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「目礼」の意味と読み方とは?

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目礼=もくれい と読みます。
目礼とは、声が出せない状況や、相手に声を掛けれない場合に行う挨拶です。

例えば、相手が遠くにいる場合や、挨拶したい相手が他の誰かと会話をしている場合です。
相手が誰かと会話しているときに、割って挨拶することは失礼にもあたります。

また、自分自身が誰かと話ていて、話を中断できない場合も同じです。
だからと言って、無視することもよくありません。

後で、改めて挨拶する場合でも先に目礼をするだけでも印象が変わります。

目礼を使うべき状況

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目礼を使う状況を紹介します。
自分が誰かと会話している最中に、知り合いや取引先の方と偶然目が合ったとします。

そのまま目をそらすことは、無視されたと勘違いされてしまいます。
どんなに、込み入った話だとしても目があったら目礼だけでもしておきましょう。

その逆も然りです。
相手が誰かと話ている時に目があったら、目礼をします。

挨拶しなきゃと無理やり会話を遮らせることは相手に失礼です。
目礼をしてその場を去りましょう。

必要であれば目礼をしていても、会話終わった頃を見計らって改めて挨拶をしに行きましょう。

目礼のやり方

仕事中の女性2

やり方①:目と目をしっかりと合わせましょう

声をだす挨拶は、相手に聞こえていなければしていないと同じと言われます。
目礼も同じで、目礼の場合も相手に目礼していることが気づかれないと意味がありません。

しっかりと相手の目をみてください。
もちろん無表情よりも口元は歯を見せなくても良いので、軽く笑顔の状態でいましょう。

相手が気づかない場合は、少し見続けましょう。
あまりにも気づかない場合は、改めましょう。

やり方②:軽く会釈をしましょう

目礼は目の挨拶だけでも良いです。
しかし、余裕があれば少しお辞儀もしましょう。

相手もこちらに気づいて、目が合ったら軽くお辞儀をします。
ただ、お辞儀するだけではいけません。

背筋を伸ばして、浅めのお辞儀をします。
1で体を倒し、2で一旦停止し、3でゆっくり起き上がるイメージで会釈しましょう。

首だけでペコっと挨拶しないよう、たとえ相手が遠くにいたとしても肩から動くイメージでお辞儀しましょう。
そして、お辞儀の後も相手の目を見るようにしてください。

お辞儀の後、違うところをみていると相手も嫌な気分になります。
目が相手からそれることで、挨拶が中途半端なまま次の動きをしてしまう可能性があります。

相手に流れ作業的な印象を与えて、逆に悪い印象になってしまいます。
挨拶はしたとしても、仕方によっては悪い印象も与えかねないので、やるならしっかりとしましょう!

必ず目を合わせて終わってくださいね。
最後も軽く笑顔を意識して、その場を後にしてください。

目礼の類語とその違い

握手する女性

類語と違い①:黙礼

目礼と似ていますが、黙礼は言葉を発しない挨拶のことです。
目礼は、目と目だけの挨拶で、軽いお辞儀程度です。

黙礼は、目礼よりはしっかりと身体を倒します。
お辞儀だったり、敬礼だったりその場のシュチュエーションによります。

また、黙礼は明るい挨拶以外の場合にも使用します。
遺影に黙礼を捧げたり、被災地に黙礼をするというような場合です。

挨拶と言っても、おはよう、こんにちは、こんばんはだけではありません。
言葉を発しないまたは、発してはいけない場合に黙礼をすることが多いです。

類語と違い②:会釈

会釈は、親しい相手に対して行うことが多いでしょう。
倒す角度も15度と浅めです。

なので目上の人には行わないでくださいね。
浅いお辞儀なので、体を倒すときは相手の胸元に目線を落とすようにすると自然にできます。

もちろん、最初と最後はしっかりと相手の目をみて微笑んで行いましょう。
会釈は、親しい相手でも日常的に行うことで人間関係がよくなります。

無視して通り過ぎず、気にかけて行いましょう。

類語と違い③:敬礼

敬礼は、目上の人やお客様に挨拶するときに行います。
体は30度くらい倒しましょう。

目線は、2メートル先の床を見るように下げると自然です。
体を倒したら、少し停止してから体を起こしてください。

すぐに体を起こすのは、見え方もスマートではありませんし、相手より先に体が起きているのも気まづいですよね。
優雅に動くイメージで行ってみましょう。

類語と違い④:最敬礼

最敬礼は、もっとも重要な人に挨拶するときに行います。
また、心を込めた感謝や謝罪をするときにも最敬礼を使うでしょう。

あまりにも長いと逆に、実際に本当に心からの謝罪なのかしらと思う謝罪会見もありますが...
すぐに体が起き上がるよりは誠意が感じ取りやすいです。

角度は45度から60度といわれています。
1メートル先の床を見つめる感じで目線を下げてみましょう。

マナーはパフォーマンスでもある

話し合い中の二人

日本は特に、挨拶や敬語に厳しい国でもあります。
面倒だと思うこともあると思います。

昔より、上下関係もゆるくなってきたかもしれませんが、常識として最低限のことはこれからも必要となってきます。
笑顔や挨拶をすることで、人間関係もスムーズになり、困った時に助けてもらいやすくなるのも事実です。

マナーと思わず、パフォーマンスだと思ってみてください。
何かあった時に、助けてもらえるための。

ちょっとずるい考えかもしれませんが、自分のためにと思えば少し肩の力が抜けると思いますよ。

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ライター
noel編集部

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