頭脳線(知能線)の見方！パターン別にプロが解説【枝分かれ・長い・二股】

頭脳線(知能線)とは

頭脳線（知能線）は知恵や判断力、直観力といった“頭脳の働き”を表します。
また、“生活力”や“今後の人生の浮き沈み”まで示す線とも言われているもの。

頭脳線は、線がハッキリしているほどいい手相と言われ、手相を見る際にはすべての線の中心となるとても大切な線なのです。
ただし、頭脳線の長さはあまり関係なく、一直線に勢いよく刻まれているのが吉相。
起点が生命線と同じ位置なら慎重派、離れるほど積極的で大胆な性格だと言えるでしょう。

頭脳線(知能線)の見方

頭脳線は人によって伸びる方向がさまざま。
その方向によって、現実的な性格か、それとも感覚的な性格なのかを知ることができます。

頭脳線の先端が上に向かっている場合はクールで理知的、下に向かうとクリエイティブな才能の持ち主と言えるでしょう。
自分の能力をしっかりと把握したうえで仕事に向かうことで、素晴らしい結果を出すことができるはず。
頭脳線は自分の才能を知るための線なのです。

右手と左手の頭脳線(知能線)が意味すること

手相においては右手が潜在化している自分を表しており、左手は顕在的な自分を表しています。
そのため、左右にある頭脳線はそれぞれ、潜在的な才能と顕在化している能力を表しています。

左手（左利きの場合は右手）の頭脳線は、ポテンシャルとして秘めている思考力だと言えます。
そのため、これから開花していくであろう自分の才能に強く影響しています。
また、左手（右利きの場合は左手）に刻まれている頭脳線は、先天的な職業の適正や思考力を表しています。

頭脳線(知能線)の種類18選

①頭脳線(知能線)が濃い/薄い

頭脳線が濃い場合は、頭脳線の役割がその人の中でとても大きいということを示唆しています。
肉体的な活動や運動、筋トレなどよりも頭脳を働かせて知識、知恵、哲学を蓄えることを喜びとします。

難点があるとすれば頭でっかちな傾向にあり、チャレンジするよりもシミュレーションすることで満足するタイプです。
一方で、その頭脳線が生命線や感情線と比べて薄いなら、現実的考え方に乏しく非現実的な考え方、つまり直感に優れていると言えます。
また頭脳線が薄い場合は、自分の考えや信念に自信が持てない可能性を示している場合もあります。

②頭脳線(知能線)が長い/短い

長い頭脳線を持つ人は、じっくり考えるマイペースなタイプ。
複雑な難問にもじっくりと取り組み、先々のことまで計画を立てるので、周りからは優柔不断に見えることも。

線が長すぎる人の場合は、考えすぎて迷ってしまい決断が遅くなったり、悩んでしまうことも。
マイペースでじっくり取り組む環境であれば、その能力を発揮できると言えます。

一方で、頭脳線が短い人は思考力の代わりに「直観力」を手に入れます。
感覚が人よりも敏感でひらめきや洞察力に優れています。
知能線の長い人が頭で感じ取る人なら、知能線の短い人は体で感じ取る人なのです。

③頭脳線(知能線)がまっすぐ

あまり弧を描くことなく、まっすぐ目に手の平を横切るように伸びている頭脳線を持つ人は、現実主義的なタイプ。
まっすぐに近い線となればなるほど、その傾向が強くなります。

金銭感覚に長けており、商売や経理、財務に向いているでしょう。
また、現代感覚があり、流行にも目ざとく、先見の明があると言えます。

また、現実主義で物事を合理的・論理的に判断するタイプなので、医師や弁護士、会計士、設計士などの専門職にも高い適正が。
合理的すぎて、理屈っぽい面もあるので人間関係においては空気を読む必要がありそう。

④頭脳線(知能線)が下がっている

頭脳線が月丘の方に向かって伸びる線の人は、ロマンチストで空想家タイプの人が多いと言えます。
手首の方に下へ下へと伸びるほど、その傾向が強くなります。

一人で本を読んだり映画を見たり、空想の世界に遊ぶことを好むでしょう。
この手相の持ち主は、経営が苦手である場合が多く、人が良すぎて売上・集客、資金繰りなど現実的なことが苦手かもしれません。

なにせ理想を大切にするタイプだからです。
そこで、こうしたタイプの人がショップやビジネスをやろうとするなら、金銭感覚に優れたパートナーと見つけることが大事です。

⑤頭脳線(知能線)と生命線が離れている

頭脳線の起点が生命線から3～4ミリ離れ、生命線に沿うようにカーブを描く人は、何事にも前向きで行動派。
誰にでもひるまずに自分の意見を言えますが、その一方で自分の意見を相手に押し付けてしまうところがあるでしょう。

また、じっとしているのが嫌いで、常に変化のある生活を求める傾向も。
社交的なので人間関係を発展させるのが得意で、いつも周囲には仲の良い友人がいることでしょう。

⑥頭脳線(知能線)と生命線が重なっている

頭脳線の起点が生命線の内側にある人は、かなりの神経質だと言えます。
小さいことでヤキモキしたり、他人のちょっとした発言に疑心暗鬼になってしまったりするでしょう。

この手相の持ち主で、手がやわらかい人はささいなことへのこだわりが強く、手の固い人は短気で怒りっぽい傾向が。
いずれにしても安定志向が強いため、何事も慎重にコツコツ取り組み、最終的には自分の理想のステータスを手に入れるでしょう。

⑦頭脳線(知能線)が枝分かれしている

頭脳線が枝分かれしていると、ふたつの能力を持っていることを示しています。
そして、この枝分かれした線がどちらの方向に伸びているかで、それがどのような能力なのかも判断できます。

頭脳線が下に下がれば下がるほど、クリエイティブな能力があることを示しています。
逆に、頭脳線が上に上がればあがるほど現実的で、ビジネスの才があるでしょう。

手相が枝分かれしているとき、どちらかが幹でどちらかが枝となるのですが、頭脳線の起点からの流れに沿って太く濃く出ている線が幹で、不自然に流れているほうが枝となります。
このように頭脳線が分かれている場合は、それに伴って個々の能力を見ることも必要なのです。

⑧頭脳線(知能線)が途中で切れている

頭脳線が途中で切れている場合に、一番強く影響が出てくるのは考え方です。
頭脳線が切れていると、やや二重人格的な傾向が強くなり、ある日突然別人になったかのように考え方が大きく変わることがある場合も。

本人の中ではその大きな変化を違和感なく受け入れることができますが、周囲の人たちには驚かれるかもしれません。
その変わりように戸惑う人も。知らず知らずのうちに周りを翻弄して、振り回してしまうことがあるので気を付けましょう。

⑨頭脳線(知能線)が二重にある

二重頭脳線の持ち主は、知能や学習能力が非常に高いと言えます。
頭脳明晰で能力が高く、様々な仕事をこなすことができるため、周りの人から「頭の良い人」と一目置かれることも。
実業家として活躍できるだけの能力が高いため、野心をもって大きな夢を抱くと良いでしょう。

また、複数の才能にも恵まれるため、一つの仕事にこだわらずに、様々な世界に関わりながら、色々なことにチャレンジしていくと吉です。
先々のことを考えながら、計画的に目標や夢に向かっていくことができる吉相だとされています。

⑩頭脳線(知能線)と感情線に橋渡し線がある

頭脳線と感情線の間に橋渡線（橋を渡したかのように線が入っている状態）があるのも、ますかけ線とされています。
この相の持ち主は、非常に粘り強い努力家で面倒見がいいアネゴ肌、兄貴分が多いでしょう。
「自分がやらなくては誰がやる！」という自意識が強いタイプなので、努力を積み重ねて大きな成功や強運をつかみ取る傾向が。
苦労することもありますがそれが身を結び、人間的な成長もできる手相の持ち主です。

⑪頭脳線(知能線)と感情線が交差している

手のひらを横に走る頭脳線が、感情線と繋がっている人は、性格的に強く困難に負けないタフさと忍耐強さを持っています。
ただし、その人生は波乱万丈で山あり谷ありと言われています。

さらに、頭脳線と感情線が交差している手相の持ち主は、上記に加え頭の回転が速いタイプ。生命線がしっかりしていれば理系思考で計算高い場合も。
一方で生命線が薄い場合は、要領ばかりよくてずる賢い性格がさらに強調されそう。ときには真っ向から勝負してみて。

⑫頭脳線(知能線)が小指の付け根にむかって跳ね上がっている

頭脳線が小指の下部分“水星丘”に向かって跳ね上がっている手相は、少し打算的なところがあり、損得勘定が得意な人だと言えます。
人当たりは良いのですが、実はあなたの知らないところで裏表があるかもしれません。

特に恋愛が絡んでくると、策略を張りめぐらせて、驚くような横恋慕をしてくることも。
そのことをしっかり心に留めておかないと、あなたが傷ついてしまうことがあるかも…。

⑬頭脳線(知能線)にフィッシュがある

頭脳線にフィッシュがある手相の持ち主は、自分の知性や才能によって社会的な成功を収める吉相。
良識があって現実に見合った判断や大人の対応ができる人でしょう。

確実に成功すると確信しない限り、あまり無茶をしないので失敗も少ないでしょう。
この頭脳線の形で、手が小さい人は大胆な性格、手が大きい人は気が小さい傾向があると言えます。
いずれにしても、常識的で頭の回転が速く頼られる性格だと言えるでしょう。

⑭頭脳線(知能線)に島がある

頭脳線に「島」がある手相を持つ人は、頭や眼に関係する病気やケガに縁があることを意味します。
また、”頭痛持ち” や “眼病” 、 “視力が低下しやすい” 傾向があり、頭脳線の末端に「島」があって、その先に線が伸びていないときは、ノイローゼなどの神経障害、うつ病など、精神的な病に注意が必要です。

小さな島や、線が薄い時は気にしなくてもよいのですが、濃くてはっきりと島の形が確認できるなら、食生活や生活習慣を見直したり、健康診断を受診するなどの注意が必要です。
 

⑮頭脳線(知能線)に細かい縦線がある

頭脳線から上に向かって細かい線が数本出ているのは、気持ちが前向きになっていることの表れ。
仕事や恋愛、人間関係などあらゆることにポジティブになっており、周囲からの好感度も高いと言えます。

一方で、細かい線が下向きだったり、線の先端が鳥の羽のように毛羽立った形になっているのは、注意が必要な手相。
神経機能が衰えているのかもしれません。
メンタルが落ちており、やや鬱の傾向があるのでリフレッシュすることを意識してみましょう。

⑯頭脳線(知能線)にスクエアがある

頭脳線にスクエアがある人は、相手の気持ちを理解する能力が高い反面、気遣いで疲れてしまうタイプ。
人前で目立ったことをするのが不得意で、自分の意見をなかなか発言することができないため、やりたくないことをやらされてしまう場合も。
カウンセラーなどの仕事に適正が高いと言えますが、自分自身のケアもしていかないと、ストレスが溜まって鬱になってしまう場合もあるので要注意です。
また、権力者や強気な人の意見にとらわれやすい傾向もあるようです。

⑰頭脳線(知能線)にクロスがある

頭脳線にクロスがある場合は、センスがよいことの表れです。
このクロスの持ち主は芸術的感性に優れ、直感やインスピレーションを創造的なことに活かせるタイプが多いと言えます。
特に、芸能やデザイナー関係の仕事で成功するでしょう。

また、目に見えないものに守られていることが多く、一般的に運が良いとされています。
そのおかげでトラブルから救われることも。
ただ、恋愛よりも仕事を優先しがちなので、恋はやや縁遠い傾向が。

⑱頭脳戦(知能線)がマスカケ線になっている

頭脳線が伸びてますかけ線上になっている場合は、持ち前の頭脳を使って目標をスマートに達成していくタイプ。
社会に出ると出世まっしぐらコースを歩んでいくでしょう。

頭脳線はその人がどのくらい理性的で頭の回転が速いのか、知的成功に恵まれるのかを表す線です。
特に注目すべきは“先端”の状態。ここがフォーク状になっていたり、星形の紋が出ていたりすれば、知恵を活用して“大成功をおさめる前触れ”だと言えるでしょう。

頭の働きを現す頭脳線

頭脳線は、別名“知能線”と言われ、主に頭の働きを現す線です。
頭脳線が明確に深く刻まれる程、頭脳明晰であることを現し、逆に切れ切れであったり、鎖状であった場合には思考力が散漫になり集中できないと言われます。

頭脳線は深く明確に刻まれているものを吉とし、分かれていればなお良いとされます。
しかし、薄かったり短くても落ち込むことはありません。
直感や芸術的感性に優れているのですから。自分の適性を知る上での手がかりにすることこそが大切なのです。