どこかわざとらしい人の心理と与える印象！わざとらしい行動への対処法は？

「わざとらしい」とは？

意味や使い方

言葉や行動が自然ではなく、いかにもそうしているようにふるまうことです。
わざわざ強調して表現することで、周りを巻き込みます。

時には嘘をついたり、誇大表現をするのですが、周りに見抜かれているのに気づいていないこともあります。

本心ではないのに笑顔を見せていたり、本当の気持ちよりもなんでも大げさに表現していることです。

英語表現

わかりやすい英語で表すと、「unnatural」が当てはまります。
「自然な」という意味の「natural」に打ち消す意味のある「un」をつけて、「不自然な」という意味になります。

もしくは、本心ではなくうわべだけの、という意味の「surface」もよく使われています。
もともとリアクションの大きい海外の人にも、「わざとらしい」を表す言葉があることがわかります。

あざといとの違い

両方ともあまりいい意味では使われず、批判的な意味で使いますが、あざといはより強い非難を表します。

策略的で、ものごとを自分の有利にすすめようとして行うことを、あざといと言います。
「わざとらしい」はそれよりは短絡的な分、日常でもよく見かけられる行為です。

また、これまでわざとらしい人ではなかったのに、人の目を気にするあまりわざとらしい言動をとってしまうこともあります。

わざとらしい人の特徴・心理

では、わざとらしい人にはどのような特徴・心理があるのでしょう。

1. 声が高くて大きい
2. 目を大きく見開く
3. アヒル口になる
4. 身振り手振りが大きい
5. 手をたたいて大笑いする
6. 上目遣いになる
7. ボディタッチが多い
8. なんでもかわいいと言う
9. すぐ泣いて周りの同情を誘おうとする
10. 知っている事でもわからないふりをする
11. 注目されたくて意味深なことをSNSでつぶやく
12. 酔っ払ったふりをする
13. 男性がいるときだけおしとやかになる
14. 友達のことを褒めちぎる
15. 気乗りしない予定の時に体調不良になる

続いて、それぞれの特徴・心理を詳しくみていきます。

特徴・心理①：声が高くて大きい

目の前の相手と会話しているだけなのに、まるでその他の人にまでアピールするかのように大きな声で話します。

また、声のトーンも高くして、うそぉ～！！！やだぁ～！！！と奇声をあげるので周りが驚くこともあります。
大した事ない話でも、とにかく大きな声で話すので少し疲れてしまうかもしれません。

仲の良い友人同士で話していて、こういうわざとらしい声で話されると、周りに聞かれてしまうので嫌な気持ちになります。

特徴・心理②：目を大きく見開く

驚いたことを表現するために、目を大きく見開いたり、眉をひそめて困った表情を作ったりして相手の興味を引こうとします。

目は口ほどにものを言うとは言ったものの、やりすぎると本当に人の話をちゃんと聞いているのかなと心配になります。
特に悩みや相談事のときには、信頼されなくなってしまいます。

特徴・心理③： アヒル口になる

特に女性に多く、話をしている時や写真撮影の時に、自分をかわいく見せようとしてわざとらしくアヒル口になっていることがあります。

今では、男性でもわざとらしいなと感じている人は多く、アヒル口の女性が苦手な人が多いのも事実です。
無理やりに作った表情だとわざとらしく不自然で、敬遠される理由となっています。

特徴・心理④：身振り手振りが大きい

考えながら、うーんと首をかしげて手にあごをのせてみたり、もう～！おこったよ～！と言いながら、ほっぺたを膨らませたりします。

女の子らしい表現だと思っていても、周りからみると幼稚に見えてしまってわざとらしいと思われる場合があります。
オーバーリアクションだと、一緒にいて恥ずかしいと感じてしまいます。

特徴・心理⑤：手をたたいて大笑いする

よく笑う女性は、同性異性にかかわらず人気があるとされているためか、わざとらしく手をバンバン叩きながら大笑いをします。

自分は楽しんでいる、いつも充実していることを周りにアピールしています。
また、周りにも楽しみを強要するところがあるのが厄介なところです。

大した話でなくてもわざとらしく大げさに笑い、周りから注目されて、自分の話も得意げに話し始めるのが特徴です。
いつの間にか、その人ばかりが話している状況に陥ります。
お酒を飲むとよりひどくなるのが特徴です。

特徴・心理⑥：上目遣いになる

相手を見るときに、少しでも可愛いと思われたいという心理が働きます。
一人の時に、どうやったら可愛い顔が作れるか鏡で練習している人もいるから驚きです。

特に男性と話すときに上目遣いになる女性は多く、周りからみるとわざとらしいと感じてしまいます。

実は自信のなさのあらわれで、常に表情を作っていないと不安になってしまうのです。
自然な表情ではないので、相手も心を開けません。

また、わざとらしく瞬きをたくさんするのも特徴で、目でアピールするのがクセになっています。
いつもはそんな顔しないくせにとあきれてしまいます。

特徴・心理⑦：ボディタッチが多い

話すときに妙に距離が近くなったり、事あるごとにボディタッチをして、親密さを強調しようとします。

まだそれほど仲良くなっていないのに距離を縮められたりすると、逆に不快に感じてしまいます。
急に顔を近づけてきたり、もたれかかってくるので、失礼な人だと思われます。

また、男性にもわざとらしいボディタッチが多いと、明らかにその男性を狙っているアピールをしていると思われて同性から嫌われます。

特徴・心理⑧：なんでもかわいいと言う

女性同士は、会話の中でお互いを褒めるものですが、とにかくどんなことにかわいいというとわざとらしいなと思ってしまいます。

お返しに自分のこともかわいいと言ってもらいたいという気持ちが見えています。
あまりにも毎日言っているので、口癖になってしまっているかもしれません。
このタイプは、この人適当に言ってるなとバレてしまいます。

褒めておけば良い人だと思ってもらえると感じているため、こちらが嫌がっていても繰り返してくるのが特徴です。

特徴・心理⑨：すぐ泣いて周りの同情を誘おうとする

涙を武器として使って、悲しみをみんなにわかってもらおうとします。
自分に関心を向けてほしい気持ちが強い人が使うわざとらしい表現です。

誰でも、悲しんでいる人や泣いている人には優しくしようとしますし、助けてあげたいと思うので、それに味をしめて繰り返します。

また、自分の思い通りにしようとして、泣く女性もいます。
何度も同じように泣かれると、またかと思われるだけになってしまうかもしれません。

本当に辛いことがあったときや、困っていてもまたわざとらしいアピールをしていると思われて助けてくれなくなってしまいます。

特徴・心理⑩：知っている事でもわからないふりをする

本当は知っているのに、わからないふりをして、親切にしてもらいたいと思っています
女性は甘えるようにした方が、かわいいと思っている場合に多い特徴です。

また、自分で調べればすぐにわかるようなことも、知らないからできないと周りに押し付けようとするかもしれません。

わざとらしくわからなーい、できなーいと言われると、めんどくさいだから距離をおこうと思われるようになります。

特徴・心理⑪：注目されたくて意味深なことをSNSでつぶやく

何があったかをすべて書かずに、周りから反応をもらいたくてわざとらしいつぶやきをします。

なんだか全部つかれちゃった、とか、人って裏切るよね、などと書くことによって、悲劇のヒロインになりきります。
優しい人は、どうしたの？相談に乗るよと反応してくれるので喜びます。

自分からは言わずに、他の人から声をかけてもらえるようにわざとらしく匂わせるのが特徴です。
SNSに執着して楽しそうな人の投稿をいつもチェックして嫉妬していることもあります。

特徴・心理⑫：酔っ払ったふりをする

これも男性の前で、かわいいと思われたくてやるわざとらしい行為です。
酔ったふりをしてもたれかかるようにしたり、言いたいことを言ったりします。

お酒の席で何か失敗をして周りに迷惑をかけたとしても、ごめーん酔っ払ってたから覚えてないや、と逃げ道に使います。

逆に、酔っ払ってたのに本気にしないでよ～と相手が悪いように仕向けるので注意が必要です。
こういうわざとらしい人に限って、飲み会ので騒ぐのでまわりは笑いながらも困っている場合があります。

特徴・心理⑬：男性がいるときだけおしとやかになる

普段は言葉遣いが汚かったり、人の悪口ばかり言っているのに、良い子だと思われたくておとなしいふりをします。

前もって本人から口止めされる場合もあります。
わざとらしくふるまう人を中心にしないといけなくなる雰囲気になります。

あまりにわざとらしいと、いつもの姿を見ている人からこっそりバラされるかもしれません。

特徴・心理⑭：友達のことを褒めちぎる

あの子って本当に良い子なんだよ～と周りに話します。
一件、友人を褒めているので、良いことのように思いますが、暗に自分のことも褒めてほしいと思っています。

特に、すっごいかわいいんだよ、と容姿を強調する場合は、君の方がかわいいよと言われるように仕向けています。

特徴・心理⑮：気乗りしない予定の時に体調不良になる

約束した時から、なんとなく乗り気ではなさそうだなと思っていると、その予定の近くになったら、体調が悪いアピールをしてくる時があります。

はっきりと断ってくれればいいのに、そのわざとらしい態度に腹がたってしまいます。
断ると自分が悪くなってしまうので、体調のせいにして仕方ないねと言ってもらう魂胆です。

本当に体調が悪かったとしても、あまりにそれをわざとらしいアピールをされると、周りは関わるのがめんどくさいと感じます。

わざとらしい人への対処法

では、わざとらしい人への対処法をみていきましょう。

1. 真似をして笑いながら指摘する
2. 大人になってその人をかまってあげる
3. 過剰に反応しないようにする

続いて、わざとらしい人への対処法を、それぞれ詳しくみていきます。

対処法①：真似をして笑いながら指摘する

本人は気づかずにわざとらしい言動をしてしまっている場合に有効な対処法です。
わざとらしい人の口調をまねたり、同じ動作をしてみてください。

あなたはこんな風にわざとらしい人になっていますよ、と客観的に見せてあげることが出来ます。
わざとらしい人に普通になってもらいたい、これからも関係を続けていきたいなら、早めに気づかせてあげましょう。

今後の関係を続けていきたいのなら、強く非難するのではなく、笑いながら言うとその後にしこりを残さずに指摘することができます。

対処法②：大人になってその人をかまってあげる

わざとらしい言動の人は、まわりにかまってもらいたいという心理が働いています。
自分にもっと注目してほしい、私はいい人だと思われたいと思っているさみしい人が多いのです。

ここは、こちらが大人になって、その人の話を一生懸命聞いてあげたり褒めてあげて、わざとらしい言動をしなくても大丈夫と思わせてあげましょう。

わざとらしい人はまだまだ子供っぽく、とにかく人の目を気にして生きています。
安心すると、わざとらしい言動が少なくなるかもしれません。

対処法③：過剰に反応しないようにする

こちらが大人の対応をしてかまってあげても、一向におさまらない、もしくは逆にひどくなってしまう場合もあります。

かまってくれることに快感を覚えて、エスカレートしてしまうと大変です。
あきらかに誇張して話してくるときや、嘘がまじっているようなときには、過剰に反応しないようにしましょう。

自分をまわりがさらっと流すようになると、どんなに鈍いわざとらしい人でも少し反省して気を付けるようになります。
わざとなのはみんな知ってますよ～とわからせましょう。

わざとらしい女性は嫌われる？

相手と少しずつ分かり合う努力をして、本音でコミュニケーションを取れるようになって初めて、仲が深まっていきます。

わざとらしい人は、本心ではないことを言っていたり、本音を隠した態度をとっているため、なかなか信頼されずに、いつの間にか壁を作られてしまいます。

特に、男性と女性、目上の人など、相手によって態度がころころ変わるわざとらしい人は、裏切られた気持ちになるため嫌がられます。

ありのままの自分でぶつかって、良いところも悪いところも見せられるようになると、相手も心を許して信頼してくれるようになります。

わざとらしい女性が周りに与える印象

では、わざとらしい女性が周りに与える印象をみていきましょう。

1. 実は腹黒そう
2. 裏で友達の悪口を言っていそう
3. 常にみんなにいい顔をしている
4. 男性に媚びている
5. 大切なことは相談できない
6. 何かあったらすぐに裏切られる

続いて、わざとらしい女性が周りに与える印象を、それぞれ詳しくみていきます。

印象①：実は腹黒そう

わざとらしい人は、まわりの目を気にしているためいい人を装っていますが、作られた笑顔や心にもない言葉を言っているのがわかるので、本当は腹黒いんじゃないかと思われています。

その腹黒さを隠したいがために、わざとらしい女性になっているのでは、という印象をあたえてしまいます。

自分をよく見せようとしてわざとらしい態度をとっていたのに、皮肉にも逆に最悪の印象になっています。
一度そう思われてしまったら、なかなか挽回するのは難しいでしょう。

印象②：裏で友達の悪口を言っていそう

表向きには仲良しグループの一員で、友達みんなだーいすき！友達と一緒にいるときが一番幸せというわざとらしいアピールをする女性は、裏では自分の評価をあげるために友達を悪く言っていそうだと思われています。

実は自分がそのグループの中で一番でいたいと思っている気持ちが周りにもバレていて、いつの間にか距離をおかれていることに気が付きません。

わざとらしい言葉でアピールしなくても、本当に大切な友達なら一緒にいて疲れることなく良い関係でいられるはずです。

印象③：常にみんなにいい顔をしている

誰にでも性格の合う人、合わない人はいるものですが、わざとらしい人は、とにかくみんなと仲が良いと思わせたがります。

あっちにもこっちにも調子の良いことを言って、好かれたい気持ちが強く出ています。
それなのに、○○ちゃんが一番の友達だよ！などと言わても、誰にでもいい顔をしている八方美人という印象を与えてしまいます。

わざとらしい女性は、誰からも好かれる私を演出したがる人が多く、信頼されない特徴があります。

印象④：男性に媚びている

女性同士でいる時と、男性がいる時では明らかに態度が変わるので、男性に媚びているという印象を与えます。

特に友達と一緒にいるのに、男性の目ばかり気にしてわざとらしい口調になったりすると、女性はすぐにわかります。

男性の中でも、意外とわざとらしい女性は見抜かれていて、嫌な気持ちになる人も多くいます。

わざとらしい人は、同性に嫌われそうな人だという印象も与えているので、結果的に友人からも男性からも敬遠されます。

印象⑤：大切なことは相談できない

本音ではないことを言ったり、八方美人なわざとらしい人は、信頼できないので大切なことは相談できないという印象を与えます。

大げさにされたり、心にもない励ましをされたくないと思われています。
なんでも言ってね～いつでも相談にのるからね！とわざとらしい言葉をかけられても、当たり障りのないことしか話せない、うわべだけの関係になります。

印象⑥：何かあったらすぐに裏切られる

わざとらしい女性は、友達同士仲良しアピールをしていても本心からではないと思われているため、何かあったらすぐに裏切られそうという印象です。

うわべだけの関係は、いくら長い年月を重ねたとしても、深い関係になっていきません。
わざとらしく親友のふりをされても、どこかで嘘をついているのではないかと常に疑ってしまいます。

わざとらしい女性は、自分に有利になるようなことがあったら、平気でそちらを選ぶような人だと思われています。

わざとらしい人を攻略してストレスのない人間関係を築こう！

わざとらしい女性の言動にイライラしたり、幻滅してしまうのはあなただけではないので安心してください
実は、周りも気づいていて、距離をおいているのかもしれません。

わざとらしい人の言動に振り回されたり、他の人との関係もギクシャクしてしまわないように気を付けましょう。

本人が全く気付いていなかったり、直す気がない場合には深く考えずに受け流すのも一つの手です。
怒りをぐっとこらえてわざとらしい人を冷静に攻略しましょう。