。
原因によって、対処する方法も変わってきます。
だからこそ自分の原因と向き合い、自分は何に対して恐れているのかを見つめることが大切です。
怖いことは隠すと余計に怖くなります。
信頼できる友達に相談をしたり、カウンセリングを受ける勇気を持ってみましょう。
男性恐怖症を克服して恋愛を楽しんでいる女性もいます。
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