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「心がける」の意味とは?

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意味

心がけるという言葉を辞書でひくと「常に気に留め、忘れることのないようにする」と出てきます。
必要な物事を心のなかで常に気にしておくこと、とも言い換えられます。

自分の中で大切にしていることや、改善したいと思っていることを表す言葉です。

「心掛ける」との使い分け方

「心がける」と「心掛ける」。
読み方、文字数共に同じこの2つの言葉の大きな意味は同じですが、「がける」の部分が漢字かひらがなかだけで詳細な意味や印象が違うものになります。

漢字を使用した方の「心掛ける」では「注意する」という意味合いがより強いものになります。
「節約を心掛ける」といった用法で使われます。

一方で「心がける」の方は「気に留める」というニュアンスが強く出ているものです。
「健康な生活を心がける」という風に使われます。

意味合いとしては「心掛ける」の方が強いものになります。
強制力や気を付けている度合いもこちらの方が強く、なんとなく気にしている程度であれば「心がける」を使用した方が無難です。

履歴書に心がけていることを書く際などは、どれくらい気を付けているかによって使い分けましょう。

「心がける」の類語

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履歴書やエントリーシートなど書く際には、普段から心がけていることなどを書いて自分をアピールする場面があります。
その際、同じ表現を何度も繰り返してしまうと、読みにくく安っぽい文章になってしまいます。

その際には「心がける」の類義語を使用して文章を続けていきましょう。
言い換えとして使える心がけるの類語10個を紹介していくので参考にしてみてください。

  1. 勤しむ
  2. 努める
  3. 肝に銘じる
  4. 心に留める
  5. 脳裏に焼き付ける
  6. 留意する
  7. 戒める
  8. 自省する
  9. 腹積もり
  10. 心配り

類語①:勤しむ

物事に熱心に取り組み、励むことです。
勉学に勤しむ、のように使用されます。

勤勉、という言葉があるように、コツコツとまじめに取り組む印象がある言葉なので、長年一生懸命に取り組んでいることがあれば、この言葉を使用するチャンスです。

類語②:努める

力を尽くして物事に取り組むことです。
努力という熟語の片方が使われているように、頑張って物事に向き合うことを言います。

努めて与えられた業務に励む、などのように使われます。
頑張っていることや、頑張ろうと意識していることがあればこの表現を使用しましょう。

類語③:肝に銘じる

物事を忘れないようにしっかりと覚えておく、という意味です。
「心がける」には心にとめておくというような意味があるので、覚えておくというニュアンスで言い換えの言葉を使いたい時にはこの類語が使えるでしょう。

この失敗を肝に銘じる、などのように強く覚えておく際に使用します。
覚えておくという意味合いの言葉の中でもかなり強い印象を与えるものになるので、特に大事な時や強調したい時に使いましょう。

類語④:心に留める

意味合い、表現としては心がけるとかなり近いものになります。
いつも意識して、忘れないようにしておくという意味の言葉です。

あの人の言葉を心に留めておく、といったように使用されます。
心がけるよりもより強く覚えておく、忘れないといった意味合いがある言葉になるので、好きな格言やこれまで言われて大切にしている言葉を表したいときなどに使ってみてはいかがでしょう。

類語⑤:脳裏に焼き付ける

忘れないよう覚えておくこと、暗記することといった意味の言葉です。
映像や場面を指すことが多いため、心がけるよりも視覚的、聴覚的なことを表現したい時に使用しましょう。

「この場面を忘れないよう、脳裏に焼きつけておく」といった用法で使われます。
自分の人生に影響を与えたような、特に印象残っている場面や言葉などを説明したい時に使用しましょう。

類語⑥:留意する

心に留めて気を付けておく、といった意味の言葉です。
注意すると使われ方が似ていますが、それよりは気を付ける度合いが弱く、「服装に留意しておく」といったような使われ方をします。

気をつける対象が抽象的で、警戒するほどでもない時に使われる言葉となっています。

類語⑦:戒める

過ちや失敗を犯さないよう、前もって注意することといった意味です。
遅刻した人を戒める、といったように罰を与えるようなニュアンスで使われる言葉です。

気をつける言葉の中でもかなりニュアンスとしては強いものなので、反省する事柄の時などに使用されます。
かつてやってしまった失敗に対して行った対策や、心がけがある際に使用しましょう。

類語⑧:自省する

自分の言動を深く反省することです。
自省の念、など自らの行いを悔い改め、省みる際に使われます。

何か失敗をしてしまったあとに、かつての行いを後悔し、改めた際などの表現として使用しましょう。

類語⑨:腹積もり

これからすることのだいたいの予定、計画、心づもりといった意味の言葉です。
これから起こる未来のことで心がけていることがあれば、こちらの表現の方が正しいかもしれません。
 
このあとあのお店に行く腹積もりだ、といった用法で使用されます。

類語⑩:心配り

心遣い、あちこりに気を配ることといった意味の言葉です。
配慮、とも言い換えることができます。

詳細に気を付けて行ったことや、日ごろ気を付けていることなどがあれば、目上の人への心配りには自信がある、などのように記載することができます。

人生を楽しむために心がけるべきこと

人生を楽しんでいる人

当たり前だと思うものを心がけることで、人生が楽しいものに変化することがあります。
ここでは、心がけることで人生が楽しめること10個を紹介していきます。

特別な準備はいらない、簡単な心掛けばかりですので、できるものから試してみてください。

  1. 笑顔でいる
  2. 息抜きをする
  3. 立ち止まって考える
  4. 睡眠をきちんととる
  5. 美味しい食事をとる
  6. 自分のしたいことをする
  7. 趣味を見つける
  8. 何気ないことに感謝してみる
  9. 身の周りを整理する
  10. 心がけすぎない

心がけること①:笑顔でいる

笑顔でいることを心がけることで人生が楽しくなります。
楽しいこともないのに笑えない、なんて思う人もいるかもしれませんが、意識して笑顔を作ることから始めてみませんか。

怒った顔の人のそばにいるよりも、いつも笑顔でいる人のそばにいたいと人は思うもの。
笑顔でいることを心がけることで、人や幸せが向こうから寄ってきてくれるものです。

笑顔がすてきなことはそれだけで、その人の魅力になりますから、すてきに笑う練習をしてみることも大事です。

心がけること②:息抜きをする

いつも肩に力を入れすぎで頑張りすぎてはいませんか。
明日からも頑張るためにも自分を休ませて、息抜きすることを心がけましょう。

現代人は入ってくる情報の多さに麻痺してしまっていると言われています。
いつもの帰り道から少し逸れて、公園など緑の多いところで、スマホなどを見ずに息抜きする時間を心がけるようにしましょう。

そんな時間もない、という人は深呼吸をしてみることもよいでしょう。

心がけること③:立ち止まって考える

今頑張っていることを本当にこのまま続けてもいいのか。
もやもやとした気分になることは誰だってあるはずです。

そんな時は一度立ち止まって、広い視野で見てみましょう。
少しお休みをとったり、考えられる時間や空間を作ることで、いつもとは違う考え方ができます。

自分の向かっていく方向性を決めることで、また頑張って走り出すことができます。
手や足をとめて、自分の将来のことを考えるよう心がける時間が大切です。

心がけること④:睡眠をきちんととる

自分を大切にすることを怠ってはいけません。
特に良質な睡眠をとることは、健康的な生活に繋がるだけでなく、美肌やダイエットなど美容にも効果的です。

睡眠時間をきちんととることはもちろん、質を追求することが大事です。
寝具や寝間着にこだわることで、より良質な睡眠をとることができます。

また、快眠物質と言われるセロトニンの合成に必要なトリプトファンを摂取することも見逃せません。
肉や魚などにトリプトファンは多く含まれるため、特に心がけてとるようにしましょう。

眠れなくてもベットに寝転んで横になっているだけでも効果はあります。
なかなか眠れない、と焦らずリラックスした気持ちで横になりましょう。

心がけること⑤:美味しい食事をとる

自分を甘やかすには睡眠だけでなく食事も大事。
さきほど挙げたように、よい食事をとることはよい睡眠にもつながりますし、満足感にもつながります。

美味しいものを食べるためにはお金や手間をかけなければいけない、と思うかもしれませんがレストランで食べる高級なものや、1日かけて煮込んだような手間暇かけたものだけがおいしいものではありません。
今はコンビニのお弁当や、ちょっとの自炊だけで美味しいものがたくさんいただけます。

自分の身体が求めているものを週に1回でも食べてみましょう。
スイーツなど特別感のあるものがおすすめです。

心がけること⑥:自分のしたいことをする

周囲に遠慮しすぎて、自分のしたいことが二の次になっていませんか?
自分のことだけをやりすぎて自己中心的になってはいけませんが、我慢しすぎもよくありません。

バランスよく、というのはなかなか難しいかもしれませんが自分を優先することも、たまには心がけるようにしてみましょう。
背負っている責任をたまには忘れてみることも人生の楽しむうえで心がけたいことです。

心がけること⑦:趣味を見つける

仕事や家のことばかりに追われていると、なかなか人生を楽しむことが出来ません。
仕事が趣味とか家事をやっている時間が一番の息抜き、といえるくらい好きなら問題はないのですが、そうではない人がほとんどなのではないでしょうか。

そんな人たちが仕事や家事を忘れる時間を作るためにも、好きなことをする時間を大切にすることは心掛けたいものです。
読書、山登りといった趣味はもちろん、ぼーっとすることや人と話すことなどもっと曖昧なことが趣味の人もいます。

趣味がなくて困っているという人は趣味探しが趣味、なんていうのもいいかもしれません。
いろんな習い事を試してみたり、趣味のサークルに入ってみることで、思わぬものが自分の趣味になったという人もいます。

なにかに没頭できる時間を作れるように心がけることが人生を楽しくするコツです。

心がけること⑧:何気ないことに感謝してみる

普段当たりまえだと思っている、なにげないことに気を払うことも、人生を楽しくするための心がけです。
友達や家族など、いて当たり前だと思っている人に対する心がけを改めてみることからスタートしてみましょう。

そうはいってもどう感謝していいか分からない、という人はストレートに「ありがとう」と言葉にしてみてはいかがでしょうか。
気恥ずかしいと感じることでも、あえて行うことで日々のコミュニケーションがスムーズになり、より人生を楽しく過ごせるかもしれません。

また、人だけでなく仕事や持ち物にも同様にすることで何気ない幸せを感じ取れるかもしれません。

心がけること⑨:身の周りを整理する

断捨離、という言葉が流行って久しいですが、身の回りの整理整頓をすることは言わずもがな重要なことです。
物があふれて管理しきれないでいると、余計なものを買ってしまったり、余分に場所や管理費がかかってしまうことになります。

むだなもの、不要なものはなるべく捨てて、身軽になることを心がけましょう。

心がけること⑩:心がけすぎない

これまでのことと反対のことを言っているようですが、なんでもかんでも心がけようとしすぎてしまうことは気疲れの原因になります。
あれもしよう、これもしようとしてしまうとパンクしてしまいます。

向上心をもち、いろいろなことを心がけることも素敵ですが、まずはできることから一つ一つやっていきましょう。

心がけるの意味・類語!人生を楽しむために心がけたい10のこと

心がけている人

心がけるにはいろんな類語があることと、人生において心がけたいことを見てきました。
何かに気を付けて、心がけることは大変ですが素晴らしいことです。

履歴書などの自己アピールで使う際には、様々な表現を用いて自分が心がけていることを強調しましょう。
その時に、マイナスの言葉なのかプラスの言葉なのかによって表現が変わってきますので、この記事の表現をぜひ参考にしてみてください。

また、人生を楽しむために少しのことを心がけてみてください。
そうすることで、あなたの人生がもっと輝きますように。

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ライター
noel編集部

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