気疲れしやすい人の特徴と原因!体調不良になる前に解消&改善
家族や友達、職場の人、出先で出会った人など、生きていればどんな場面においても人間関係を避けることはできません。 誰もが一度は、気疲れした経験があるのではないでしょうか? すぐに気疲れをしてしまう人がいる一方で、そうでない人も存在します。 両者には一体どのような違いがあるのか気になるところ。 気疲れする原因が分かれば、事前に対処することができますので、それぞれについて詳しく見ていきましょう。
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「気疲れ」の意味とは?
「気疲れ」とは、肉体的な疲労ではなく、他人と接触することによる精神的な疲れを意味します。
面識のない人と会う時や慣れない人と一緒に過ごす際に、極度に緊張したり、気を遣うことにより起こる現象です。
人と会っていた後に一人になった瞬間、どっと疲れが押し寄せてきた経験がありませんか?
それは、相手に気を遣っていたことによる緊張がほぐれた相図であると同時に、精神的なストレスを溜めている証拠。
人間関係において、ストレスを抱え込みやすい人は気疲れしてしまう人が少なくないのです。
気疲れしやすい人の特徴
では、気疲れしやすい人にはどのような特徴があるのでしょう。
- 責任感が強い
- 観察力に優れている
- 真面目な性格
- 心配性
- 他人からの評価を気にしてしまう
- 他人に必要以上に気を遣ってしまう
- 常に全力投球
続いて、それぞれの特徴を詳しくみていきます。
特徴①:責任感が強い
責任感が人一倍強い人は、気疲れしてしまいやすいです。
責任感が強い人は、自分に対してだけでなく、人に対してとても目配りができ、なんでも一人でこなしてしまうタイプとも言えます。
何事も最後まで責任を持ってこなさないと気が済まないという人は、気が付いたらストレスが溜まってしまっているということが多いです。
リーダー気質で人から頼られることに喜びを感じる人ほど、実はストレスを多く抱えています。
特徴②:観察力に優れている
周囲のことをよく見ていて、観察力に優れている人も気疲れしてしまいやすいです。
周りを見ている人は、自分のこと以外にも、常に他のことも注意深く観察してしまうので、人よりも精神的な疲れを抱えてしまいます。
観察力に優れている人は、どのような場面でも率先して行動するため、肉体的にも精神的にも疲れやすいと言えるでしょう。
特徴③:真面目な性格
真面目な性格をしている人も、精神的な疲れを感じてしまいやすいです。
逆に不真面目な性格であれば、人に気を遣うこともないので、精神的な疲れを抱えにくいもの。
真面目な人は、物事をきちんと順序通りにこなさないと気が済まないタイプとも言えます。
また真面目な性格をしている人は、責任感が強い人にも多く、最後まで与えられた任務を全うするでしょう。
特徴④:心配性
心配性な人は、事をきちんと終えるまで頭の中が不安でいっぱいになってしまうため、気疲れしてしまいやすいです。
また事が終わった後でも「あれで大丈夫だったかな?」と、終わったことに対しても心配や不安を抱えてしまいます。
一度気になり出したら、解消するまで気が気でないので、精神的なストレスを人よりも抱え込みやすいのです。
特徴⑤:他人からの評価を気にしてしまう
人は誰しも「他人から認められたい」という承認欲求を、多かれ少なかれ抱いているもの。
他人からの評価を気にして行動している人は、常に人からどう思われるかを気にして過ごしているため、気疲れしてしまいやすいです。
承認欲求が強い人は、みんなから好かれたいと考えていると同時に、人から嫌われたくないという強い思いが裏に隠されています。
人から嫌われることを極度に恐れてしまっている人ほど、人間関係によるストレスを感じやすいのです。
特徴⑥:他人に必要以上に気を遣ってしまう
家族や心許せる友人であれば、必要以上に気を遣うことはないでしょう。
しかし、初対面の人や目上の人など立場的に気を遣わなければいけない人と接するときには、どうしても緊張してしまうもの。
また、人からどう思われるかを常に気にしている人は、慣れない人と接するときだけでなく、常に気を張って生きています。
他人に必要以上に気を遣ってしまう人は、一人になるまで緊張の糸が途切れることがないので、気疲れしてしまいやすいのです。
特徴⑦:常に全力投球
「息抜きをする」という言葉が自分の辞書になく、常に全力投球をし続けてしまう人も精神的なストレスを感じやすいです。
常に全力投球し続ける人との中には、力の抜きどころがわからないという場合もあります。
どちらにしろ、何事においても情熱を注ぐ人は、一切の妥協を許さないので、ストレスを溜め込みやすくなってしまうのです。
気疲れする原因は?
では、気疲れする原因をみていきましょう。
- 本心を言う事を我慢している
- 人からどう思われるか気にしている
- 十分な休息が取れていない
続いてそれぞれの原因について、詳しくみていきます。
原因①:本心を言う事を我慢している
自分の本心をなかなか言えないことが原因で、精神的なストレスを抱えてしまう人は少なくありません。
「自分の意見を言ったら嫌われてしまうのではないか?」という思いが根本にあるために、本心を胸の奥に閉まってしまいます。
他人の意見に同調ばかりしていると、本心とは裏腹な答えばかりを言ってしまう自分に罪悪感とストレスを感じてしまうのです。
原因②:人からどう思われるか気にしている
自分の本心が言えない事に通ずる部分がありますが、周りからの評価を気にして生きていることが原因で、気疲れしてしまうのです。
周りからどう思われているのか気にしていない人は、率直に自分の考えを言う事ができますし、極度に気疲れしてしまうこともないでしょう。
「人から嫌われるのが怖い」という気持ちが強い人ほど、人間関係において精神的なストレスを溜め込みやすいです。
原因③:十分な休息が取れていない
予定を詰め込み過ぎていたり、一人になる時間がなく、十分な休息がとれていない事も気疲れしてしまう原因です。
毎日過密スケジュールで、多くの人と接する機会が多いという人でも、気疲れしにくい人もいます。
気疲れを感じない人というのは、スイッチのオン・オフをしっかりと付けていて、上手にリフレッシュする時間を設けているのです。
きちんと気分転換ができないでいると、精神的なストレスを感じやすくなってしまい、気疲れするだけでなく、体調不良の原因にもなってしまいます。
気疲れした気持ちの解消法
では、気疲れした気持ちの解消法をみていきましょう。
- 周りの人に相談する
- ライフスタイルを見直す
- お風呂に入ってリラックスする
- 質の良い睡眠をとる
- 体を動かす
- 思い切り好きなことをする
続いて、それぞれの解消法について、詳しくみていきます。
解消法①:周りの人に相談する
気疲れしやすい人というのは、人に相談するのが苦手で、何でも一人で解決しようとしてしまうことに原因があります。
周りの人に相談するのが苦手な人は、プライドが高く、人に頼ることができない人。
「人に迷惑を掛けてはいけない」というプライドから、なんでも一人で解決しようとしてしまいます。
無理して一人で抱え込まなくても、キャパオーバーになる前に人に助けを求めることも大切です。
人に相談したり頼ることを「迷惑」と捉える人が多いですが、頼られることに喜びを感じる人もいます。
気疲れしないためにも、人に相談したり頼ったりするクセを少しずつつけていきましょう。
解消法②:ライフスタイルを見直す
気疲れしてしまう人の多くは、予定を詰め込み過ぎてしまっていたり、生活リズムが乱れてしまっていて、十分な休息が取れていません。
一度立ち止まってみて、自分のライフスタイルを見直してみることも大切です。
人とばかり接していて、一人になる時間がないという方は、一人の時間を作ってリフレッシュタイムを設けるようにしましょう。
解消法③:お風呂に入ってリラックスする
仕事やプライベートの予定を詰め込み過ぎて、お風呂に浸かる時間がないという人が最近では多くなってきています。
気疲れとは精神的な疲れを意味しますが、心が疲れていたり緊張してしまっていると、肉体も緊張してしまうのです。
強張ってしまった肉体の緊張と心の疲れを癒すには、ゆっくりと湯船に浸かるバスタイムが効果的。
また、リラックス効果のあるアロマや入浴剤を入れることで、リラックス効果を高めることができます。
解消法④:質の良い睡眠をとる
ゆっくりと湯船に浸かったあとに、しっかりと睡眠時間を確保して、質の良い睡眠を取る事も気疲れの解消に繋がります。
体の修復は、睡眠時に行われるもの。
睡眠不足だと、体の修復がきちんと行われないため、余計に気疲れを感じやすくなってしまいます。
睡眠が十分に取れていないと、気疲れするだけでなく、「疲れそのもの」を感じやすくなるので、きちんと睡眠時間を確保するようにしましょう。
解消法⑤:体を動かす
気疲れを感じやすいという人は、最近体を動かしていますか?
思い切り体を動かすことも、気疲れによるストレス解消法のひとつです。
社会人になると、なかなか体を動かす機会が減ってしまうもの。
意識しないと、スポーツをする機会はなくなってしまいます。
普段使っていない筋肉を思い切り動かすことで、血液の循環がよくなり、心も体もリフレッシュすることができるのです。
気疲れしやすい人は、適度に体を動かす習慣づけをするようにしましょう。
解消法⑥:思い切り好きなことをする
興味はあったものの、なかなか手をつけられずにいたことや熱中できる趣味など、自分の好きな事に時間を費やすのも効果的です。
時間を忘れてしまうほど、夢中になれることがひとつでもあると、気疲れによるストレスを解消することができます。
人間関係のストレスによる気疲れを解消するには、一人旅に出掛けてみたり、好きなことをして気分転換しましょう。
気疲れしやすい性格を直す方法
では、気疲れする性格を直す方法をみていきましょう。
- 一人で抱え込まない
- 考えるよりまず行動!
- 完璧を求めない
- 人を頼る
- 空気を読むのをやめてみる
- 「NO」を言うことを恐れない
続いて、気疲れする性格を直す方法を、それぞれ詳しく見ていきます。
方法①:一人で抱え込まない
気疲れしてしまう人の多くの人が、悩みを一人で抱え込んでしまって、問題を大きくしてしまいやすいです。
人に相談することで、あっさりと解決できることであっても、一人で悩んでしまうことにより、考え過ぎて精神的に疲れしてしまうことも。
気疲れしないようになるためには、一人で抱え込まずに人に相談するようにしましょう。
方法②:考えるよりまず行動
人からの評価を気にし過ぎてしまうと、自分の本心を言えなかったり、行動に移せずお終いになってしまいます。
他人からの評価を気にするのをやめて、考え過ぎてしまう前にまずは行動に移してみましょう。
人はやった後悔よりもやらなかったことに後悔する方が圧倒的に多いです。
考え過ぎてしまう前に、まず行動に移してみることで、これまで他人に対して気疲れしてしまっていたという人も、気疲れしにくくなるでしょう。
方法③:完璧を求めない
完璧主義者で責任感が強い人ほど、気疲れしてしまいやすいです。
自分一人ですべて完璧にこなそうとしてしまうと、どうしてもストレスを溜め込みやすくなってしまいます。
気疲れしてしまう人は、完璧を求めて全力投球するのをやめて、肩の力を抜いてみましょう。
完璧な自分を演じることをやめてみるだけで、一気に肩の荷が軽くなり、同じ景色でも今までとは違った光景が見えてくるはずです。
方法④:人を頼る
気疲れしてしまう人は、人を頼るのが苦手です。
しかし、人を頼るのが苦手な人というのは、言い換えてみれば他人を信用していないとも言えます。
人に頼ることができないのは、心から信頼を置いていないから「自分がなんとかしなきゃ」と意気込んでしまい、結果的に気疲れしてしまうのです。
周りにいる人を信頼して、人を頼るようにすることで、気疲れによるストレスを軽減させることができるでしょう。
方法⑤:空気を読むのをやめてみる
観察力に優れていると、無意識的に空気を読んでしまいます。
空気を読む事は決して悪いことではありません。
しかし、周りを気遣って常に空気を読む事を意識してしまうと、自分にばかり負担が掛かってしまい、ストレスが積み重なってしまいます。
また周りを気遣って空気を読んでしまうという人は、優先順位をはっきりさせることも大切です。
優先順位がはっきりしていないと、どうでもいいことにまで手を出してしまうため、結果的に自分で自分の首を絞めてしまうことに。
自分がどんな時に人に気遣ってしまうのかを、まずは意識してみるのもいいでしょう。
方法⑥:「NO」を言うことを恐れない
人に何かを頼まれた時、はっきりと断るのが苦手でなんでも依頼を引き受けてしまっていませんか?
断るのが苦手な人は、人からの評価を必要以上に気にしてしまい、嫌われることを恐れているというのが根本にあります。
断ったからと言って、そう簡単に人から嫌われるということはありません。
気疲れしてしまうという人は、人からの評価を恐れずに、自分の意思をはっきりと伝えることをクセづけましょう。
気疲れは自分の中に原因が隠れている!
気疲れしてしまう人の多くが、責任感が強かったり、人からの評価を気にする傾向にあります。
根本的な原因は、自分の中にあるのです。
気疲れして精神的なストレスを抱え込みやすい人は、良い人扱いされる人が多いですが、その「良い人」を今日からやめてみませんか?
必要以上に他人からの評価を気にし過ぎることをやめてみると、180度違った世界があなたの目の前に広がるでしょう。
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